6月7日 (火) ラジオカーリポート
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午前は、東山区にあります『六波羅蜜寺 (ろくはらみつじ)』さんにお邪魔しました。
大変歴史深い、京都以外からの参拝者も多いお寺さんです。
重要文化財の宝庫でもある 『六波羅蜜寺 (ろくはらみつじ)』 なんですが、
先月 新しい宝物館「令和館」が開館されました。以前の宝物館の老朽化や、空也上人の1050年遠忌記念事業の一環として開館されました。
鉄筋コンクリート造りの2階建て、延べ床面積は約210平方メートル。
最新の照明や空調設備、 除湿、加湿装置が備えられ、展示ケースは反射が少ないガラスに。
館内には、 空也上人立像(重要文化財)の他、平安期の薬師如来坐像 (重要文化財)や鎌倉期の平清盛坐像 (重要文化財) など、重要文化財 14体を含む17体の御像が展示されています。以前の宝物館では左右にも仏像が並んでいたため正面からしか、空也上人立像が見られなかったが、
令和館では側面、背面も鑑賞できるようになりました。『六波羅蜜寺』お問い合わせ 電話075-561-6980
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午後は、東山区にあります、「鍛金工房 WESTSIDE33」さんにやってきました。
店内にはお鍋をはじめ、台所用品がたくさん並んでいます。
鍛金職人として約70年、腕一本で工房を支えてきた店主さんが、
先代が行っていた業務用鍋の卸から、徐々に家庭向けの多彩なデザインを展開し、1994(平成6)年にオープンされました。
包丁と同じく、 日本一と料理人から評判の高かった「有次」 の行平鍋。これを作っていた店主さんによるファクトリーブランドで、店名の 「WEST SIDE 33」は、三十三間堂の西側という意味。鍛金とは、金属を槌つちで打って形を整えてゆく技法で、
槌目 (つちめ)と呼ばれる金槌 (かなづち) 跡がうろこのように美しい模様が特徴的です。
職人の手作業で均一に打ち出された鍋は、熱伝導に優れ、しっかりと厚みがあり、
だしや煮物もおいしく仕上げてくれます。
しっくりと手になじみ、 金属にもかかわらず不思議とあたたかみがあるのも良い所。
ワインクーラーや皿、ピッチャーなど、現代の食卓のスタイルに合わせたアイテムも豊富にそろう。『鍛金工房 WESTSIDE33 (たんきんこうぼうウエストサイド・サーティースリー)』
お問い合わせ先 電話075-561-5294