幼い頃に両親を亡くし、大病院の院長であるハン夫妻の養子として育てられたテヨン（イ・テゴン）は、ルックスと才能を兼ね備えた外科医として院内での地位を築いていた。周囲からは全てが順風満帆のように見えたテヨンだったが、幼い頃から人知れず養母ユニからの虐待を受け、心に傷を抱えていた。そんなテヨンの心の支えはハン夫妻の実の娘で、妹でもあるジミン（チョ・ユニ）の存在。テヨンとジミンは密かに愛を育むのだが…。

7歳で母親を失ったテヨンは、ハヌル病院の院長であるジミンの父ギョンサンに引き取られ育てられた。有能な外科医となったテヨンとバレリーナとして活躍するジミンはお互い惹かれあい、いつしか恋人となっていた。家族には言えない付き合いを続ける2人だが、ジミンはテヨンからのプロポーズをずっと心待ちにしていた。しかし、ジミンの母ユニに幼い頃から虐げられてきたテヨンは、ジミンには事実を話せず苦悩する。

なかなかプロポーズをしてくれないテヨンに業を煮やしたジミンは自らプロポーズを演出。しかしテヨンに「待ってくれ」と言われてしまう。そんな中、ギョンサンはテヨンをハヌル病院の副院長にしたいと家族の前で発表する。テヨンを憎むユニは、実の息子ガンミンの立場が危うくなるため、副院長の座を辞退するようテヨンに迫る。テヨンは、ユニに自分を認めてもらおうと、ギョンサンの協力を得て演奏会にユニを誘い出すが…。

デートの相手が夫でなくテヨンと知ったユニは、怒って演奏会場から出て行ってしまう。テヨンが女性とデートすると聞いていたジミンは、母と帰宅してきたテヨンの姿を見て安心する。テヨンはジミンをウェディングドレスショップへ連れて行き、正装し記念写真を撮り、幸せなひと時を過ごす。一方、娘ソヨンの命を救ったテヨンに思いを寄せるヒョンジンはテヨンの気を引こうと、少しずつ彼へ近づいていく。

医師になるためアメリカ留学していたガンミンが、妊娠したガールフレンドのレベッカを連れて突然帰国してきた。大学を退学し、学費は新婚旅行に使ってしまったというガンミンに父ギョンサンは大激怒。一方ユニは、ガンミンから何も相談を受けていなかったのかとテヨンを厳しく問い詰め、ガンミンを立派な医師にできるならテヨンを認めると言う。その頃、ヒョンジンの父ジョンホの新たな熱愛報道が流れ…。

ユニはレベッカに大金を渡し、何とか追い返そうと画策するが失敗に終わる。ユニの怒りの矛先はテヨンへと向かい、ガンミンが医師を諦めたのはテヨンの責任だと責め、家から出て行けと言う。悩むテヨンは、ひとりで酒を飲み、行く当てもなく病院へ向かう。そこへヒョンジンが現れ、テヨンのつらい心の内を言い当てる。ジミンがテヨンを捜しに病院へ来ると、ヒョンジンがテヨンに迫る姿を偶然目撃してしまう。

ヒョンジンがテヨンとの関係を「恋人です」と言った言葉が耳から離れず、眠れぬ夜を過ごしたジミンは、朝食の席で家族に「恋人がいて結婚するつもりだ」と宣言する。酔って記憶を失っていたテヨンは、ジミンの行動が理解できず、2人は言い争いけんかしてしまう。一方ジョンホは、スキャンダルを機に若手女優のジュヒと別れようとしていた。ジュヒとの諍いが原因でジョンホの元妻であり女優のセリンは番組を降板させられる。

姿を消したジミンを捜しに、2人の思い出がある海へ向かうテヨン。お互いの関係を不安に思い、悩むジミンについにテヨンはプロポーズをする。家族に2人の仲を告白しようと決意し帰宅するが、その時レベッカが産気づいて病院へ運ばれ、機会を失ってしまう。一方テヨンが気になるヒョンジンは、娘が世話になったお礼にと病院を訪れる。ジョンホに別れを切り出されたジュヒは、セリンから真実を聞かされムン家に乗り込んでいく。

テヨンのスーツから、ジミンが姿を消した日付の乗船券を見つけるユニ。それ以来、ジミンとテヨンの仲を疑い始める。ジョンホは、妊娠の事実を問いただそうとジュヒに会いに行くと、彼女から超音波写真を見せられショックを受ける。ヒョンジンのテヨンに対する気持ちを知ったセリンは、テヨンとの仲を取り持つため、昔からの知人であるユニの自宅を突然訪問する。お腹の大きなレベッカの存在をセリンに隠そうとするユニだったが…。

テヨンとジミンのキスを目撃したユニは衝撃を受け、2人を引き離すため、画策を謀る。翌日ユニは、テヨンには「今までのことを許して欲しい」と言い、セリンにも電話を入れ「ヒョンジンとテヨンの見合いの席を用意したい」と提案する。テヨンとジミンは、今度こそ2人の仲を家族に打ち明けようとする。妊娠発覚で落ち込むジョンホは、バーで絡まれ新たなスキャンダルとなる。ジョンホの母カン氏は、ジュヒの身辺を秘書に調べさせる。

ユニがお膳立てしたヒョンジンとの見合いの席で、テヨンは「愛する人がいる」と断り席を立つ。テヨンを追いかけたユニは、2人の結婚は、自分が死なない限り絶対に認めないと言い放ち、車に飛び込む。テヨンが間一髪、身を投げ出してユニを助ける。一方、カン氏は、ジュヒの正体を知った上で彼女と会い、妊娠したフリを続けるように言う。ジミンとの待ち合わせに現れなかったテヨン。帰宅したテヨンにジミンは怒りをぶつけるが…。

ヒョンジンから呼び出されたジミンは、テヨンに見合いをさせたのは母ユニだったと知る。テヨンが急に冷たい態度を取り始めたのも、ユニに交際を反対されたからだと気づいたジミンは、2人の関係をユニに告白。しかし、ユニは断固反対し、テヨンもついに家を出て行く。一方、ヒョンジンから思いを寄せる男がいると聞かされたジョンホは、その男が医療院に引き抜こうとしていた医師であることを知る。興味を持ったジョンホはテヨンに直接電話をかけ…。

テヨンを酒席に誘ったジョンホは、財団の後継者の地位をほのめかしながら婿にならないかと口説くが、テヨンは言下に拒絶。ジョンホは娘を傷つけた罰として酒で勝負するようテヨンに迫る。一方、テヨンとの仲を引き裂きたいユニはジミンを海外のバレエ団へ移籍させようとする。ジミンはテヨンの家に押しかけると、そのまま熱を出して寝てしまう。家に帰らないジミンを心配したユニがテヨンのアパートを訪ねると、下着姿で眠るジミンを見つけ…。

テヨンは、母と対立しても自分への思いを貫くジミンに心を動かされ、ギョンサンが帰国し次第、2人のことを告白しようと決意する。ヒョンジンは父ジョンホの非礼を詫びにテヨンを訪ね、自分の思いをストレートにぶつける。ジョンホは娘の真剣な思いに動かされ、テヨンの身辺調査を始める。そして、ギョンサンがアフリカ出張から帰国。テヨンは少しでも早く打ち明けようと空港へ向かうが、そこへユニから電話が入り、衝撃の事実を聞かされる…。

ギョンサンにジミンとの仲を打ち明けようと空港に向かったテヨンだが、ユニからの電話でジミンとは実の兄妹だと聞かされ、言いそびれる。ユニの言葉に思い悩んだテヨンは、ある方法でギョンサンとの親子関係を確かめようとする。父の結婚話に衝撃を受けたソクジンは、家に帰らず外泊、心配したジョンホはソクジンに会社に来るよう電話する。ジュヒの妊娠を知ったセリンはある決意をする。ユニの話に動揺するテヨンは、仕事に集中できないが…。

海外バレエ団への移籍話をユニが勝手に進めていたと知ったジミンは、父を味方につけようと、恋人はテヨンだと父に打ち明ける。一方、親子鑑定の結果を受け取ったテヨンは、ギョンサンが実父ではなくジミンとも血のつながりがないことを知る。ユニに事実を認めさせようとテヨンは結果を突き付けるが、ユニはギョンサンが「テヨンは俺の子だ」と言ったと言い張る。そこに帰宅したギョンサンは、妻が23年間も自分を疑ってきたことを知り…。

テヨンがギョンサンとジヘの子だと23年間もユニが誤解してきたことから、テヨンはギョンサンと母との関係に興味を持つ。2人の仲が家族に知れたテヨンとジミンは、ユニが認めるまで焦らず待つことを誓い合う。一方、テヨンの気を引きたいヒョンジンは、ソヨンが幼稚園の誕生会に招くために書いた手紙を渡しつつ、自分もテヨンをデートに誘う。ギョンサンは、ユニへの償いの気持ちやテヨンとジミンへの思いから、家族で夕食会を開く提案をするが…。

ヒョンジンからテヨンへの思いを打ち明けられ、恋の成就に力を貸してほしいと頼まれたジョンホは、娘のためにテヨンを財団に引き抜こうとするが断られる。テヨンが申し出を固辞するのは養父を気遣うためだと知ったジョンホは、ギョンサンを訪ねテヨンの将来を思うなら彼を手放すべきだと話す。一方、テヨンは母親の形見のネックレスをジミンに贈り、互いの気持ちを確かめ合う。ところが、家族の夕食会でそれを見たユニは突然怒り出し…。

夕食会でジミンのネックレスを見て激怒したユニ。それはギョンサンがジヘに求婚する際に贈ったものだった。ギョンサンはユニをなだめようとするが、ユニは2人を絶対に引き離さなければと言う。一方、テヨンがジョンイン医療院に転職するという噂がハヌル病院に流れる。噂の出所がジョンホだと見抜いたテヨンは財団に押しかけ、ヒョンジンにも迷惑だと抗議する。そんなある日、母ジヘを知るという女からテヨンに謎の電話がかかってきて…。

テヨンがジヘの形見をジミンに贈ったことから、親子2代に渡る悪縁を感じとったユニは、23年前ジヘが入院していた病院を訪れ、家族に隠し続けてきた事実、ジヘが転落死した事件をひとり回想する。テヨンとジミンは、ギョンサンを味方につけ、ユニにも結婚を認めてもらおうとするが、家族全員が2人の結婚を認めたことに怒りを新たにしたユニは、強硬手段に出る。一方、娘のためテヨン獲得に動くジョンホは、更なる好条件を出してテヨンを誘うが…。

2人が別れるまで24時間ジミンを監視しつづけるというユニ。事情を知らない家族はユニの異常なまでの反対ぶりに戸惑う。一方、待ち続ければいつか許してくれると思っていたテヨンとジミンは絶望感を味わう。ユニの目を盗んで練習場を逃げ出したジミンはテヨンに助けを求め、深く傷ついたジミンを見たテヨンは2人でユニの前に土下座し、結婚の許しを請う。そんな中、謎の女から再びテヨンに電話があり、母の死の真相を教えると言われ…。

結婚の許しを得るまで帰らないと、ひざまずいて待つテヨンだが、ユニは頑として聞き入れない。家族全員が賛成する中、孤立したユニは、翌朝になってもその場を動かないテヨンを追い返そうとするが、その際、手渡そうとした熱い紅茶がテヨンにかかってしまう。幼い頃、虐待された記憶が甦り、感情が抑えきれなくなったテヨンは、ジミンと一緒に家を飛び出す。一方、ギョンサンの元にかつてジヘを看護していた女性が現れ、23年前の事実を告げて…。

ジヘを殺したのはユニだというスヨンの言葉を信じられないギョンサンだったが、口止め料が振り込まれた通帳を渡されたうえ、ユニがスヨンと隠れて通話するのを見て、ついに23年前の真相を知る。ギョンサンはユニを問い詰めるが、ジミンを守るためにはテヨンを捨てるしかないと逆に迫られる。一方、家を飛び出したテヨンとジミンは、不安を感じつつも幸せな時間を過ごす。テヨンはジミンを教会に連れていき、2人だけの結婚式を挙げるが…。

教会で2人だけの結婚式を挙げたテヨンとジミンは幸せなひと時を過ごすが、娘を守るためテヨンを捨てると決断したギョンサンのウソで、テヨンが病院に戻る間にジミンは宿から連れ出される。父の言葉を信じ別荘でテヨンを待っていたジミンだが、ネックレスを失くしたことに気づき…。一方、病院に戻ったテヨンはギョンサンの通報により、誘拐容疑で警察に逮捕される。無実を主張するテヨンの元にユニが訪れ、通報したのはギョンサンだと告げ…。

スヨンの助けで釈放されたテヨンは、警察に通報したのはギョンサンで、ジミンとはもう会えないというユニの話を疑いつつも急いで宿に戻る。果たして、ジミンは姿を消していた。ジミンの居場所を突き止め、テヨンが訪れると、そこに現れたのはギョンサンでジミンとの別れを迫られる。ギョンサンの豹変に驚いたテヨンは、半信半疑ながらもスヨンの元を訪れ、母の死の真相を聞く。話を信じようとしないテヨンのためスヨンは、ユニとギョンサンを呼び…。

ギョンサンとユニの話を別室で聞いていたテヨンは、母の死の真実に愕然とする。母が亡くなった場所へと急ぎ、長年知らされなかった真実への悔しさと怒りに涙を流す。そして、母の納骨堂を訪れると、そこにはユニがいて、母への恨みの言葉を吐いていた。テヨンは、激しい怒りと後悔の念に体を震わせ復讐を誓い、すべてを捨て去る覚悟で海辺の宿に戻り、テヨンを待っていたジミンを置いて走り去る。そして、テヨンは水泳場にヒョンジンを呼び出し…。

復讐を誓ったテヨンは、ヒョンジンを水泳場に呼び出し求婚する。テヨンのアパートで一晩過ごしたヒョンジンは、迷いながらも申し出を受け入れようとする。一方、テヨンを心配したジミンはアパートを訪れるのだが…。

ヒョンジンはテヨンからの求婚を受け入れ、セリンにテヨンを紹介する。テヨンの態度の急変に難色を示したセリンだが、義母へもプロポーズするというテヨンの気配りに心を許す。テヨンは次にジョンホに近づくため…。

偶然を装ってジョンホに近づくことに成功したテヨンは、ジョンホにヒョンジンとの結婚の許可を願い出る。テヨンの態度の急変を不審に思うジョンホは即座に却下し、ギョンサンを訪ねてテヨンがハヌル病院を辞めた理由を聞く…。

ムン家を訪れ、正式に結婚の許可を願い出たテヨンとヒョンジン。テヨンに対する不信感があるものの、ジョンホはしぶしぶ結婚を認める。ユニはテヨンの結婚をバレエ公演まで秘密にするつもりだったが、偶然ガンミンに知られてしまい…。

結婚の事実を確かめるべくテヨンの家に向かったジミンは、そこでヒョンジンと鉢合わせする。そして、バレエ公演当日。師のジョンヨンから励ましの言葉と髪飾りを贈られるジミンの目の前にテヨンの結婚式の招待状が…。

公演会場を抜け出したジミンは、テヨンとヒョンジンの結婚式場に駆け付け、ジミンが来たことを知ったテヨンは、ジミンを探し出す。テヨンに突き放され、絶望したジミンは、その晩、通りかかった車に飛び込み…。

交通事故でジミンは脚にひどいケガを負う。ジョンホは、車に飛び出してきた娘が素性を明かさないことから不審に思い、清掃員のフリを続ける。一方、結婚で家族を手に入れたテヨンは、次なる復讐のためハヌル病院に入り込み…。

病院の屋上にいたところをジョンホに助けられたジミンだが、翌朝、置き手紙を残して退院してしまう。テヨンに医療事故と横領の罪を着せられたギョンサンは、警察に逮捕される。テヨンは面会に行き、無実を明かすと言うのだが…。

ハヌル病院には抗議の人々が押し寄せ、投資家たちの信頼を失って資金繰りに行き詰る。急場をしのぐため、ギョンサンはテヨンに家の権利書を預けるようユニに指示するが、示談成立で釈放されたギョンサンが知った事実とは…。

ギョンサンが病院に戻るのを待ち構えていたテヨンは、すべては自分が仕組んだことで、ジヘの息子として復讐するのだと言い放ち、あまりのショックにギョンサンは倒れてしまう。テヨンが仕組んだとおり病院は人手に渡り、ハン家の自宅も差し押さえが…。

手術は無事終了したものの認知症となったギョンサンは、家族の顔も分からない状態になるが、テヨンのことだけは覚えている。家も土地も財産も失ったハン家では、急きょ住む場所を探すことになる。復讐に燃えるテヨンは…。

セリンの家に住むことになったユニは、テヨンとの関係が逆転。テヨンは、ユニに対して支配的な態度をとり始める。ユニは、一連の不幸はテヨンの仕業だと家族に訴え、テヨンは、ハヌル病院を手に入れるべくカン女史に近づくが…。

ギョンサンの入院費を支払ったのはヒョンジンだと知り、ジミンは礼を言いに家を訪ねて帰宅したテヨンと鉢合わせる。一方、カン女史の口添えでジョンイム財団がハヌル病院を引き受けることになり、テヨンは院長の座を手に入れることに…。

テヨンが復讐のためにハン家を陥れたと信じて疑わないユニは、家族に強く訴えるが誰も耳を貸さず、逆にユニは孤立していく。ついにハヌル病院の院長の座を手中に収めたテヨンは、義父ジョンホに呼ばれて意気揚々と病院に行くのだが…。

ジョンホは、ユニの直訴を受けテヨンに対する不信感を深め、テヨンを院長の座から外す。テヨンは、ユニに対する憎悪を募らせ、ペク部長を使いユニを激高させ、被害妄想で危険な状態にあると家族に信じ込ませるよう仕向けて…。

テヨンは、ジミンをだましてユニが自分の企てを口外しないよう強制入院させることに成功する。ジミンは母を心配し入院させたことを悔やむ。身分を偽り続けられないと判断したジョンホは、ジミンに告白するべく食事に誘うが…。

ジミンとジョンホがいるレストランに、テヨンとヒョンジン親子が偶然入ってくる。ジョンホは間一髪でトイレに逃れるが、ヒョンジンがジミンを見つけて声をかける。一方、ユニの入院先から緊急の呼び出しを受けたテヨンは…。

ギョンサンに罪を着せたのはペク部長だと知ったジミンは、ペク部長とテヨンが会っている現場を目撃し、テヨンに理由を問い詰める。一方、テヨンが自分を病院に閉じ込めておくためには手段を選ばないと知ったユニは…。

ギョンサンが罪を着せられた一件に、テヨンも絡んでいるとチョン課長から聞いたジミン。信じられない思いで真偽を確かめようとテヨンに電話するジミン。ユニのバックにあった向精神薬のことでもテヨンがウソをついていたと気づき…。

ジミンは、テヨンの裏切りの決定的な証拠を手に入れる。恋人ではなくなっても兄としては信じていたテヨンの裏切りにジミンは衝撃を受け動揺する。ユニが入院していた病院を訪れたジミンは、その苛酷な状況を目の当たりにし…。

バレエの思い出の品や写真を燃やしたジミンは、その場にテヨンを呼び出し、過去と決別する自分の背中を押してほしいと言う。テヨンへの復讐を誓ったジミンは、入院費のお礼がしたいと言ってヒョンジンに近づいて…。

ジミンは、ヒョンジンの家事を手伝うことになり、テヨンの家に入り込むことに成功するが、それを知ったテヨンはジミンを追い出そうとする。一方、ジミンは優しくしてくれるジョンホに申し訳なく感じ、会わないと告げるが…。

テヨンの家に家政婦として入り込んだジミンは、テヨンの身の回りの世話を焼くふりをしてテヨンを誘惑する。何も知らないヒョンジンやソヨンはジミンを歓迎するが、心穏やかでいられないテヨンは遠ざけようとするのだが…。

ユニがテヨンに突き飛ばされるところを見たジミン。その場は、心を鬼にして母を悪者にし、テヨンに詫びたジミンだったが、テヨンの家庭を壊すためにヒョンジンの前でテヨンの元恋人がまだ会っているように振る舞って…。

テヨンへの復讐を進めるジミンだが、テヨンに近づきかつて愛した男を欺くことで自分自身も傷つくのだった。病院でテヨンと言い争ったあと、ひとり落ち込んだ時に呼び出したのはジョンホだった。ジョンホが現れるとジミンは…。

ヒョンジンとソヨンが留守の間、ジミンはテヨンと部屋で2人きりになるチャンスを得てさらにテヨンを誘惑すべく振る舞い、テヨンを当惑させる。ある日、セリンの紹介でジミンが見合いをすることになるが、その見合いの場にテヨンが現れる。

テヨンは、ジミンを見合いの場から無理やり連れ出す。ジミンの誘惑に心を揺すぶられ、恋人だった頃を思い出してしまうテヨン。一方ジミンは、兄を思う妹を演じながら、テヨンの家庭を壊すべくさらに誘惑の罠を仕掛ける。

ジミンの仕掛けた罠にかかったヒョンジンは、テヨンの態度を不審に思い、気持ちが不安定になる。ジミンはテヨンに対して思わせぶりな態度を続ける一方、ヒョンジンには、元恋人がテヨンと会っているように誤解させて…。

テヨンと元恋人との関係を心配するヒョンジンは、不安で何も手に付かない日々を過ごすが、何があってもテヨンとは別れないと決意する。一方、ヒョンジンの使いで病院を訪れたジミンは、運転手とは程遠い姿のジョンホを目撃し…。

ジョンホが運転手ではなく、ジョンイン財団の理事長だと知ったジミンは、もう会わないとジョンホに告げる。一方、テヨンの元恋人の影に不安を感じたヒョンジンは、仕事で遅くなるというテヨンのために夜食を持って病院に行くが…。

ジミンに正体を知られ、ついに自分の思いを告白したジョンホは、ジミンを諦めようと仕事の鬼となる。一方、ジミンはテヨンと2人きりで会う約束を取り付ける一方、ヒョンジンにテヨンとの密会をにおわすメールを送りつける。

テヨンと2人でいるホテルの部屋にヒョンジンを呼び、すべてを明らかにするというジミンの計画だったが…。母に代わって父ギョンサンの病院に付き添って行ったジミンは、そこにテヨンとジョンホが一緒にいるのを目撃する。

イ院長がテヨンのプレゼンを妨害した犯人だと分かり、テヨンはついにハヌル病院の院長になる。テヨンの義父がジョンホだと知ったジミンは、ある計画を胸にテヨンの院長就任式を訪れる。その後、ジョンホを呼び出して…。

ジミンは、心の中でジョンホに詫びつつも、テヨンへの復讐を成し遂げるためにジョンホを利用しようと決意する。ジョンホは、ジミンからの告白を断るのだが、ジョンホに受け入れてもらえるまで待ち続けると言うジミンは…。

テヨンは、国中が注目する総理の複雑な心臓手術を引き受けて成功させ、一躍有名になる。ジミンがジョンホと親しげに話しているのを目撃したテヨンは、不審に思いジミンに問いただすが、ただの知り合いだと言われ…。

国中が注目した手術の成功でテヨンの評判は急上昇し、カン氏からも亡夫の大切な形見の品を贈られる。ジミンは、バレエの師ジョンウォンに挨拶に来たように装いムン家を訪ねる。今時、珍しい娘とカン氏にも気に入られて…。

テヨンは、ジミンがジョンホとのデートから帰宅するのを待ち、ジミンの腹を探ろうとして言い争いになるが、そこにユニが現れる。復讐を進めるジミンは、ジョンホに頼んでハヌル病院の受付として働くことになるが…。

新聞社からの匿名情報でジョンホがジミンとつきあっていることを知ったカン氏は激怒し、ジミンに会いに行く。カン氏の怒りがジミンに向けられたことを知ったジョンホは、ジミンを守ることを心に誓うが…。

ジョンホは、ジミンを家に招いて家族に紹介し、テヨン夫婦や家族の前で、ジョンホはジミンと結婚すると宣言する。2人の結婚を何とか食い止めようとするテヨンは、カン氏がハン家に乗り込むように仕組むが…。

カン氏は、テヨンの案内でハン家に乗り込み、ジョンホがジミンと結婚しようとしていることを告げ、結婚は許さないと言う。突然の結婚話が信じられないユニだったが、ジミンからも結婚したいと聞かされユニは、激怒して…。

ジミンとの結婚を認めてもらうため、ジョンホは挨拶にハン家を訪れるが追い返される。ユニは、結婚を思いとどまらせようと、ジミンを嫁にやる代償をジョンホに要求する。ジョンホは指輪と共にある思いを込めた靴をジミンに贈る。

ジミンが婚約指輪を贈られたと気づいたテヨンは、ジミンを無理やり車に乗せて、前にも指輪を捨てた公園に行き、再びジミンから指輪を奪い取り投げ捨てるが、それをヒョンジンに見られる。一方、カン氏はジョンホの真剣さを知って…。

カン氏は会食の席を設けてジミンを招き、ジョンホの結婚相手として家族に正式に紹介する。公式の授賞式にもジミンを同伴するようジョンホに指示し…。テヨンは、ジミンが婚約者と認められるのを食い止めるため、ユニを呼び出すが…。

テヨンにジミンが同伴するジョンホの授賞式をブチ壊しにするしか、2人の結婚を止められないと言われたユニは授賞式に乗り込む。公式の場で大恥をかいたジョンホのため、カン女史はジミンに結婚するか別れるかを決めるよう迫るが…。

家族から反対されたまま結婚を決断したジミン。ジョンホはジミンの家族を思いやるが、カン氏は、名誉回復のためには早い方がいいと式の日取りを決める。ジミンがジョンホとの結婚にこだわる理由を知ったテヨンは…。

ジミンの部屋でペク部長との秘密のやりとりが録音されたレコーダーを見つけたテヨンは、ジミンがすべてを知っていたことに愕然とする。また、カン氏からは、授賞式にユニを招いてジョンホを辱めた償いをするよう迫られる。

テヨンは、ジミンがジョンホと結婚するのは自分への復讐のためで、この結婚を止めるにはユニが自らジミンに過去の事実を告白するしかないと迫る。娘の幸せを願うユニは、テヨンの言うとおり真実を告げようとするのだが…。

ジミンは、結婚の記念にジョンホに指輪を贈りたいと言う。指輪のサイズを確認するため開けたジョンホの宝石箱にジヘの形見のネックレスが…。ジミンとジョンホ、ヒョンジン夫妻の4人で出かけた別荘で、ジミンはそのネックレスを…。

4人で訪れた別荘でテヨンがジミンの腕をつかみ言い争っているのを目撃したジョンホは、テヨンに対して怒りをあらわにする。ジョンホの信頼を失ったことを知ったテヨンは、その夜、ジミンを無理やり山に連れ出す。

テヨンと争って崖から転落したジミン。大ケガか、あるいは死亡の可能性も頭をよぎる中、テヨンは必死に探すが見つからない。翌朝ジミンの不在が知れると、テヨンは平静を装いつつも、自分の昨晩の行動が知れる不安に襲われる。

ジミンは崖から転落したものの、命に別条はなく病院に運ばれ、ジョンヨンという名前で入院していた。ジミンはユニに電話して無事でいることを知らせると、ジョンホに結婚式の準備はそのまま進めるように頼むのだが…。

テヨンはユニを追ってジミンが入院している病院を突き止めるが、間一髪でジミンはテヨンから逃れる。テヨンはユニやジョンホの態度からジミンが生きているのではないかという確信を一層深める。結婚式は翌日に迫るのだが…。

結婚式の前の晩、ジョンホは無事にジミンをハン家に送り届け、ジミンは最後の晩を両親の部屋で過ごす。結婚式当日、花嫁の支度をしているジミンに一本の電話がかかってくる。テヨンからギョンサンを連れているというのだが…。

ギョンサンを拉致して結婚式を食い止めようとするテヨンだったが、ジミンと電話している隙にギョンサンを見失ってしまう。一方、ギョンサンが警察で無事保護されていると知ったジミンは、テヨンの作戦を逆手に取り…。

結婚式の翌日、ハン家の人々は顔合わせのため食事に招かれるが、ヒョンジンがつけているネックレスを見たギョンサンが、急に興奮して暴れ出す。一方、崖から転落した時の様子が偶然、カメラマンのビデオに収められていることを知ったジミンは…。

転落事故の様子が映ったテープをカメラマンからジミンが受け取ったのを確認したテヨンは、テープを何とか手に入れようとジミンを呼び出すが失敗する。結婚式の日、テヨンがギョンサンを拉致していたことを知ったヒョンジンは…。

ジミンは事故のテープをちらつかせ、事実を公表して謝罪しハヌル病院を去るようテヨンに迫る。窮地に陥ったテヨンがテープを奪い返そうとジミンと争っているのを見たヒョンジンは、ネックレスに見覚えがあることに気づくが…。

ネックレスがジヘの物だと分かったヒョンジンは、テヨンとジミンの関係を疑い始め、テヨンの親友ジヌから元恋人が誰なのかを聞き出そうとする。だが、ジヌからは、はっきりした答えは聞き出せず、テヨンの怒りを買ってしまう。

テヨンとジミンが結婚していたことを教会で確認したヒョンジンは、その足でムン家を訪れ事実をぶちまけようとする。だが、心からジミンを愛しているジョンホを前に言い出せずに帰宅する。翌朝、ヒョンジンは倒れて入院するが･･･。

ヒョンジンは、ジミンがテヨンの元恋人だと知って、ジミンを困らせるためテヨンの元恋人と会わせてほしいと頼み、テヨンには、教会に行って2人の結婚を確認したことを告げ、自分への裏切りをなじるのだが･･･。

ジミンが事故のテープをもとにテヨンに事実の告白と謝罪を迫っていることを知ったヒョンジンは、ジミン夫妻の寝室に入り込みテープを盗み出す。何も知らないジミンは、テヨンに謝罪させるため夫妻を夕食に招くのだが･･･。

ジミンに請われ、ギョンサンを破滅に追いやった犯人を探す手助けを始めたジョンホだが、ハヌル病院の投資者から資金提供を止めるよう指示したのは、テヨンだったと聞かされる。更に名前のあがったペク部長の身辺を調べると･･･。

テヨンがギョンサンを破滅させた犯人だと知ったジョンホは、ヒョンジンを呼び出して事実を伝え、テヨンと離婚するように言い渡す。ジョンホの話が信じられないヒョンジンはテヨンに電話し事実を問いただすのだが･･･。

テヨンは、警察署に告訴しに行くというジミンに、母ジヘはギョンサンの初恋の人で、嫉妬に狂ったユニによって殺されたのだと打ち明ける。テヨンの言葉を疑いつつもジミンはハン家に立ち寄り、母ユニに真実を確かめる。

テヨンを守るため、ヒョンジンは証拠であるハヌル病院の二重帳簿をジミンの寝室から盗み出すが、忘れ物を取りに帰ったジミンに見つかり奪い合いになる。争っている2人にカン氏が気づき、テヨンの罪が知れることに･･･。

カン氏の決断によって、テヨンは罪の公表を免れ院長も続けることになるが、財団のために一生働くよう迫られる。またもヒョンジンの妨害で復讐に失敗したジミンは、全てを明らかにしてジョンホと離婚するとヒョンジンに告げる。

ジミンと争って階段から落ちたことでヒョンジンが流産したため、ジミンは窮地に陥る。一方、ユニとセリンの通話から、家を没落させたのは兄と慕ったテヨンだと察したガンミンはジミンを問い詰め、テヨンの裏切りを知る。

テヨンの裏切りに憤ったガンミンは、ハヌル病院の前で抗議行動をするが、テヨンが警察に通報したため逮捕される。一方、ヒョンジンの身体を気遣ってカン氏が用意した品を持ってヒョンジンを訪ねたジミンはある事実を知って…。

妊娠も流産もヒョンジンのウソで騙されていたと知ったジミンは、ジョンホと離婚すると家族に打ち明けるので助けてほしいと言い、ヒョンジンをムン家に来るように頼む。家族が集まる前で、ジミンは離婚を切り出し…。

ヒョンジンのウソが明らかになって、ジミンに家族の同情が集まる。カン氏はジミンの意向に沿うようにヒョンジンにテヨンとは離婚するように言い渡し、テヨンには離婚届を送る。ヒョンジンはテヨンとは離婚しないと言うが…。

倒れて入院したギョンサンは意識が戻らぬままで、ハン家の人々は、今回もまたテヨンの仕業だと疑う。一方、テヨンはヒョンジンに離婚を切り出し、家を出る。病院でジミンと顔を合わせたヒョンジンは徹底抗戦を誓う。

やけどが治ったのに右手が上手く動かないことを不審に思ったテヨンは、病院で子供の頃の心のトラウマが原因と診断される。一方、セリンとの離婚のきっかけだった不倫騒動は、カン氏がねつ造したものだったと知ったジョンホは…。

テヨンは、眠り続けているギョンサンを訪れ、手が治らなかったら許さないと誓う。眠っているかに見えたギョンサンだが、実はテヨンの言葉を聞いていた。一方、ジョンホは、カン氏からジミンを守るため家を出る決意をするが…。

ハヌル病院長を解雇されたテヨンだが、ヒョミョングループの会長が倒れ、緊急手術の執刀医にテヨンを指名する。ジョンホは反対するが、カン氏の一声でテヨンの執刀が決まる。右手が動かないまま執刀を引き受けたテヨンは…。

ジミンは、テヨンの罪を証明する二重帳簿を手に入れ、警察署へ刑事告訴に向かう、その頃、医療院では、ヒョミョングループの会長の手術が始まろうとしていた。緊迫した空気の中、テヨンの執刀で手術が始まるが…。

手術の失敗は、医療事故ではないかと世間では大騒ぎになり、遺族はテヨンを告訴、テヨンは行方をくらましたまま、連絡も取れなくなる。また、ジミンもすでに偽造罪で告訴していたことで、テヨンの自宅に警察が家宅捜索にやってくる。

すべてを失ったテヨンは入水自殺を図るが、ギョンサンに助けられる。すべては自分の責任だと悔やむギョンサンは、ジミンに告訴を取り下げるように電話するが、父の言葉の意図が理解できないジミンは、ユニに電話して…。

ユニの通報によって、テヨンは逮捕される。参考人として警察に呼ばれたジミンは、ヒョンジンからテヨンの母を殺したのはユニだと聞かされ、実家に向かう。そこでテヨンを救おうと奔走するギョンサンとユニとの言い争いを聞いて…。

過去の真実を知ったジミンは、警察署に駆け付け、テヨンとの面会を懇願するが断られる。ジョンホにもカン氏にもテヨンを救ってほしいと懇願するジミン。娘に真実を知られたユニは、意を決しジョンホを呼び出して…。

釈放が決まったテヨンにひと目でも会って謝ろうとするジミン。その場でヒョンジンからテヨンの肩に残るやけど痕の話も聞かされ、ジミンには謝る資格すらないと突き放される。一方、テヨンは後悔の念に涙を流すジミンを見て…。

ヒョンジンに指示された通り、家族に黙って韓国を去る決意をしたジミンは、去る前に家族に尽くそうと料理を振る舞い、ジョンホをデートに誘う。ジミンが出国する情報をつかんだカン氏は、嫁の裏切りと怒りを新たにして…。

ジミンがテヨンと会っていたこと、結婚前に付き合っていた男性はテヨンだったとの報告を受けたカン氏は、嫁の許しがたい裏切り行為に怒りをたぎらせる。出発の朝、ジミンが荷物を持って門を出るとそこにはカン氏の姿が…。

カン氏に呼ばれてムン家を訪れたヒョンジンは、韓国を去ったはずのジミンに出迎えられて驚愕する。ジミンを全く信用できないカン氏は、家族の前では優しく振る舞いながらも蔭では怒りをむき出しにしてつらく当たり…。

テヨンを思うヒョンジンは、ジョンホに医療院で働けるように計らってほしいと頼む。テヨンを助けるようジミンまでがジョンホに頼んだと知ったカン氏は激高し、息子を利用したとジミンを激しくとがめ、偶然それを聞いたテヨンは…。

カン氏がジミンにつらく当たっていることを知ったテヨンは、その晩ジミンを呼び出す。帰宅したジョンホは、家の前で話す2人に気づきとっさに引き返す。済州島で出会った頃のジミンを思い出したジョンホは、2人の関係に疑念を抱き…。

モルディブ旅行に行くためにジミンと待ち合わせた空港にジョンホは現れず、携帯に出たのはコンドルで、急用ができたので旅行はキャンセルだと言う。ジミンとテヨンの過去を知り、傷ついたジョンホはかつて遊んだ店に行き…。

医療院への就職を断ったテヨンはジョンホに会い詫びるが、ジミンを心配するテヨンの素振りがジョンホを傷つける。ジミンが離婚届に判を押していたとヒョンジンから聞かされたジョンホは、ジミンの裏切りに腹を立て冷たく接するが…。

夜中、庭に出てひとり涙を流すジョンホに気づいたカン氏は、ついに息子がジミンの過去を知ったことを悟り、息子を傷つけたジミンとテヨンに対する怒りを募らせ、テヨンが勤め始めた病院にテヨンを解雇するよう買収工作し…。

高熱で倒れたジミンを抱きかかえ病院に運ぼうとするテヨンをジョンホは制止する。ジミンを心配するテヨンの態度に、昔の思いがよみがえったのではと不安に駆られたヒョンジンは、ジミンをテヨンのそばから引き離そうとするが…。

カン氏にジミンとテヨンの過去が知れたと聞き、娘を連れ帰ろうとムン家を訪れたユニとギョンサンに、ジョンホはジミンの妊娠を告げる。過去は忘れると決意したジョンホは、テヨンにヒョンジンと一緒に韓国を去るように言い渡す。

酔いつぶれて帰宅したテヨンが、寝言でジミンにわびているのを聞いてしまったヒョンジンは、テヨンのジミンに対する気持ちに疑いを深める。テヨンからアメリカに移住しないかと提案されたヒョンジンは、ムン家に乗り込んで…。

ハン家の前で偶然ジミンに会ったテヨンは、体調の悪そうなジミンを心配して、かつて2人でよく行った食堂に強引に連れて行く。しかし、2人の仲を疑うカン氏にしむけられた監視によって、2人でいる姿を撮られてしまう。

カン氏は、お腹の子の父親は、ジョンホではなくテヨンなのではとジミンを疑い、つらく当たる。更に、テヨンの勤め先の病院には、テヨンをやめさせるよう買収工作をする。それを知ったテヨンは、ムン家に乗り込んでいく。

ジミンのお腹の子の父親が自分だとカン氏が疑っていると知り憤ったテヨンは、カン氏の買収工作の証拠を持ってムン家を訪ね、暴露する。テヨンの言葉を鵜呑みできないジョンホだが、念のためカン氏の秘書について調べさせ…。

ヒョンジンが、ジミンとの仲を嫉妬していると知ったテヨンは、ジミンに対しては特別な気持ちはないと言い、一緒にアメリカに行って家族3人でやり直そうと言う。一方、カン氏がジミンを怒鳴りつけているのを見たジョンホは…。

ユニが家出をして戻らないと聞いて、心配で我慢できなくなったジミンは、カン氏が止めるのも聞かず、ムン家を飛び出し実家に行く。夜に戻ったジミンは、家から閉めだされ、カン氏から二度と戻らない覚悟で出たはずだと言われ…。

ジミンが流産したことで、カン氏と暮らすのは限界だと感じたジョンホは、親子の縁を切るとカン氏に告げる。一方、カン氏は、入院しているジミンを訪ね、ジョンホを傷つけたくないなら家に戻れと脅しをかけるのだが…。

カン氏がジミンを脅しているのをその目で見たジョンホは、迷いがふっきれ、すぐにジミンを連れて家を出る。そして財団を去る手配をしたジョンホは、ジミンとの待ち合わせ場所に向かうが、カン氏が自殺を図ったとの連絡を受け…。

カン氏が睡眠薬を飲んで自殺を図ったと聞いたジョンホは、ジミンの元ではなく、カン氏の入院先に向かう。ベッドに横たわるカン氏を前に、母には勝てないことを自ら認めたジョンホは、ある決意をし、ジミンを旅行に誘う。

ジミンとジョンホは、別々の車に乗ってソウルへと向かい、それぞれの思いを胸に別々の家に帰る。アメリカへの出発前に受けた健康診断で、テヨンにガンの疑いがあることが分かり、ジヌたちは無理やり再検査を受けさせるが…。

再検査の結果、テヨンは末期の大腸ガンで、すでに体中に転移して手術はできず、余命もわずかと分かる。事実を知ったテヨンは、病気のことは誰にも言わないでほしいとジヌに頼むと病院を後にして、母ジヘの納骨堂を訪ね…。

テヨンが病院も辞め、移住先の家もキャンセルしたと知ったヒョンジンは、ジミンとヨリを戻すためだと考え、帰宅したテヨンを激しくなじり、出て行くように迫る。テヨンは、韓国を発つ決意をし、最後にジミンに会いに行くが…。

テヨンと空港で別れたヒョンジンだったが、ジヌからのメールで、テヨンが余命わずかでひとりでひっそり死ぬために旅立とうとしているのだと知る。引き返してテヨンを見つけたヒョンジンは、残りの人生は私のものだと言い…。

テヨンが重い病気だと知って、ジミンは家を飛び出し、テヨンに会いに行くが、ヒョンジンは、テヨンに頼まれたとおり冷たく追い返す。ヒョンジンに助けを求められたジョンホは、ニューヨークのガンセンターでの治療を勧めるが…。

テヨンは、最後に1週間だけでいいからジミンと一緒に過ごしたいとジヌに打ち明ける。そのテヨンの告白を立ち聞きしていたヒョンジンは、テヨンが行きたいと言っていた南海に夫婦で一緒に行こうと急に言い出す…。

ついにヒョンジンは、テヨンから身を引く覚悟をし、ジミンに電話してテヨンに生きる意志を与えられるのはジミンしかいないから南海に来てほしいと頼む。ジミンが、南海に行こうと家を出るとそこにはジョンホが待っていて…。

ジミンを追い返そうとしていたテヨンだったが、結局は最期に2人でいられる幸せを受け入れることにし、その時間を2人で大切に過ごすのだった。ジミンが家族に嘘をついて来たと知ったテヨンは、ユニに電話するが…。

容態が急変して意識を失ったテヨンにユニは、目を覚ますよう、祈るように語りかけ、ギョンサンを残しひとりソウルに帰る。テヨンは、母ジヘが好きだった思い出の場所にジミンを案内する。2人で海を見るうちにテヨンは…。