7月12日(火)ラジオカーリポート
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午前は、 下京区仏光寺烏丸にあります 着物の問屋さん 『啓明商事 (けいめいしょうじ)』さんにやってきました。
明治 27 年 啓明とは 「明けの明星」 の別名で、 夜明けの東の空に大きく輝いている星のこと。
「京都から日本全国へ、そして世界へ和の暮らし文化を提案する」 を使命とし、呉服の総合商社として伝統を尊重しながらも、古い考えにとらわれず 新しいことに挑戦するという意味が。
明星軒(めいせいけん)という名のオリジナル着物ブランドをプロデュース。
職人の方達との信頼関係で生み出された、本物にこだわった品々を豊富に取り揃えていらっしゃいます。お隣の大きな京町家は 「啓明商事」 が所有しているものだそうです。
普段は非公開のため、小売店とそのお客様のみに開放をして、年に数回、様々なイベントを行っています。
特に祇園祭宵山には、アカペラのコンサートやパロックコンサートなどを開催。初めての試みでもある、祇園祭の菊水鉾を縮尺10分の1で忠実に再現した模型が15,16日の夜に一般公開されます。
高さ約2メートル70センチ、長さ約70センチ、幅約30センチ。 実物と同じヒノキやカシなどの建材を用い、
くぎを使わずに職人技で精巧に仕上げています。『啓明商事』お問い合わせ先 電話 075-361-8251
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午後は、祇園祭後祭りの鯉山町にあります 『永楽屋 室町店』 にやってきました。
佃煮とお菓子を取り扱っているお店で、本店は河原町四条にあります。
1946年(昭和21年) に現在の本店がある河原町四条にて創業。
店内には佃煮や干物などの食料品を扱う 「食品部」 と、 ビスケットやキャンディーなどを扱う 「菓子部」
また菓子部の2階には「喫茶部」が設置されています。
日本人の食生活に欠かせない 「米と茶」 が引き合せてくれた、
全国でも珍しいからいもの(佃煮)とあまいもの(菓子)を取り扱うお店です。室町店では毎年、祇園祭限定の商品が販売されています。
中でも祇園祭限定 「水あずき」 が名物。
鯉山町にある室町店のみで販売され、ストローでいただく "飲む水羊羹"です。
寒天のつるんとした喉越しに、さっぱりとした小豆の甘さ。 小豆には夏バテ予防効果があり、山鉾巡りのおともにもおすすめ。
販売期間は明日7月13日 (水)~7月24日 (日) まで。なくなり次第終了です。『永楽屋 室町店』 お問い合わせ先 電話075-255-6601