9月19日ラジオカーリポート
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今日は、伏見区にあります
仏具製造の『ウナテ工房』からラジオカーリポートをお届け!こちらは、神輿などの神仏具を製造されている工房
1992年に創業。全てに感謝をモットーに開業されます。
とある本の中で一体の仏像彫刻に出会ったことから始まり、
木であるはずの仏像から感じられる圧倒的な生命感、造形、宮殿の美しさには、
数百年前から受け継がれた伝統の技が感じられたそうです。
職業は"宮殿師(くうでんし)"という仏具の専門職。
宮殿師とは、お寺の本堂の中で一番大事な所、仏様を安置する場所を作る専門職。
円柱状の柱抜きから瓦にいたるまでの、たくさんの小さい木の部品を作り、
それらを組んで接着剤でつなぎ作り上げていきます。
その他にも、ウナテ工房では各宗派の神輿などの神仏具を、手仕事で製造されています。数百年前から受け継がれている伝統の技があるそうですが、
図面は使わず、『杖』と『型』で御宮殿を製造。
杖は、2cm角で長さ2mほどの棒。
この棒一つで御宮殿の間口、奥行き、高さ細部の振分けなどが書き込まれています。
型は、屋根などの曲線や重なり合う所の角度などが書き込まれています。
脈々と受け継がれてきた伝統を守り、継承して行く事が使命と思い、取り組まれています。この古くから受け継がれた宮殿師の伝統技法を活かして、
『ウナテ工房』では日常使いできるアイテムも製造されています。
『ウナテ工房』の木工製品は、
現代の生活をもっと豊かに彩り、伝統技術を未来へと継承できるのではと考え開発。
一つ一つ丁寧に作り出される品々はぬくもりを感じられます。
テーブルや椅子、小物入れなど実用品から、
ネームプレート、アートパネル、クリスマスツリーといったアート作品も多数。『ウナテ工房』のお問い合わせ先は、
電話 075-935-0737
HP https://kuuden-shi.jp/皆さんも職人技をご覧になってみては?