2月27日 京都トークRUN
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京都トークRUN!
京都府政の最前線・最新情報、イベント情報などお送りします!
今回の「京都トークRUN」は、西脇隆俊京都府知事にお越し頂き、お話をうかがいました。■京都府立植物園100周年&早春の草花展
今回は1924年=大正13年の1月1日に日本で最初の公立植物園としてオープンし、今年100周年を迎えた京都府立植物園の話題をお届けします。
第二次大戦中は、菜園が設けられ食料増産の場になったほか、戦後は昭和21年から12年間、連合軍に接収され多くの樹木が伐採されるという過去も。その後、昭和36年4月に再び府民の憩いの場として公開されました。
24万㎡の広大な敷地内に、テーマ別に約12,000種類、約12万本の植物を栽培していて、日本ではなかなか見ることのできない、珍しい植物も見ることができます。「宝石の塔」の和名を持ち、2万個の花がつくという「エキウム シンプレックス」や、白いハンカチがゆらゆら揺れるようにみえ、植物界のパンダと言われる「ハンカチノキ」なども栽培されています。
規模・種類共に日本最大級の観覧温室では、国内初展示、初開花の植物も多く、世界の熱帯植物が身近に鑑賞できます。温室内の「ラン室」は、100周年に合わせて1月にリニューアル。シンガポール植物園から譲り受けた国内でも貴重なランが展示されているほか、ランで彩られた壁や、新しくできたフォトスポットなど、見どころがいっぱいです。
また、川端康成の小説「古都」に登場する「くすのき並木」や、正門横の大きなヒマラヤ杉など、開園当初から植物園を見守ってきた樹齢100年を超える木々があちこちに残っていて、年間来場者数は80万人を超えています。
3月10日(日)まで開かれている、京都府立植物園 100周年記念「早春の草花展」では、春を象徴する花であるルピナス、ストック、チューリップ、ハナナなどを、特設会場に設置した約 100mのビニールトンネルの中で彩りよく展示していて、一足早い「春爛漫」を満喫することができます。~西脇知事からのメッセージ~
植物園は今年100周年という大きな節目を迎えることができました。これまで府立植物園を支えて頂いた先人達、いまも様々な活動を支えて頂いているみなさんに感謝し、様々な技術や研究成果を生かし、生物の多様性保全に貢献していきたいと考えています。同時に府民の皆さんが自然に触れ、学べる貴重な場として、これからも大切に守り育てていきたいと思います。西脇知事、ありがとうございました!
来週も「京都トークRUN」をよろしくお願いします。