※2019年4月5日(金)スタート!
韓国の春川(チュンチョン)に住む高校生のユジンは、母と妹の3人家族。亡き父の親友の息子、サンヒョクとは幼なじみで、同じ高校に通っている。昔から隣でユジンを見てきたサンヒョクは、ユジンにひそかに想いを寄せていた。
そんなある日、ユジンは学校へ向かうバスの中で居眠りをして乗り過ごしてしまう。慌ててバスを降りたユジンがふと隣を見ると、そこには1人の男子高校生が。ユジンは、その日の朝礼で彼が同じクラスに転校してきたチュンサンだと知る。惹かれ合わずにはいられなかった2人。甘く、切なく、そして儚い初恋物語が始まる。
春川(チュンチョン)に住む高校生のユジンは、遅刻の常習犯だが成績優秀。クラスメイトで同じ放送部に所属している幼なじみのサンヒョクや美貌が自慢のチェリン、愛敬たっぷりのチンスク、そしてお調子者のヨングクら仲間と毎日楽しい高校生活を送っている。そんなある日、物静かな青年チュンサンが転校してくる。
チュンサンとユジンが一緒に学校を抜け出した翌日、クラスは2人の噂で持ちきりだった。ユジンとチュンサンは週末にデートの約束をするが、サンヒョクに自分への嫌がらせでユジンに近づいたのかと聞かれたチュンサンは、思わずそうだと答えてしまう。その会話を偶然聞いたユジンは深く傷つき、週末のデートをやめて放送部の仲間と合宿に行くことにする。
夜の山中で行方不明になったユジンをチュンサンが見つけたことで、2人はわだかまりを解消する。そして初雪の日、チュンサンとユジンは湖で楽しいひと時を過ごし、キスを交わす。2人はおおみそかにも会う約束をするが、ユジンの家で1枚の写真を見たチュンサンは突然姿を消してしまう。そして約束の日、雪が降りしきるなか、ユジンはチュンサンを待ち続けるが...。
初恋を失って10年。ユジンは設計事務所のポラリスで働き、ラジオ局のプロデューサーとなったサンヒョクと婚約していた。婚約式当日、会場に向かうユジンは街でチュンサンに似た男性を見かけ、後を追って街中をさまよい、婚約式は中止になる。後日、久しぶりに高校の放送部で集まった仲間たち。フランス帰りのチェリンが、自分の恋人だという男性を紹介する。
チュンサンに似た男性ミニョンは、ユジンが引き受けたスキー場の改装を依頼した会社の理事だった。一緒に仕事をすることになり、動揺したユジンは担当を降りようとするが、ユジンに興味を抱いたミニョンはユジンが担当者になることを契約条件に入れてくる。仕方なく担当になったユジンはできるだけミニョンと距離を置いて接する。そんなある日、2人は改装するスキー場の視察へ出かけることになり...。
サンヒョクにミニョンと仕事をすることを言えずにいたユジンは、嘘を重ねてしまう。そんな中、チェリンはサンヒョクがミニョンとユジンが一緒に働いていることを知らないのだと気付く。ある日、ユジンとサンヒョクがレストランで食事をしていると、チェリンが偶然を装いミニョンを連れて現れる。その場で一緒に食事をすることになった4人は...。
ユジンとポラリスの同僚たち、ミニョンとキム次長はバーで偶然会い合流することに。ゲームで初恋について質問されたユジンは答えず、罰ゲームとして飲めない酒を飲み泥酔してしまう。その後、一人で帰れない状態のユジンをミニョンは自分が滞在するホテルで休ませる。そこで、酔っていたユジンはミニョンをチュンサンだと錯覚してしまい...。
チェリンから聞いていたとおりのユジンの姿に失望したミニョン。スキー場での工事が始まるが、仕事と割り切って接する2人の距離はみるみる遠くなる。しかし、周囲から聞くユジンの人柄がチェリンから聞いたものと違い、ミニョンはユジンの真の姿がどれなのか混乱する。そんな中、チェリンのショップを訪れたミニョンは信じられない話を耳にする。
工事現場でミニョンをかばい、資材の下敷きになったユジン。軽症ですんだものの、駆けつけたサンヒョクとチェリンは複雑な思いにかられる。自分に似たユジンの初恋の相手が本当にいたことを知ったミニョンは、今まで嘘をついていたチェリンに別れを切り出す。そしてユジンに今までの誤解を謝り、もう一度初めからやり直そうと提案する。
吹雪でゴンドラの運転が止まり、山頂のレストランで一夜を過ごしたユジンとミニョン。そこで思わず自分の想いを伝えたミニョンは翌朝、誰を愛しているのかとユジンに詰め寄る。するとそこへサンヒョクが現れ、ミニョンの問いかけに答えることが出来ないユジンを無理やり連れていく。ユジンはサンヒョクとの関係を修復しようとするのだが...。
サンヒョクにミニョンを好きなのかと聞かれたユジンは口を閉ざしたまま視線をそらす。ユジンがミニョンを好きなのではという疑念から、嫉妬にかられたサンヒョクはユジンを無理やりホテルへ連れ込む。何とかホテルを抜け出し、泣きながらミニョンへ電話をかけたユジン。ただなら様子に気付いたミニョンは、ユジンのもとへ車を走らせるのだが...。
ユジンからの婚約解消の申し入れを受け入れられずにいたサンヒョク。スキー場でのラジオの公開放送の日、家族や友人たちをスキー場に招待し、皆の前で一方的にユジンとの結婚を宣言する。しかしイベント終了後、ユジンは結婚の意思がないことを改めて告げ、一同を愕然とさせる。その場から逃げ出したユジンを追いかけたのは、ミニョンだった。
ミニョンの別荘で夜を明かしたユジンとミニョン。ソウルに帰ったユジンは、母からサンヒョクを傷つけたことを責められる。さらにはサンヒョクもやってきて、別れたいのかとユジンを問い詰めるが、ユジンは泣きながら一言ごめんなさいと答えるだけだった。サンヒョクは怒りと失望のあまり抜け殻となって体調を崩し、ついには入院をしてしまう。
愛してるという言葉を最後に、ミニョンの前から去ったユジン。自分のせいで死のうとしたサンヒョクのもとへ戻り、結婚を決意する。一方、傷心のミニョンは、休暇を取り別荘を訪れるが、そこで出会った男性から20年前にいた"チュンサン"という子供の話を聞かされる。その頃、サンヒョクと父のジヌはピアニストのカン・ミヒのリサイタルで遭遇し...。
結婚の報告をするため、ユジンの父親の墓を訪れたサンヒョクとユジン。その帰りの車中で、ユジンはカン・ミヒのチラシを見つけ、彼女がミニョンの母親であることをサンヒョクに話す。そのことで、ある疑問が湧いたサンヒョクは、チュンサンの家族関係を探りに母校へと向かう。そんな中、ミニョンも春川 にあるチュンサンの家を訪れ...。
ミニョンはついに自分がチュンサンであることを知る。母ミヒの主治医である精神科医を訪ねたミニョンは、自分は事故で記憶喪失になり、ミヒの願いでイ・ミニョンとしての記憶を植え付けられたという真実を聞かされる。一方、サンヒョクもまたミニョンがチュンサンだったと知るが、それをユジンに告げることなく、ミニョンにユジンを諦めるよう訴える。
ミニョンは、チュンサンの家や高校を訪れチュンサンの足跡をたどるが、記憶は戻らなかった。チュンサンとして生きていくことを諦めたミニョンは、記憶どおりの人生を生きようとアメリカに帰り、二度と韓国に戻らないことを決意する。その頃、真実を知らずにサンヒョクとの結婚準備を進めるユジンの一方で、ミニョンとチュンサンが同一人物だと知ったチェリンは...。
ミニョンがアメリカへと旅立つ日。ミニョンからの手紙を読んだユジンは、ミニョンがチュンサン本人であることに気付き、すぐに空港へと向かう。"チュンサン"と再会したユジンが喜ぶ一方、ミニョンはチュンサンとしての記憶がない自分はチュンサンではないと言い、こっそりとユジンのもとを去ろうとする。そんなミニョンを追いかけたユジンは、トラックにひかれそうになり...。
ユジンをかばい交通事故に遭ったミニョンは、昏睡状態から目覚め、ついに自分がチュンサンだった記憶を取り戻す。ユジンのこと以外の記憶は曖昧だったが、ユジンは徐々に思い出すはずとミニョンを励ます。そんな2人を見たサンヒョクは、ユジンとの結婚を正式に諦めることに。退院した"チュンサン"はマンションを借り、ユジンとの時間を楽しんでいた。
早く記憶を取り戻したいチュンサンは、ユジンを誘って春川 へ行き、思い出の場所を巡るが、新しく思い出すことはなかった。しかしソウルに戻ったチュンサンは、ふとしたことから昔ユジンに借りたミトンのことを思い出す。10年前のおおみそかに約束した待ち合わせ場所を訪れた2人。その時、チュンサンはユジンに伝えたかった言葉を思い出すのだった。
チェリンの店を訪ねたチュンサンは、チェリンを傷つけてしまったことを改めて謝りに行く。そんなチュンサンに対し、チェリンは"ミニョンさん"と呼び続け、自分のもとに戻ってきてほしいと懇願する。その頃、チヌは息子のサンヒョクからチュンサンとミニョンが同一人物で、さらにはその母がミヒであることをサンヒョクから聞き...。
チュンサンがユジンにプロポーズをし、2人は結婚の許しをもらうためユジンの母キョンヒに会いに行く。しかし、結婚を反対され、さらにその理由は、チュンサンの母ミヒとユジンの父ヒョンスは昔婚約していた仲だという衝撃的な事実だった。ある日、サンヒョクはチュンサンを飲みに誘い、チュンサンとユジンの結婚を心から祝福するのだが...。
自分とユジンに隠された関係を知ったチュンサンだったが、ユジンと2人だけの結婚式を挙げようとする。しかし、そこへサンヒョクが現れユジンを連れ去っていく。母のミヒにユジンと別れなければ、ユジンに真実を話すと詰め寄られたチュンサン。胸が張り裂ける思いでユジンとの別れを決断し、最後の思い出にユジンと海へ行くのだが...。
チュンサンはユジンのことをサンヒョクに託し、思い出のカメラやポラリスのネックレスをすべて海に投げ捨てユジンのもとを去ってしまう。傷心するユジンのもとにサンヒョクの母チヨンがやってくる。チヨンの話でチュンサンと自分が兄妹であることを知ったユジンは、急いでチュンサンのアパートに向かう。するとそこでチュンサンの母ミヒと出くわす。
ユジンは、昔設計した"不可能な家"の模型を持って会社を去ると、チュンサンに会いその模型を渡す。さらに、これからもチュンサンを愛すると宣言し、自分との思い出を忘れないでと涙をこぼす。そんな中、サンヒョクの父チヌは、チュンサンが本当は自分の息子であるという事実を知る。チヌから、新たな事実を聞かされたチュンサンは...。
過去の交通事故による後遺症で命の危険があると医師から宣告されたチュンサン。ユジンからもらった"不可能な家"の模型を基に徹夜して設計図を描く。チュンサンに呼び出されたユジンは、サンヒョクと一緒に留学をして幸せになるように言われる。そしてチュンサンが渡米する日、ユジンはチュンサンの病状を知り、急いで空港に駆けつけるのだが...。
"韓流ブーム"のきっかけとなった永遠の名作(全26話)