今回紹介する名店は京都市下京区の五条大橋近くに店を構える「半兵衛麸」。元禄2年創業、京麸造りに300有余年、伝統の味と技を守り続けるとともに、食文化を伝える「お辮當箱(べんとうばこ)博物館」も開館しています。
展示されている弁当箱は蒔絵(まきえ)や螺鈿(らでん)などで彩られ、見事なまでの美しさです。半兵衛麸が昼食に提供する料理「むし養い」は、京麸を様々な形で調理したお弁当。季節に合わせて梅や紅葉、折々の野菜などをかたどった「細工麸」は、京料理には欠かせないものです。
今回は、焼いた香ばしい香りと味噌の相性が抜群な「なま麸田楽」と、だしと大根おろしでさっぱりといただく「なま麸生ゆばのみぞれ椀」をご紹介します。







今回ご紹介した名店
半兵衛麸
京都市東山区 問屋町通五条下ル上人町433
営業時間
販売 9:00-17:00
茶房 11:00-16:00(14:30までに入店)
定休日 年末年始のみ休業
電話 075-525-0008 / 0120-49-0008(フリーダイヤル)
FAX 075-531-0748