第41巻 懐石近又・風情ある町家で味わう冬の旬

今回紹介する名店は、豊富な食材がそろう京都市中京区・錦市場の近くにある「懐石 近又」。

かつては近江の薬商人が定宿としており享和元年に創業、明治になって初代・近江屋又八の名前をもとに屋号を改め、現在の「近又」となりました。京町家のつくりを今に伝える佇まいは、国の登録有形文化財に指定されています。

7代目当主の鵜飼治二さんは、京野菜マイスターの知識を生かして、食材を生かす季節の料理を提供しています。

今回は、冬の味覚"カニ"と京野菜"堀川ごぼう"を椀物にした「蟹味噌豆腐の蟹身のすり流し」と、西日本の高級魚"マナガツオ"に杉板の焼いた香りをまとわせた「マナガツオの西京味噌漬け杉板焼き」をご紹介します。

今回ご紹介した名店

懐石・宿 近又
京都市中京区御幸町四条上ル

営業時間
朝食 7:30-9:00 (入店)
昼懐石 12:00-13:30 (入店)
夕懐石 17:30-19:30 (入店)
定休日 水曜日

電話 075-221-1039
FAX 075-231-7632