お客との些細なトラブルでホテルでの職を失い、次に面接を受けたモナリザホテルでもそのことを突っ込まれ、人生の見通しが立たなくなった矢先、養父に襲いかかられ不可抗力だが殺人を犯してしまうヒス。一方、ヒスが道端に捨てた養父の死体をひいてしまったモナリザホテルの副社長ギョンチェ。警察でうなだれるギョンチェの前にヒスが現れ…。
人生のステータス、全てを失いかけていた女性ヒスと全てを手にしていたギョンチェ。二人は友人となり、お互いに寄り添っていくが、ヒスはギョンチェの全てを徐々に奪い始め、何もかもがなくなったギョンチェが気付いたとき、友情を超えた強烈な復讐が始まる!!復讐が復讐を呼ぶ泥沼劇の火蓋が切られる!!!
ホテルで契約社員として働くヒスは、再契約に向け正社員雇用の有力候補に挙がりながら客とのトラブルで解雇されてしまう。一方、父親ドンチョルの経営するモナリザホテルで副社長に昇進した長女ギョンチェはホテルの総支配人のジソプと密かに交際をし、父親からの度重なるお見合い話に困っていた…。
ヒスは解雇処分の取り消しを条件にキム部長の待つモナリザホテルの客室へ向かいベッドをともにする。しかし解雇は取り消されず、それを知ったヒスは部長を問い詰めるが、逆に残酷な現実を思い知らされてしまう。放心状態で家に帰る途中、走ってくるギョンチェとぶつかりバッグを取り違えたヒスはバッグを返しにギョンチェを訪ねる。
モナリザホテルの面接を受けたヒスはキム部長とのスキャンダルを面接官からとがめられホテリアーとしての未来が閉ざされたことを悟る。ショックで倒れそうになるヒスを助け、励ますジソプ。帰宅したヒスの前に戸籍上の父親が現れ、ヒスにカネをせびる。一方、ホテルで働くために帰国したシェフのスヒョクは空港に降り立つ。
ギョンチェは事故の被害者が死んだと聞きショックを受け、罪悪感に深く苦しむ。ジソプは被害者の娘であるヒスに会い示談金を渡す。一方、祖母のヘグムがいるモナリザホテルのレストランに現れ突飛な行動を取るスヒョク。戸惑うギョンチェはスヒョクとぶつかるが、自分の捜しているシェフが目の前にいるとは夢にも思わない。
ギマンの葬式を訪れたギョンチェは泣き崩れるポクチャの姿にショックを受け、力になれることがあれば連絡するようにとヒスに名刺を渡す。ドンチョルはジソプが手際よく事故を処理したことを高く評価。ジェシクはヒスにギョンチェからカネをせびるよう、そそのかす。その頃、ギョンチェの家へ記者たちが副社長就任の取材に訪れる。
母オクソンに、事故の遺族から事故について口外しないという念書を取ってくるように言われたギョンチェだったが、2人が困っていることを知り、なんとか力になりたいと思う。家をくれるというギョンチェの厚意に、ヒスは甘えたくないと伝えながらも、借金取りに苦しめられている姿をわざと彼女に見せつける。
借金取りに押されヒスが頭を強打するのを目撃したギョンチェは、ヒスを慌てて病院に連れていく。父親を亡くしたあとのヒスの苦しい状況を知り哀れむギョンチェは、ヒスとボクチャを自宅に住まわせたいとドンチョルとオクソンに伝えるが強く反対される。しかしギョンチェは両親を何とか説得しヒス親子を家に迎えいれる。
モナリザホテルを訪れたスヒョクは、ギョンチェがシェフを解雇する様子を偶然、目にする。シェフが突然倒れ、ギョンチェと共に病院に同行したスヒョクは、ギョンチェの優しさに気づく。一方、ギョンチェの家で自分の家のように振る舞うヒス。郵便配達員にも自分がギョンチェだと言うその態度に、オクソンは不満を募らせる。
捜していたシェフがスヒョクだったことを知り、戸惑うギョンチェ。社長に対し卑屈に振る舞うピョングクにジソプはいらだちを募らせる。そんな時、モナリザホテルがAPECの会場に選ばれる。ドンチョルは何くれとなくウンチェの面倒を見るヒスに小遣いを与え、ヒスはお礼にとささやかなプレゼントを贈る。
スヒョクはギョンチェとジソプが内緒で交際していることを知る。一方、ヒスからもらった贈り物をドンチョルが使う姿を見たオクソンは、怒りのあまりすべて捨ててしまう。この事実を知ったヒスはこれを巧妙に利用し、ドンチョルの同情を誘おうと試みる。しかしヒスの本性を知るオクソンはそんなドンチョルに対して反発する。
スヒョクはビョングクを冷たくあしらうジソプを目撃する。一方、ギョンチェに使いを頼まれたヒスは再びモナリザホテルを訪れることに。ギョンチェはヒスが問題を起こしている客に迅速に対応するのを目にする。ギョンチェの服を借りたヒスがホテル内を歩いていると、ギョンチェと勘違いしたジソプに後ろから抱きすくめられる。
ギョンチェとジソプの仲は深まっていくが、2人の関係を知らないドンチョルはギョンチェに自分が選んだ相手と結婚してほしいと言い、先延ばしにしてきた見合いの席に出るよう強要する。一方のジソプはヒスの履歴書に前職場の上司とのスキャンダルで入社不可対象と書かれているのを見て、ギョンチェにその旨を伝えようとする。
ヒスは、モナリザホテルに勤務するいとこを持つ前の職場の同僚ジュハに頼み、自分がブラックリストの対象者であることを確認しようとする。一方、ヒスが迎えに来なかったためにウンチェは1人で家に帰ろうとして、ジソプの弟ピルソプの運転する車に轢かれそうになる。ウンチェが帰宅しないため、ミン家は大騒ぎになっていた。
スヒョクは職員たちが、自分がホテルに恋人を連れ込み密会を楽しんでいるとウワサをしていることを知り、ジソプの仕業だと気づく。一方、オクソンはウンチェに、ヒスが福祉館に迎えに来たのは本当かと尋ねるが、ウンチェはうまく伝えることができない。そんな中、ヒスはドンチョルやギョンチェの信頼を着実に勝ち取っていく。
ヒスがモナリザホテルに正社員として特別採用されたことを知ったオクソンは激怒しギョンチェとドンチョルを責める。ヒスは一般採用された新入社員の研修に途中から加わることになるが、ヒスをよく思わない社員から不当な扱いを受ける。そこに割って入り、ヒスをかばうジソプ。一方、スヒョクはギョンチェが何かと気になる。
研修中に酔っ払った客に飲酒を強要されたヒスだったが、ジソプが助けに入り事なきを得る。ヒスはその姿を見て、ますますジソプに引かれ、ギョンチェへの嫉妬心を強める。一方、配達先の福祉館でウンチェとの再会を果たすピルソプ。父がセッティングしたお見合いを断れずに行ったギョンチェだが、そこにジソプが現れる。
ビョングクはジソプにギョンチェを諦めるように言うが、ジソプは意思を曲げない。ジソプはヒスがいる前でギョンチェにプロポーズをし、ギョンチェはヒスに愛の証人になってほしいと頼む。一方、自分のダイヤの指輪がなくなっていることに気づき、ボクジャを疑うオクソン。ドンチョルの制止を押しきり、ボクジャを家から追い出す。
スヒョクとギョンチェが仲良く料理をする姿を見て2人のことが気になるジソプは、ギョンチェがなくした指輪をスヒョクの机で見つけ、スヒョクにケンカ腰で詰め寄る。一方、ヒスの策略によってウンチェの誕生日の席に呼ばれなかったオクソンはボクチャとヒスがドンチョル、ギョンチェ、ウンチェと家族のように過ごす姿を目撃する。
ギョンチェはドンチョルに、付き合っている相手がいることを打ち明け、顔合わせの席を設ける。ビョングクはジソプに見合い話を勧める。ジソプの父親がビョングクだと知ったヒスは少しずつジソプに接近し始める。一方、ボクチャ母子がホテルに宿泊していると知ったオクソンは、強引に部屋に踏み込んで指輪を発見する。
ギョンチェの交際相手がジソプだと知ったドンチョルは、ジソプにギョンチェはヨンイングループの人間になるから別れるように伝える。ギョンチェはジソプが自分の電話に出ないことに苦しみ、酒に酔ってスヒョクをジソプと勘違いする。スヒョクにギョンチェが抱きついているところにヒスから電話のあったジソプが現れる。
ジソプとギョンチェがいる場でジソプと父親であるビョングクの話をほのめかし、ジソプを徐々に締め上げ始めるヒス。ようやく取りつけたジソプとの約束をすっぽかされ、ドンチョルの前でビョングクがジソプの父親であることが露呈するよう仕向ける。一方、ドンチョルはギョンチェがジソプと交際を続けていることに激怒する。
ジソプは、父が社長の運転手のビョングクであることが明らかになると、ギョンチェに別れようと言うがギョンチェは結婚に反対する父ドンチョルが認めてくれるまで、結婚を保留することにする。スヒョクの祖母ヘグムは、自分の側に付く人間を探すうちにジソプの存在を知る。一方、ジェシクがヒスに会うためホテルを訪れる。
スヒョクとギョンチェの仲むつまじい姿を見たヘグムは2人の仲についてスヒョンに問いただし、2人の父親の話を持ち出しギョンチェだけは絶対にダメだと強く反対する。一方、ヒスの本性を暴くことを心に決めたオクソンはウンチェが迷子になった日にヒスが福祉館に迎えに行かなかったことをウンチェから聞き出し憤慨する。
リゾート開発のために地主の家を訪れたギョンチェは、地主に棒で殴られ意識を失い病院に運ばれる。ギョンチェの父ミン社長は、ギョンチェに同行しなかったジソプがオ理事と一緒にいる姿を目にし、ジソプを責める。一方、ギョンチェの家に呼び戻されたヒス母子は、以前とは違うオクソンの親切な態度に戸惑いを隠せない。
退職届を書いてホテルから出て行けというドンチョルの圧迫に苦しむジソプは、酒に酔い潰れ、ギョンチェは夜通し看護する。一方、ヒスはドンチョルにジソプとギョンチェが一晩中、一緒にいたことを話し、一緒にホテルへと向かう。さらにドンチョルの怒りを買ったジソプは、オ理事に同じ船に乗りたい意思を伝える。
オ理事と手を結んだジソプは、ドンチョルの辞職勧告を拒否する。ミン社長の家までやって来たジェシクは、ボクジャに意味深長な言葉を残して去る。一方、自分にはありのままの姿を見せていいと言ってジソプに近づくヒス。ギョンチェと共に穏やかな時間を過ごしたスヒョクは道端でキスを交わすジソプとヒスを目撃する。
ヒスは客室に忍び込んでヘグムの正体を探ろうとする。オクソンはキム秘書を使って、ボクチャが店を空け渡す日にギョンチェが訪れたことを突き止める。スヒはピルソプに運転代行を頼むが、酔いつぶれてピルソプの家に担ぎ込まれる。ジソプのミスで食事をした招待客が倒れるが、ヒスはスヒョクに罪をなすりつけようとする。
次第にエスカレートするヒスの誘惑に揺れ始めるジソプ。同乗した車内でのギョンチェとジソプの仲むつまじい姿を見たヒスは嫉妬し車を飛び出す。スヒョクは自分を信じてくれないギョンチェに傷つくが、事件の真相を突き止めるようドンチョルから指示されたギョンチェは恋人ジソプがヒスとともにウソをついていたことを知る。
ギョンチェは監視カメラの映像を確認し、ジソプとヒスがウソをついたという事実に戸惑いを隠せない。スヒョクを疑ったことを申し訳なく思い、心から謝罪することで2人の確執は解ける。一方、ヘグムはビョングクに会い、自分の個人秘書をしてほしいと頼む。ヒスはジソプとギョンチェのことを思い、ウソをついたと弁明する。
リゾートの敷地買収に苦戦するギョンチェに対して、理事会から副社長再信任の決議案が出される。敷地買収の件にヘグムが関わっていると察したヒスは、偶然を装いながらヘグムの素性を探り始める。一方、ヒスの誘惑に揺れるジソプはギョンチェに隠れてヒスと会うようになり、スヒョクはギョンチェと距離を縮めていく。
スヒョクはジソプとヒスの関係をギョンチェに伝えようとするも、なかなか切り出せない。ジソプはギョンチェと距離感を縮めるスヒョクを警戒する。ヘグムと取引をし、土地売買契約書を入手したヒスはギョンチェとドンチョルの心をつかむことに成功する。一方、オクソンはヒスの過去を暴くべくジェシクを調べ始めていた。
ジソプとヒスが同じ客室から出るのを目撃したスヒョクは2人の関係を確信し、ジソプを問い詰める。ギョンチェはジソプを不審に思い、悩む。ドンチョルの信頼を得たヒスは新人ながらも支配人に抜擢される。一方、ドンチョルがギョンチェを財閥の家に嫁がせようとするのを知ったジソプはギョンチェに結婚を急ごうと促す。
ギョンチェがヒスのことを疑うことに悩んでいると、スヒョクは友達でも疑うべきことは疑い、真実を直視するのが正しいと心から忠告をしてやる。一方、オクソンは、事故の1時間前に速度違反の監視カメラに映ったヒスの写真を見て、再捜査を要請しようとする。そんな中、ギョンチェはジソプの両親に挨拶をしに向かう。
ギョンチェはジソプと一緒にジソプの両親に挨拶に行くが、ジソプは店の前でヒスからの電話を受け、急いでその場を去っていく。一方、チャンスクがジソプの母親だということを知ったギョンチェは、ジソブが両親についてウソをついていたと失望し、ジソプへの不信感を募らせる。その頃、ジソプはヒスが妊娠した事実を知らされる。
ヒスとジソプは口裏を合わせ、ギョンチェにヒスの一方的な片思いだと言い繕う。ギョンチェはヒスに家を出るよう言い渡す。オクソンはジェシクにカネを与えるかわりヒスがギマンを殺し交通事故に見せかけた証拠を渡せと迫る。そんな時、ジェシクは旧知のピルソプと偶然出会い、ウンチェがモナリザホテルの社長令嬢だと知る。
ドンチョルが裏金工作をしていることを知ったヘグムは帳簿を手に入れようとドンチョルの家に住むヒスに家を探すよう命じる。一方、ヒスに別れを告げたジソプはヒスの妊娠もウソだったことを知りさらにヒスを突き放すが、そんなジソプにヒスは裏切られた気分になる。ヒスと距離を置こうとするギョンチェにヒスは憎しみを抱く。
自分を相手にしないヒスに腹を立てたジェシクは、オクソンにウン・ギマン殺害の証拠写真を渡す。その後、ヒスにも写真を送付し、オクソンに渡した事実を告げる。ヒスはボクチャに、ギマンを殺したのはギョンチェでなく自分だと打ち明ける。2人は証拠写真を探すが見つからない。そこでボクチャはある提案をヒスに持ちかける。
火の中でオクソンは意識を失い病院に運ばれる。誰もいないと思っていたヒスはオクソンが危篤と知り激しく動揺する。スヒョクは、ヘグムとヒスが一緒にいるのを見て不安になる。火事の時に家でヒスを見たというウンチェの言葉から、ギョンチェはヒスを疑い始める。そんな中、ギョンチェはオクソンが何かを訴えるのを耳にする。
意識を一瞬、取り戻したオクソンはしきりにヒスの名前を呼び再び意識を失う。ギョンチェはヒスに探りを入れ、それを感じ取ったヒスは不安におびえる。またウンチェが迷子になった時に捜したのがヒスではないことを知ったギョンチェはますますヒスをいぶかしく思う。一方、ジソプはドンチョルから突然、解雇される。
ギョンチェに遺言を残して逝くオクソン。放火の可能性を疑うギョンチェは、消防署に再捜査を依頼する。ヒスは、ミン社長の秘密資金の裏帳簿をナ夫人に渡し、その代価としてギョンチェの家を要求する。火事が起きた時、ジソプの使いに出ていたというヒスのアリバイを、ギョンチェはジソプに確かめるべく、ジソプを呼び出す。
ギョンチェはヒスに犯行を自白するよう詰め寄るが、ヒスは拒否し、ヒスの本当の姿にギョンチェはショックを受ける。一方、ジソブはオ理事からドンチョルの裏帳簿を受け取り、検察に告発。そしてドンチョルはギョンチェの目の前で緊急逮捕され、さらにギョンチェは追い込まれる。スヒョクはヘグムの仕打ちに腹を立てる。
理事会の解任決議でギョンチェは会社から追放され、ヒスに対する復讐を誓う。一方、ドンチョルの面会に来たヘグムは、自分がチン・ミョンソプの母親だと明らかにし、ドンチョルはショックで倒れてしまう。自分の祖母がギョンチェの父を追い込んだと知ったスヒョクはヘグムに抗議し、しばらく家を出ると宣言する。
副社長の座を追われたギョンチェは、スヒョクの計らいでモナリザホテルの厨房の補助を務めることになる。ジソプはギョンチェとの交際が元でオ理事の黒幕の怒りを買い、総支配人に戻れず、ギョンチェと距離を置き始める。そんな時ギョンチェは、かつてジソプと甘い時を過ごした708号室のセッティングをヒスに命じられる。
ジソプがヒスとベッドにいる姿を目撃したギョンチェはショックのあまり深酒しスヒョクの家で朝を迎えるが、ジソプはそれを逆手に取り責任転嫁して別れを告げる。自分を出世の手段にする目的でジソプが近づいたことを知ったギョンチェはその裏切りに悔しさを募らせる。一方、ヒスはギョンチェに対しわざとケチをつけいびる。
ヒスはギョンチェをホテルから追い出すことを条件に、ジソプを総支配人に復帰させてくれとヘグムに頼む。ギョンチェに見せつけようと、ヒスはジソプの両親を呼び出し、結婚を宣言。一方、その光景を目にしたギョンチェはヒスが自分と交際していたジソプと結婚をするようだとポクジャに告げると、ボクチャが乗り込んでくる。
意識が戻ったドンチョルは記憶を失っていた。リフォーム完了の知らせを受け、家に戻ったギョンチェは、家の所有権がヒスに移ったと知り驚愕する。一方、ギョンチェの力になりたいスヒョクだが、ヒスの背後にヘグムがいるという事実に心を痛める。ギョンチェはジソプとオ理事の話から裏帳簿の告発をしたはジソプだと知る。
ヒスとジソプの両家顔合わせの席で、以前ウンチェが迷子になった際に出くわしたヒスが兄の結婚相手と知ったピルソプ。2人の結婚に反対するが、両親は耳を傾けない。そしてヒスとジソプはすぐに挙式することになる。花嫁姿のヒスの手を握り、記憶喪失である父ドンチョルが入場するのを目撃したギョンチェは驚愕する。
結婚式当日、父親代わりにヒスと入場するドンチョルの姿を見たギョンチェは、慌ててドンチョルを外に連れ出す。ヒスはそうなった経緯を招待客に巧みに説明し、同情を買ってギョンチェを悪者にする。一方、スヒョクがギョンチェと親しげにしているのを目撃したヘグムは、マンションに人を送ってギョンチェたちを追い出す。
ヒスがギョンチェの名をブラックリストに載せてほかのホテルで働けないようにしたため、ホテルを解雇されたギョンチェは酒場の厨房で働き始める。解雇を知ったスヒョクはギョンチェを捜しに店を訪れ、酔った客に絡まれていたギョンチェを救い出す。その頃、ヒスの家ではボクチャとチャンスクの争いがあとを絶たなかった。
スヒョクはホテルを辞めてギョンチェとパスタ店を経営する準備をする。ヒスはジソプの両親がギョンチェより自分を低く評価していることを知り憤りを感じる。ドンチョルは自分がモナリザホテルの社長だったことを知り、記憶を取り戻そうと1人でホテルへ行き、ヒスから自分の犯した罪について聞かされショックを受ける。
酔いつぶれたドンチョルを家に連れてきたボクチャは、彼に寄り添っているところをヒスとビョングク、チャンスクに見られてしまう。ギョンチェとスヒョクがパスタ店を開店させ、ホテルの職員たちが開店祝いに行くのを知ったヒスはそれを妨害する。ヘグムも開店を聞きつけ、自ら腐れ縁にケリをつけようとパスタ店を訪れる。
ヘグムはギョンチェを呼び出し、スヒョクとどういう関係なのかを尋ねる。スヒョクのことが好きだと答えるギョンチェ。一方、ヒスはスヒョクとギョンチェの店の評判がいいことに腹を立て、店にやって来て暴れ、その揚げ句、ジソブにまで八つ当たりをする。ヒスとの葛藤に苦しむジソプは酒に酔ってギョンチェを訪ねる。
酒に酔ってギョンチェの名前を呼ぶジソプに腹が立ったヒスは、ジソプに水を浴びせ、ジソプは土下座して謝る。その光景を見たチャンスクはヒスに対して怒り、ヒスとの確執がさらに深まっていく。一方、スヒョクは、頻繁にギョンチェの前に現れるジソプを牽制する。ギョンチェの誕生日に、スヒョクは彼女にプロポーズをする。
ギョンチェはスヒョクのプロポーズを時期尚早だと言って断るが、スヒがスヒョクに紹介するためにパスタ店に送り込んだ女性の登場に顔がこわばる。閉店に追い込むべく、スヒョクたちのパスタ店に偵察に訪れたジソブはギョンチェとスヒョクの仲むつまじい姿を見て腹を立てる。ジソプとヒスとの関係は冷えていく一方だった。
ジソプとヒスの夫婦仲を懸念したチャンスクは占い師から入手した品々を2人の部屋に忍ばせ、それを見つけたヒスはジソプと口論になりジソプに頬をたたかれる。家を飛び出したジソプはギョンチェの元を訪ねるが、2人の問題は自分たちで解決しろと突き返される。翌日、ジソプはギョンチェと会ったことをヒスに知られてしまう。
ギョンチェに呼び出されたとウソをつくジソプに、あきれ返るギョンチェとスヒョク。結婚を決めた2人は、ドンチョルとウンチェに報告し祝福されるが、スヒョクの祖母は猛反対する。一方、アーケード事業展開のためルビーニのキーパーソンを取り込もうと計画するヒスはホテルに来たギョンチェを見て追い払おうとする。
ヘグムは挨拶に来たギョンチェをどなりつけ、スヒョクとは絶対に結ばれることができない理由があると告げる。モニカとヒスの間に親交があると知ったヒスは、ギョンチェにルビーニ出店の仲立ちを頼むが断られ、モニカに破格の条件を提示する。一方、チャンスクはヒスに子供ができるよう高価な韓方薬を飲ませようとする。
ドンチョルのせいでスヒョクの両親が死んだことを聞かされたギョンチェはスヒョクとの別れを決心する。ドンチョルがスヒョクの親の仇であることを知ったヒスは、記憶喪失のドンチョルにその事実を伝えると、ドンチョルはショックを受け、娘の元を去る。一方、モニカはヒスとの契約条件としてギョンチェを法的代理人に置くことを宣言する。
アーケード総括責任者としてモナリザホテルに戻ったギョンチェを、ジソプは密かに歓迎するがギンチェは冷たい態度で接する。ヒスはギョンチェの反撃に慌て、ジソプの態度にいら立ちを隠せない。自分を捕まえろと言うスヒョクをギョンチェはわざと突き放す。その理由を知ったスヒョクはギョンチェの元を離れる決意をする。
ボクジャは、チャンスクが妊娠しているようだとヒスに話す。ギョンチェはヒスと事故の前に出会っていたことに気づき、ヒスを問い詰める。一方、ギョンチェの冷たい態度を寂しく思ったジソプは酒に酔ってギョンチェの名前を呼ぶ。ヒスはギョンチェを問い詰めるが、ギョンチェはジソプに気があるそぶりをし、ヒスを刺激する。
ヒスはギョンチェとホテルの職員たちを自宅に招待する。ギョンチェはヒスたちの部屋を見回しながら、もともとは自分の部屋だったのだと職員たちに話す。ウンチェの話を聞いたピルソプは、この家で火事が起きた時、ヒスが家から出てくるのを見た人がいるとジソプに告げる。一方、ギョンチェはジソプに近づき火災の件を探る。
ギョンチェは、ニセ物バッグの件はヒスの仕業だろうと推測するが、決定的な証拠がない。ヒスはギョンチェに責任を問い、ホテルから出ていけと言う。一方、ヒスはヘグムを訪ね、ギョンチェを追い出した褒美として社長の座が欲しいと言うが、ヘグムは社長内定者はほかにいると告げる。証拠が見つけられないまま理事会がはじまる。
ヒスの指示で店の商品をニセのバッグと差し替えたと社員が理事会で告白し、ヒスは窮地に追い込まれる。ヒスはギョンチェが自分を陥れるために社員に指図したと主張。ギョンチェに証拠を持ってくるように伝える。一方、モナリザホテルの新社長に就任したスヒョクはその事実を知らないギョンチェ、ジソプ、ヒスの前に現れる。
ヘグムに副社長の座を退けと言われたヒス。逆にヘグムを脅迫し、そのショックで発作を起こしたヘグムの薬を取り上げ立ち去る。ヘグムは意識を取り戻すが一時的に言葉が話せなくなる。一方、ヒスは、オ理事を丸め込み副社長解任の撤回を画策。ヘグムの薬を持ち去ったのがヒスだと気づいたジソプは、ヒスに辞表を差し出す。
モナリザホテルの新社長がスヒョクだと知って驚きが隠せないヒスたち。スヒョクはバッグの偽物トラブルでギョンチェに責任を問い、物的証拠が提示できなければ解雇すると告げる。そんなスヒョクの冷たい態度に戸惑うギョンチェ。一方、家族間のいざこざで結婚生活に嫌気が差したジソプは、かつての恋人ギョンチェに会いに行く。
バッグの件でヒスの証拠をなかなかつかめずにいたギョンチェだったが、モニカ・キムからの連絡で、ホテルのカメラ以外のカメラが存在することを知る。犯行現場の映像をたたきつけられたヒスは理事に手を回し、解雇を免れる。理事からの提案を受け入れたヒスの解雇を撤回したスヒョクに対し、ギョンチェは不信感を抱く。
ヒスはギョンチェの家に転がり込んだジソプを訪ね家へ帰るよう連れ戻そうとする。一方、刑事に会ったギョンチェは、以前、遺体を道路に遺棄し交通事故を装った犯人がヒスに付きまとっていた人物だと知る。また社長になったスヒョクはギョンチェの手助けをしようとするが、ギョンチェはスヒョクへの不信感を払拭できない。
ホテルのスタッフたちが自分たちの別居をウワサしているのを聞いたヒスは、ビョングクとチャンスク、ピルソプに家に戻ってくるよう説得する。スヒョクは冷たい態度を取りながらもギョンチェを助けようとする。ギョンチェはスヒョクの正体をはかりかねながらもスヒョクの助けを借り、ウンチェの人形を取り戻そうとする。
ヒスの犯行の証拠が入ったぬいぐるみを捜し出すことが出来なかったギョンチェは、最後の頼みの綱であるムン・ジェシクが服役中で、間もなく出所することを知る。一方、スヒョクはヘグムに25年前の事故の犯人がドンチョルである証拠を見つけたか尋ねるが、ヘグムは言葉を濁しスヒョクは事件の真相を突き止めようと心に誓う。
ギョンチェはジェシクに名刺を渡し、ヒスに用心しろと伝える。ヒスが離婚しないためにも子供を産むと言ったことを聞き、ジソプの心は和らぐ。ピルソプの口からヒスが義姉であることを知ったジェシクは、家族で外食するヒスの前に現れる。一方、ドンチョルはスヒョクの勧めで、モナリザホテルのベルボーイとして働き始める。
ギョンチェはドンチョルにベルボーイをさせるスヒョクに怒りをぶつける。事故現場付近で防犯カメラに映ったヒスの映像を入手したギョンチェは、写真を警察に持ち込むが、殺人の証拠にはならないと一蹴される。一方、周囲をうろつくジェシクにおびえるヒス。ジェシクとの会話を聞いたギョンチェはヒスの犯行を確信する。
証拠写真の原本を目の前で消すから30億ウォンを出せとジェシクに言われたヒスはヘグムに家を担保に資金の融通を頼む。ギョンチェはホテルに来たチャンスクに、ある男がヒスを訪ねてきて騒動を起こしたと言い、チャンスクはヒスにその男の正体を問い詰める。一方、ピルソプはジェシクとヒスの関係を疑い始めていた。
ヘグムからヒスが家の謄本を担保に大金を借りたことを聞いたスヒョクは、ヒスが会社のカネを流用しないか目を光らせる。ジソプの母はヒスの異性関係を疑い、ヒスともめる。一方、ギョンチェは証拠写真を渡すようジェシクに頼むが、ジェシクは写真と引き換えに大金を渡すというヒスの言葉を信じて、ヒスに会いに行く。
ギョンチェはヒスの手に渡った携帯を奪い取ろうとするが、ヒスは携帯を川に捨ててしまう。ジェシクは小切手を現金化しようとするが、ヒスが盗難届を出していて捕まる。スヒョクの励ましで勇気を取り戻したギョンチェは、ヒスの担当した事業を洗い直すことにする。そんな時、ギョンチェに社報編集部から寄稿の依頼が舞い込む。
社報に載ったギョンチェの小説はヒスとの実話であるというウワサが社員の間に流れ、ヒスは社報を破棄するよう命じる。また、ギョンチェはドンチョルの記憶を取り戻すためにスヒョクがベルボーイの仕事をさせたことを知る。一方、ピルソプから社報の内容を聞いたビョングクは事実を確かめるためにギョンチェに会いに行く。
ビョングクはヒスが犯罪を犯したというギョンチェの言葉を信じられず、家族であるヒスを信じたいと思う。ヒスが家を担保に大金を借りたと知ったビョングクは、事実を明らかにしようとギョンチェを呼び出しヒスと3人で話をするが、迫真の演技で危機を脱するヒス。ギョンチェとスヒョクは、ヒスが裏取引をしてると確信する。
ウンチェに怒鳴っているところをビョングクに見られたヒスはチャンスクに取り入ろうとするがビョングクはジソプに離婚を勧める。一方、ギョンチェは理事会でルビーニの契約書を公開し、ヒスがホテルに不利な契約を結んだことを明らかにする。家に乗り込み暴れるヒスを止めようとしたドンチョルは、突き飛ばされて頭を打つ。
自分の悪事を夫の家族に暴露され腹を立てたヒスはギョンチェの家に殴り込み、準備中だったオクソンの法事の膳を台無しにする。妻に代わり謝るジソプに、ギョンチェは副社長解任案に賛成するよう頼む。一方、ギョンチェの家を訪ねたビョングクにドンチョルは25年前のスヒョクの父親の事故について教えてほしいと言う。
ドンチョルが殺人犯だという記事を社報に出したヒス。ホテル中に話が広まり、ギョンチェ親子は社員に陰口を叩かれるようになる。スヒョクは25年前の両親の事故の真相を解明すべく、ギョンチェと協力して調査を始める。一方、ヒスの後ろ盾が誰なのかを探るジソプ。後ろ盾がナ夫人だと知って、スヒョクを責める。
後ろ盾がスヒョクの祖母と知ってショックを受けるギョンチェ。スヒョクは25年前の業務日誌をドンチョルに見せて自筆かどうかを確認する。事故当時、ドンチョルがどこにいたか確かめるため、スヒョクはドンチョルを事故のあった現場へと連れだす。一方、ヒスはヘグムをそそのかしてドンチョルの保釈の取り消しを申請する。
ドンチョルは25年前のことを思い出すが、その直後に意識を失い倒れる。スヒョクはヘグムにドンチョルが事故の時間に現場にいなかったことを伝えるが信じてもらえない。ジソプは離婚を決意するが同意しないヒス。ホテルで男性と一緒にいる姑と鉢合わせたヒスはこの件を内緒にする代わりに自分の味方になるよう頼む。
チャンスクはビョングクから、これまでのヒスの行いを聞くが信じようとしない。ショックを受けた表情で家に戻ってきたチャンスクを見たボクチャはチャンスクのおかしな様子に気づき、ヒスに、ビョングクがチャンスクに何かを話したようだと伝える。一方、ヒスはオ理事を説得して、スヒョクを社長の座から降ろすよう告げる。
ギョンチェとスヒョクはヒスの裏金授受を明らかにするため、リゾート事業の施工業者を他業者に替える。それを知ったヒスはオ理事を脅し、理事たちをまとめてスヒョクの社長再信任案を発議するよう促す。一方、ジソプはヒスに協議離婚に応じないなら離婚訴訟を起こし、離婚事由として、ヒスのしたことをすべて明かすと言う。
ジソプはヒスに理事会を中止するよう言うが、ヒスは意を曲げず、スヒョクを解任してホテルから追い出そうとたくらむ。ところが理事会を前にして、危篤だとばかり思っていたヘグムが突然、姿を現しヒスは肝をつぶして理事会を中止させる。一方、ウンチェは再び福祉館に通うことになり、そこでなくしたぬいぐるみを見つける。
ギョンチェは紆余曲折の末、ウンチェのぬいぐるみを入手し、中に隠されたUSBを確認する。しかし、データが破損していたため、復元を依頼し朗報を待つこととなった。一方、ヒスの妊娠が気になるチャンスクはヒスを問いただすがヒスは何も答えずその場を立ち去る。またヒスはギョンチェが捜し出したぬいぐるみのことが気にかかる。
USBの存在を知ったヒスは不安にかられ、証拠を隠滅しようとギョンチェの携帯電話を盗もうとする。ギョンチェは電算管理室の職員から、ヒスがUSBの存在を知っていると聞かされ驚く。一方、ヒスが妊娠したとボクチャから聞かされたジソプの母は、手のひらを返したように態度を急変させ、ヒスをいたわるようになる。
ギョンチェにヒスと和解してほしいと頼むジソプ。ビョングクはドンチョルの元を訪ね、ヒスを許してほしいと頭を下げる。ヒスが妊娠したと思い込んだスヒョクとギョンチェは、ヒスに自首のチャンスを与えることにする。一方、殺人の証拠がそろったと考えたヒスは警察に出頭するとギョンチェをだまして自分の車に乗せる。
交通事故で意識を失ったギョンチェとヒスは病院に運ばれる。先に意識を取り戻したヒスはギョンチェからUSBを盗み処分する。一方、妊娠したヒスがわざと自動車事故を起こしたことを疑問に思ったギョンチェは、看護師とヒスの会話から妊娠がウソだと知る。またヒスは目障りなナ夫人を失脚させようとオ理事と計画を立てる。
ヘグムの脱税の証拠を見つけられなかったヒスは、記者を利用してヘグムが悪徳金融業者だという悪意のある記事を掲載させる。生まれてくる孫を思うチャンスクの姿を見て、ボクチャはウソがばれるのではと不安を募らせる。ジソプはヒスの妊娠を信じて離婚を思いとどまり、ギョンチェとスヒョクに立ち向かうことを決意する。
ヒスはジソプに、ヘグムがモナリザホテルの大株主だということやビョングクがヘグムの下で使いの仕事をしていた事実を話す。一方、ギョンチェからヒスの妊娠は事実ではないと聞かされたジソプは、共に病院へ行き、妊娠が事実かどうか確認するとヒスに伝える。妊娠が事実と分かれば今後はヒスの言葉を信用すると言う。
ヒスは臨時株主総会を開く。そしてヘグムが違法な高利貸し業で財を築き、そのカネをホテルに流入させて、孫を社長に就かせるなど、権力を乱用していると非難。後日、スヒョクの社長解任を投票で決定すると発表する。一方、ギョンチェとスヒョクはデータの復旧状況を確認するため、復旧センターを訪れ、証拠資料を確かめる。
ギョンチェとスヒョクは、証拠のないヒスの放火の罪を明らかにし、オクソンの死の無念を晴らそうと決意。ヒスが自白をするように仕向ける方法を考える。一方、ヒスは、3日後にスヒョクの社長解任投票を行うとギョンチェに伝える。そんな中、ヒスは本当の証拠は別にあると言っていたウンチェの言葉が気にかかっていた。
本物の証拠の存在に気づいたヒスは理事会に出ず福祉館へ向かい、ウンチェをうまく言いくるめて車に乗せる。一方、スヒョクは理事たちを前に、機会をくれれば父が成し遂げられなかったことをすると述べ、解任の危機を切り抜ける。ギョンチェはウンチェがヒスに連れ去られたことを知り警察に証拠を渡すのを躊躇する。
ボクチャはヒスの反対を押し切りウンチェをギョンチェの元に帰し、自分がウン・ギマンを殺したと警察にウソの自白をする。証拠が警察に渡れば終わりだと不安におびえるヒスは、母に言われたとおり家に戻り、普段どおりに出勤する。ウンチェの拉致の件で警察に呼び出されたヒスは、証人として居合わせたウンチェを脅す。
ヒスに脅されたウンチェは、自分がヒスに連れ去られたことを言えない。一方、ヒスを助けるためにウソの自白をしたボクチャ。本当の犯人はヒスであるにもかかわらず、ギョンチェはそれを完全には証明することができずに手詰まりとなる。結局、ボクチャは釈放され、ヒスはホテルからギョンチェを追い出そうとする。
突然、母親の事件の解明をあきらめると宣言したギョンチェの言葉をヒスは信じることができず、ジソプにギョンチェの本音を探るよう頼む。一方、法廷での証言が可能か検査を受けさせるためにギョンチェはウンチェを病院に連れていく。妊娠したと偽っているヒスも義母にせかされて病院を訪れており、そこで4人は鉢合わせる。
チャンスクは産婦人科診療を避けるヒスの様子を見て妊娠を疑う。ヒスは賄賂を受けたチョン常務から、“ギョンチェと会う”と脅迫を受けて不安に包まれる。一方、ウンチェは裁判で証人として証言することになる。ヒスの妨害を警戒しつつ迎えた裁判当日、ウンチェ宛てに宅配物が届き、それを見たウンチェはパニックを起こす。
発作を起こしたウンチェは意識を失い入院してしまい、裁判で証言できなくなる。ヒスはこれを利用し、逆にギョンチェを虚偽告訴罪や名誉毀損で処罰できないかと弁護士に相談する。一方、スヒョクは建設業者に払う残金の送金は自分でやったほうがいいと言い、ヒスに預けていた会社の公金を、再び持ってくるよう伝える。
ギョンチェはチャンスクに、ヒスが使っていたお腹にあてるパッドを差し出す。ヒスの妊娠が偽りであると知ったチャンスクは激怒する。一方、ヘグムは、ドンチョルを呼び出し、ただ家で待っているだけでなく、マンド建設の友人と一緒に、ドンチョルが直接、動いてチョン常務を捜すことを提案、費用はすべて支援すると言う。
モナリザホテルの女性社員会の職員たちは、ギョンチェの公開謝罪と処分を要求する投書を社長宛に提出、抗議活動を行う。ヒスはこれを利用し、ギョンチェを激しく責め、ホテルから追い出そうとする。一方、ヘグムはせっぱ詰まったチョン常務が、ホテルにヒスを訪ねに行ったという情報を聞いて、スヒョクにそれを知らせる。
チョン常務がモナリザホテルの社長室に現れ慌てるヒス。ヒスは顧問弁護士の元を訪ね早く問題を解決するよう迫るがヒスが今まで犯した罪を弱みに逆に脅迫される。一方、スヒョクはヒスが解任されたらギョンチェを副社長に復帰させたいと言うヘグムに、ミン社長を復帰させて自分はシェフに戻る気持ちがあることを伝える。
解任決定を受け入れず副社長室に居座るヒスだったが、社員に引きずり出されてホテルをあとにする。急な解任にショックを受けたヒスは、精神錯乱を起こして入院する。一方、スヒョクの頼みで副社長代行を務めることになったギョンチェは副社長室にあるべきはずの帳簿と重要書類がないことに気づきヒスの元へ向かう。
ヒスはモナリザホテルの情報をグレイスホテルに流すことで、副社長への復帰をたくらんでいた。ピルソプとウンチェの結婚話に皆が反対する中、ウンチェを義妹に迎えてイジメようともくろむヒスは賛成の意を示す。一方、モナリザホテルは麗水のリゾートの完成を控えていたが、イベントの日にリゾートで火事が発生する。
マスコミにリゾート火災の情報を流し、ホテルのイメージに大打撃を与えるヒス。ギョンチェはヒスの仕業だと疑うが証拠がない。一方、ヒスを罰するには自分がヒスを恐れず証言することだと悟ったウンチェは、ヒスを訪ねて強気な態度を見せる。またヒスが放火を指示する内容の録音ファイルをギョンチェとスヒョクに聞かせる。
病室から逃亡したヒスは、ギョンチェからリゾート放火の証拠を聞かされたジソプにより警察に身柄を拘束される。一方、ウンチェは証言を決心し、裁判のやり直しを試みるギョンチェだが、拘置所に送られるのを待つヒスは精神錯乱の症状で病院に送られる。ヒスはギョンチェと医師の会話を耳にし、新たな計画を立てる。
医師とギョンチェの会話を盗み聞きしたヒスは、精神に異常をきたしたかのように行動し、ヒスの弁護士は刑の執行停止を裁判所に申請する。一方、ヘグムはチャン弁護士と会っているヒスを目撃。ヘグムは2人の会話を聞き、ヒスがチャン弁護士に土地を渡す約束をしているようだとスヒョクに伝え、ホテルの所有地を調べさせる。
ギョンチェに正常であることがバレて再び収監されたヒスは極度の不安に苦しむ。睡眠薬を過多服用して倒れ、救急室に運ばれるも一命は取り留める。一方、スヒョクとヘグムは龍仁の土地の名義変更の件を利用して、チャン弁護士とヒスがいさかいを起こし、チャン弁護士がヒスを裏切るよう画策する。
スヒョクとギョンチェは、チャン弁護士に会い、ヒスが渡すと約束している土地はモナリザホテルの事業用地であり、絶対に手に入ることはないと告げ、人の道理として今からでもすべてを明らかにするよう説得する。一方、チャンスクはホテルでしょうゆ工場の工場長の娘との見合いの場をひそかに設け、ジソプを呼びだす。
チャン弁護士の事務所から出てくるヒスを目撃したギョンチェはヒスの再収監の要請をする。再収監の決定を言い渡されたヒスは極度の不安に駆られてボクチャに泣きつく。娘の人生が終わることを恐れたボクチャはギョンチェに会い、目をつぶるよう頼み込むが、ギョンチェは拒否をする。断念したヒスはみずから命を絶とうと薬を飲む。
ギョンチェは、平倉洞の火災時にヒスがホテルにいなかったことを裁判で証言してほしいとジソプに頼む。しかし、ジソプはヒスが不利になるような証言はできないと断る。一方、銀行への返済が滞ったため家が競売にかけられ、追い出されることになったヒス。行き場を失ったヒスはギョンチェへの復讐心を燃やし始める。
平倉洞の家を追われたヒスとボクチャは、安宿に身を寄せる。ヒスは脚が治ったことを隠したまま収監を逃れようとするが、方法が見つからない。グレイスホテルの社長やチャン弁護士もヒスに冷淡になり、追い詰められたヒスは最後にギョンチェの命を奪うことを考え、彼女を呼び出す。一方、ギョンチェは納骨堂で母の声を聞く。
ボクチャはヒスに遠くへ逃げて2人で静かに暮らそうと言うが、ヒスは最後の手が残っていると言って断る。ヒスが消えたという連絡を刑事から受けるギョンチェ。逃亡したヒスはギョンチェの命を狙い事務所の机上の水に毒を入れるが、ヒスの行方を捜してギョンチェの元を訪ねたボクチャが何も知らずにその水を飲む。
毒を入れた水を飲み、母であるボクチャが倒れたことを知ったヒス。ボクチャの意識が戻る前に警察に引き渡されたヒスは、ギョンチェからボクチャがギョンチェを娘と錯覚していると聞かされる。ボクチャに面会したヒスはその姿を見て驚愕する。それはボクチャの演技であり、面会後ヒスを逃亡させてしまう。
自身のマンションに逃げてきたヒスにジソプは自首をするよう説得するが、ヒスは拘置所には戻れないと拒否する。ギョンチェに気づかれたと思ったヒスは、ジソプのマンションを出る決意をし、逃走資金を用意してくれとジソプに頼む。一方、チャンスクの使いでジソプのマンションを訪れたピルソプとウンチェはヒスと出くわす。
自分が妊娠していると固く信じるヒスはボクチャが手術をしなければならないと説得しても、子を失うのを恐れてそれを拒否する。一方、ジソプはチャンスクがお膳立てした見合いの場に呼び出され、見合いをすることになる。ヒスが手術を受けるよう説得してほしいとジソプに頼みにきたボクチャは、その様子を目撃する。
収監されたヒスは、どう逃げ出すかということばかりを考える。ジソプは、ビョングクとチャンスクにヒスとは離婚するつもりだと話す。一方、火災事件の裁判が始まり、ウンチェが証人として証言するが、決め手となる証言がない。ヒスに頼まれたボクチャはジソプに会い、裁判でヒスに有利になるような証言をしてくれと頼む。
ボクチャはジェシクのもとを訪ね、裁判で証言されないよう、ヒスが離婚予定で拘置所を出たらジェシクと暮らす意向があるとウソをつく。それを聞いたジェシクは戸惑う。一方、裁判でヒスに不利な証言をしたジソプはスヒョクに辞表を提出しホテルを辞める。最後の公判を前にギョンチェは心変わりしたジェシクに証言するよう説得しに行く。
オクソンの幻覚を見て恐怖におののいたヒスは、法廷ですべての罪を認めて自白する。無期懲役を言い渡され刑務所に入るが、倒れて病院に運ばれる。長時間にわたる手術を受けた後、ジソプは医師に心の準備をするように言われる。再入所したヒスのもとに面会に行ったギョンチェはこれまでの生き方を後悔しているかとヒスに問う。
死期が迫ったヒスは、ボクチャに裁判所への出頭を促す。そしてギョンチェの母親オクソンが眠る納骨堂へと足を運ぶ。その後、スヒョクとギョンチェは結婚する。結婚したのを機にギョンチェはヘグムから平倉洞の家を譲られる。一方、ギョンチェとドンチョルは、ホテルに復帰して忙しい毎日を送ることになるのであった。
二人の女の部屋