第36巻 三嶋亭・文明開化の味を伝える すき焼き

今回紹介する名店は、京都市きっての繁華街・寺町商店街で極上のすき焼きを提供する「三嶋亭」。当時牛肉を食べる機会が少なかった日本でいち早く牛鍋の調理法を取り入れ、明治6年に創業。そして今でも独自の調理法と秘伝の割り下で、京都のすき焼きの味を伝えています。

三嶋亭ではすき焼きの調理は仲居さんが行い、楽しい会話とともに、丁度いい焼き加減で食べごろを教えてくれます。すき焼きのコースには牛肉を使った料理が添えられ、京料理の新しい食文化も感じられます。

今回は、季節の前菜として蕪と柿を使った「牛柿(ぎゅうかき)なますジュレ掛け」と、美味しい水で育まれた京野菜にもこだわった「すき焼き」をご紹介します。

今回ご紹介した名店

三嶋亭 本店
京都市中京区寺町通三条下る桜之町405

営業時間
本店・すき焼店
11:30-22:30(LO 21:30 ※入店は20:30まで)
花コース(前菜付)の場合、20:00までの入店
定休日 不定休あり
※詳しくは三嶋亭のホームページで確認してください。
http://www.mishima-tei.co.jp/

電話 075-221-0003
FAX 075-221-0842