今回紹介する名店は「美濃吉本店 竹茂楼」。創業は享保年間、徳川八代将軍の頃。東海道五十三次の終点だった三条大橋のあたりに、腰かけ茶屋を開いたことに始まります。
海が遠い京都は新鮮な海の幸が入りにくく、京都の料亭では、川魚のおいしさを最大限に生かした料理が発達しました。江戸時代後期には、「川魚生洲八軒」のうちの一軒と、京都所司代から認可を受けています。
今回は夏の土用の丑の日に活力をつける鰻の料理を二品。関西流の腹開きではなく、背開きで焼かれた鰻を使い、京都ならではの上質な酢を使った「うなぎの姿すし」と、表面はカリッとしながら中はとろけるような柔らかさに仕上げられる「鰻蒲焼」をご紹介します。





今回ご紹介した名店
美濃吉本店 竹茂楼
京都市左京区粟田口鳥居町65
営業時間
昼 11:30~14:00(14:00までに入店)
夜 17:00~22:00(19:30までに入店)
※要予約
定休日 年中無休(年末年始を除く)
土・日・祝は中間休まず営業
電話:075-771-4185
FAX:075-761-1890