※2019年12月18日(水)スタート!
テヨングループ会長の長男カン・ドンビン(イ・ジェファン)と愛を育むキム・イニョン(シン・ダウン)。しかし、彼女は父の死の真相を知るため、素性を偽ってドンビンに近づいていた。一方、事故で視覚を失ったドンビンの弟ジュニ(ソ・ドヨン)は、手術で視覚を取り戻すことに成功する。婚約者のユラン(キム・ヘイン)もそれを喜ぶが、ジュニは視覚を失っていた間に出会った女性を忘れられずにいた。そんな中、ドンビンの家を訪ねたイニョンは、ジュニ、ユランと顔を合わせる。それは、4人の運命の歯車が動き始めた瞬間だった...。
優秀なインテリアデザイナーのキム・イニョンは業界大手・テヨングループの長男、カン・ドンビンと交際中だ。イニョンを深く愛するドンビンは、両親に紹介するためイニョンを自宅に招くが、イニョンにはある思惑があった。
ドンビンの家族を紹介されるイニョン。挨拶を交わすと、そこには見覚えのある思いがけない顔があった。一方、何者かに襲われ意識が戻らないままのイニョンの弟・ジェミン。何としても犯人を見つけだすとイニョンは母に誓う。
ドンビンの父・べクサンは認知症中期と診断される。医師から会長職を退くよう勧められるが家族にも告げられず苦悩しつつドンビンの弟ジュニの職場復帰を心待ちにする。一方ドンビンの母・ヒャンミは再びイニョンに会うという。
イニョンは、ヒャンミとジュニの恋人・ユランの前で吐き気に襲われる。ユランがけげんに思っていると、イニョンから妊娠を告白される。ドンビンは何とか母に取り繕おうとするが、妊娠を聞いたヒャンミは嫌悪感を隠さない。
ベクサンから同居が許されたドンビンとイニョン。有頂天になるドンビンに対し、素性を隠しているイニョンの心境は複雑だった。一方、1人で楊平の別荘を訪れたジュニ。そこでジュニは、ある女性のことを思い出していた。
ジュニは視力を失い自暴自棄になっていた頃、自分を勇気づけてくれたチェ・ソンファという女性が、ひそかに忘れられずにいた。そんなこととは知らないイニョンは家族に長期出張と嘘をつき、ドンビンとの新生活を準備していた。
ユランはイニョンの背中の傷を見て、過去を思い出し激しく動揺する。ドンビンとイニョン、ジュニとユランが親睦のため食事に出かけた際、ジュニは転びそうになったイニョンを抱き止めると、ふとソンファのことを思い起こす。
ユランの携帯電話の着信音に気付いたイニョンが電話を手に取ると、ちょうど戻ってきたユランが激しく不快感をあらわにする。ユランの携帯電話には、"ボス"という名で、カン家での行動を指示するメールがたびたび届いていた。
昏睡状態だったイニョンの弟ジェミンが目を覚ます。回復を信じて介護を続けてきたイニョンの家族たちは喜びに涙する。更には、病院側からジェミンの入院費は匿名の慈善団体によって全額精算済み告げられ、家族たちは驚く。
職場でめまいを起こして倒れたジュニ。医師からも復帰は時期尚早と言われていた中での事態に、家族の心配は高まる。一方、イニョンはジェミンの病室に来ていたチャン課長が、刑事と偽って容体を探っていたことを知る。
"ボス"に呼び出されたユランが向かった先には、ドンビンがいた。優秀な弟を妬むドンビンは、高額な報酬でユランを利用し、ジュニと結婚させようとしていた。焦るドンビンは3ヶ月以内にジュニと結婚するようユランをせかす。
ジュニの家族との同居を祖母に伝えていないことを知られたユランは、酒の勢いからジュニに外泊を迫る。しかし"ソンファ"に未練を残すジュニは戸惑いを隠せない。そしてイニョンも、帰宅が遅い2人に複雑な思いを抱いていた。
イニョンの実家に住む親友ダミは、大家のチョヒからイニョンは本当に南海にいるのかと聞かれ疑問を抱く。また、ユランはドンビンと緊急に会う約束をするが、ドンビンは訪ねてきたイニョンと出かけてしまい、待ちぼうけを食う。
ユランが高熱を出して倒れる。ジュニはユランの気持ちに応えられないことを心苦しく思いながらも、献身的に看病をする。そして、ついにダミに南海への出張が嘘だと気づかれたイニョンは、計画を打ち明けダミに協力を求める。
ドンビンに指輪を贈られたイニョン。プロポーズの最中にジュニとユランが現れ、イニョンの心中は複雑だった。また、弟のジェミンは退院の日を迎えイニョンがその様子を遠くで見ていると、家族を尾行するチャン課長を見つける。
副社長就任が見送られたドンビン。就任が確実視されていた中での予想外の人事に、ドンビンは平静を装いながらも内心は落胆と焦りが渦巻いていた。一方、ジュニは復帰早々、大規模マンションの改修工事の案件を任される。
イニョンは実力が認められ、デザイナーとしてテヨンに採用される。仕事を続けたいイニョンと、反対するドンビンは、意見がぶつかり口論となる。その頃、ベクサンとチャン課長はパク・ドゥシクとの過去を思い返していた。
イニョンの定期検診の日、お腹の子との初対面に心躍らせるドンビン。しかし、イニョンの企みによって、ドンビンの立ち合いは阻まれる。一方、ジェミンは、家族から海外出張中と聞かされていた父が他界したことを知る。
父の死に衝撃を受け憔悴するジェミンを心配するイニョンは、夜更けにカン家を抜け出し、実家に向かう。ジェミンを落ち着かせ、イニョンはそっと帰宅する。そしてテヨン初出勤の日、イニョンはジュニのもとで働き始める。
ジュニはイニョンの作品集の中に、以前ソンファが語っていた構想と酷似したデザインを見つける。その画について尋ねられたイニョンは動揺し、はぐらかす。一方、ドンビンはユランに、一刻も早く結婚するよう急かす。
イニョンは極秘に実家へ帰る途中、実家の近所でチャン課長と鉢合わせる。その場は取り繕うも、イニョンはジェミンに危険が及ばないかと心配する。ユランも育った施設の園長に偶然会い、カン家に正体がバレないかと焦る。
ジュニから実父の思い出話を聞き、思わず涙するイニョン。突然の涙を心配したジュニは、ドンビンにイニョンをもっと気遣うよう伝える。そのドンビンは、自分の出自を探り思い悩み、2人で酒を飲もうとジュニを誘う。
泥酔して帰宅したドンビンは、酔った勢いでジュニの前で2人の裏の関係を匂わせる発言し、ユランを青ざめさせる。そして結婚へと進展しないジュニとユランに業を煮やしたドンビンは、経済誌に2人の関係をリークする。
イニョンは物憂げな表情のユランを見て、親友だったホン・ソナを思い出す。それを察したユランは、正体がバレないようイニョンを警戒する。一方ジュニとユランの関係が新聞報道され、ベクサンはヒャンミとユランを会社に呼ぶ。
改修工事の現場を視察中、イニョンをかばってケガを負ったジュニ。幸い、軽傷で済むも、イニョンは責任を感じていた。ジュニを陥れようともくろむドンビンは、べクサンにジュニの悪い噂が社内で広まっていると告げる。
ジュニは山での事故のことを思い出し、ドンビンに滑落ではなく、背後から何者かに突き落とされたと告げる。ドンビンは動揺した様子であいまいな返事をする。一方、ベクサンはジュニの記事の出どころを徹底的に調べていた。
ドンビンとユランが密談しているところに鉢合わせたイニョン。ユランがごまかして乗り切るも、イニョンは会話の内容が気になっていた。ベクサンの記事の調査も続く中、ドンビンはユランに濡れ衣を着せることを企てる。
ジュニとユランの交際報道の出どころがユランと知り、ベクサンは2人の同居を解消させることに決める。一方、ケガを負った日の記憶を取り戻したジェミンは、イニョンとダミに父の死と自身の事故の不可解さを訴える。
ユランはベクサンが服用している薬の成分を調べ、認知症の薬であることを知る。病気の悪化に備えベクサンが弁護士と相続について検討する中、その場に居合わせたドンビンは、ベクサンが後継者を選んだのではと憶測する。
ドンビンの策略の失敗を押しつけられたことに不満なユランは、計画から降りると告げるが、ドンビンはそれを許さず機会を待つよう命じる。イニョンとダミは旧友ソナを捜すべく、ソナが育った施設の園長に会いにいく。
父が死亡した日の工場が映った映像を入手したイニョン。するとそこには、カン家の所有する車が映っていた。一方、ドンビンから滑落事故の調査資料がないことを告げられたジュニは納得できず、再調査をすることを決める。
多忙なイニョンを心配する母ヤン・スギョンは、チョヒと共にイニョンが働く南海へ行く計画をする。それを知ったダミは慌ててイニョンに連絡を取り、対策を練る。ドンビンは日中堂々、母のいる財団に出向きユランを呼び出す。
ドンビンは、ユランをテヨンで働かせる計画を企てる。ユランはドンビンの強引な計画に嫌気が差す一方で、誠実なジュニの優しさが心に響くようになっていた。ある時ジュニは1人で涙を流すイニョンを見かけ、ひそかに心配する。
ジュニはユランに、滑落事故は誰かに突き落とされたのだと告白する。ジュニの確信を持った眼差しに、ユランは言葉を失う。ベクサンのもくろみを知りたいドンビンはチャン課長を呼び、父の健康や弁護士との接触理由を探る。
深夜に財団へ忍び込んだイニョンは、ヒャンミの机の中からジェミンの入院費の領収書を見つける。スギョンに代わって南海に行くことになったダミはイニョンと落ち合い、ジェミンの姉を装ってヒャンミにお礼の電話をする。
イニョンはカン家の人々の優しい気遣いや、財団のジェミンへの支援などを思ううちに、偽りだらけの自分に不安を募らせる。一方、ヒャンミは匿名での支援がジェミンの家族に知られたことが気になり、病院に問い合わせる。
偽りの自分に耐えられなくなったイニョンは、深夜にカン家を出る。明朝、2人きりでの旅行を楽しみにしていたドンビンは、イニョンからの置手紙を読んで愕然とする。ドンビンはジュニにだけ真実を伝え、懸命にイニョンを捜す。
ドンビンは無我夢中でイニョンを捜すも見つからず、酒におぼれる。泥酔するドンビンを見るユランは、イニョンに対する深い愛情を感じ取り、切なくなる。一方、ジュニは部下から、前職からのイニョンの有能な仕事ぶりを聞く。
以前にデザインを手掛けたカフェのオーナーに呼び出されたイニョン。そこにはジュニが待っていた。ドンビンへの連絡を説得するジュニに、イニョンは時間がほしいと深く詫びる。その頃、ドンビンは高熱を出して倒れてしまう。
ヒャンミがイニョンの実家を突然訪ねてくる。イニョンとダミは慌てるが、ダミが機転を利かせてスギョンとの顔合わせを無事に乗り切る。父の死の真相が気になるジェミンは、手がかりを捜そうと携帯電話の通話履歴を調べる。
父の工場に落ちていた携帯電話の短縮1番がユランの携帯電話と判明し、イニョンは驚く。その頃、ユランはベクサンと秘密を共有したことで距離を縮め、テヨンでの経営サポートと、カン家での同居を継続することが決まる。
ダミの反対を押し切ってイニョンはドンビンに連絡を取り、カン家に戻る。イニョンはドンビンに身勝手な家出を謝罪し、秘密を抱えていることも告白する。しかしドンビンは何も聞かず、自分のそばにいてほしいとだけ告げる。
ドンビンは、ベクサンから社内にユラン用の個室を設けるよう命じられる。自分よりもベクサンの懐に入り込むユランに、ドンビンは不機嫌になる。一方、イニョンはテヨンのショールームを視察中、そこで働くダミと鉢合わせる。
チャン課長はドンビンに、ジェミンの近況について報告する。深刻な様子で話す2人を見たイニョンは、ドンビンに探りを入れるが誤魔化されてしまう。そんな中、ジュニとイニョンが手掛ける改修工事の住民説明会の日を迎える。
ショールームを訪れたヒャンミとユラン。2人を見かけたダミは、慌てて身を隠しイニョンに連絡をする。一方、ベクサンに住民説明会の報告をするジュニとイニョン。そこで同じ質問を繰り返すベクサンにジュニは違和感を覚える。
自分が旧友ソナであることをイニョンに告げたユラン。突然の告白にイニョンはぼう然とするが、ソナへの憎しみがよみがえるとイニョンはユランを激しく罵倒する。その後、イニョンは過度なストレスによって職場で倒れてしまう。
病院で点滴を受けるイニョン。駆けつけたドンビンが、母体の検査を促すが、妊娠が嘘だと知るユランのフォローで、イニョンは危機を乗り切る。一方、ジュニはイニョンがソンファと同じ髪飾りを持っていたことが気になっていた。
ジュニはイニョンの過去を探るため、部下にイニョンの経歴を調べるよう指示する。一方、ベクサンはドンビンとイニョンの将来を考え、実家を出て独立するようイニョンに告げる。それを聞いたドンビンは、表情を曇らせる。
突然エレベーターが故障し、2人きりで閉じ込められたジュニとイニョン。よろめくイニョンを支えたジュニは、ソンファを思い起こす。ベクサンの知症を唯一知るユランは症状を注視しつつ、生活面でのサポートもするようになる。
ジュニはイニョンがソンファであることを確信し、そのことを確かめようとするが、イニョンは答えずにその場から立ち去る。その頃、ドンビンは実父であるパク・ドゥシクの写真をチャン課長に見せ、真相を聞き出そうとしていた。
イニョンがソンファだったと知ったジュニは、ソンファへの未練と、兄の恋人だという現実に心を乱されていた。今までにない行動を取るジュニを不審に思ったドンビンは、滑落事故の再調査をしているのではないかと警戒する。
ずっと心に秘めていた思いをイニョンにぶつけるジュニ。しかしイニョンは、動揺する感情を気づかれないように、きっぱりと拒む。その頃ジェミンは分かち合い財団でのボランティアに参加しようと、ヒャンミのもとを訪ねる。
度々イニョンに感情をぶつけるも、突き放されるジュニ。現実を受け入れられないジュニは、無断外泊をして家族やユランを心配させる。一方ジュニたちの努力が実り、テヨンがマンション改修工事を請け負うことが発表される。
ユランは階段でイニョンを突き落とす。ケガは軽傷で済むも、ユランはイニョンにこの機会に嘘の妊娠を終わらせるよう忠告する。そしてカン家に流産を報告するイニョンたち。ドンビンをはじめ、家族の皆がイニョンを慰める。
深夜に不可解な言動をとるベクサンを目の当たりにしたヒャンミ。朝になり、そのことを全く忘れているベクサンに、ヒャンミは不安を募らせる。一方、カン家人々の優しさに胸を痛めたイニョンは、家を出るとヒャンミに申し出る。
ベクサンの体調を心配するヒャンミは、誰にも言えないまま病院へ相談に行ったり、ベクサンに昔の話をするなど、様子を窺っていた。一方、イニョンの流産を自分の責任と感じたジュニは、直接謝罪をするためイニョンを呼び出す。
ダブルデートを気まずく思ったジュニとイニョンは、各々理由をつけてドタキャンする。イニョンへの未練に苦しむジュニは、ユランにソンファの存在を告白する。一方、ヒャンミはベクサンが飲んでいる薬が認知症の治療薬と知る。
ジュニはユランにプロポーズをする。ところがユランは、ジュニの自分への同情心を見透かし、返事を保留する。イニョンは超音波ドリルの導入を主導していた新事業部のハン部長と接触しようと、ユランに身辺調査を依頼する。
ヒャンミは認知症に気づいたことをベクサンに告げる。ベクサンは隠していたことを謝罪し、夫婦で病と闘うことを誓う。一方、子供を亡くした悲しみが消えないドンビンは、イニョンの立ち直りの早さに腹を立て、激しく非難する。
眠っているイニョンに触れようとするジュニを目撃したユラン。思いもよらない光景にユランは動揺する。風邪をひいたイニョンは、机に置かれていた薬をドンビンからの差し入れだと思い込むが、実はジュニからのものだった。
ユランはジュニからのプロポーズを受け入れ、2人は家族に報告をする。両親は安堵するも、ジュニの心にはいまだイニョンの影があった。ヒャンミがジェミンの支援をしていることを知ったドンビンは、硬い表情で財団を訪れる。
イニョンの妊娠に疑問を抱いたジュニは病院を訪れ、イニョンに産婦人科の受診歴がないことを知る。一方、ヒャンミはドンビンからジェミンと接触しないよういさめられたにもかかわらず、ジェミンに強盗に遭った経緯を聞き出す。
ジュニに妊娠の真相を問い詰められ、イニョンはやむなく白状する。愛していた女性の残酷な嘘に、ジュニは怒りとさらなる苦しみを抱える。ジュニは苦しみから逃れるため、結婚を機にアメリカ支社への異動をベクサンに願い出る。
ドンビンがジェミン襲撃に加担していたことを知ったヒャンミ。ドンビンはヒャンミを半ば脅すかのように、ジュニを渡米させるよう要求する。一方、ベクサンはユランを部屋に呼び、ジュニとの渡米を考え直してほしいと告げる。
ヒャンミからベクサンの病気を聞いたジュニは言葉を失う。ヒャンミにも渡米の意思を強く訴えていたジュニだったが、家族の苦しみを理解して渡米を断念する。それを聞いたドンビンは、自分が企む計画が狂い出すことを恐れる。
ジュニの部屋でイニョンの髪飾りを見つけたユラン。ジュニが書いたソンファ宛ての手紙を読み、ユランはイニョンがソンファだと気付く。次の日からユランは、ジュニとの仲むつまじい様子をイニョンに見せつけて、様子をうかがう。
ユランにソンファなのかと詰め寄られたイニョンは、困惑しつつも認めジュニとは終わっていると告げる。そんな中、キム理事が関わる新規事業の情報を入手したイニョンはチョチーム長を呼び出し、担当部署への異動希望を伝える。
ベクサンとヒャンミは、ドンビンに養子であることを告白する。すでに気付いていたドンビンだったが、両親からの直接の告白に動揺の様子を見せる。一方、ジュニは海外事業部への支援要員にイニョンではなくユン代理を指名する。
ベイニョンの人事の件で口論になったドンビンとジュニ。ジュニはイニョンが自分と顔を合わせたくないという理由でドンビンに口利きを頼んだと思い込み、彼女にも強く当たる。気まずい空気は自宅でも続き、両親やユランも事態を心配する。
ジュニはイニョンとジェミンが会っているところを目撃する。2人の会話から矛盾を感じたジュニは、イニョンの家族について調べる。両親からやっかい払いされたと感じたドンビンは、ますます後継者の座を欲するようになる。
イニョンの父がキム・サンジェであることを知ったジュニ。恩人の死を知らされていなかったことに傷ついたジュニは、隠していたヒャンミを責める。一方、イニョンは友人と旅行にいくと嘘をついて、久しぶりに実家へ帰宅する。
ジュニはイニョンの実家を訪ね、スギョンに生前のサンジェへの感謝を伝える。そしてスギョンやチョヒとの会話から、ジュニはイニョンがサンジェの娘であることを確信する。一方、ドンビンは両親から独立するよう告げられる。
ジュニとイニョンの親密な様子を目にしたドンビンは、嫉妬と共に2人への疑念を抱きはじめる。ヒャンミからジェミンが財団の留学支援を断ったことを聞いたスギョンは、絶好の機会だからとジェミンに考え直すよう、強く訴える。
ジュニに多くの秘密を知られたイニョン。警戒心を強める一方で、自分を心配してくれるジュニの優しさに、イニョンは心の隙を見せてしまう。そんな中、ジュニたちが進める改修工事に反対するデモ隊が、テヨンに押し寄せる。
ジェミンの姉になりすましたダミは、ヒャンミに会うため財団を訪ねると、そこでユランと鉢合わせてしまう。一方、イニョンは改修工事の反対派から、デモに出たほとんどの人が工事とは無関係の雇われた人だったことを聞く。
改修工事のデモの背景にミョンソン企画がいることを知ったジュニ。ドンビンが利用している調査会社と気付き、ジュニはドンビンがデモの首謀者ではと疑いはじめる。一方、ジェミンは再び何者かにつけられていることを察知する。
ドンビンからデモを企てた真相と、自分が養子であることを告げられたジュニ。デモの件で兄に怒りを覚えるも、養子という思いもよらない告白にジュニは混乱する。一方で、ジェミンは路上で走行中のバイクと接触しケガを負う。
イニョンはジュニにカン家に潜り込んだ理由を告げる。ジュニは家族の潔白を証明すると対立姿勢をみせるが、内心は嘘を重ねるイニョンを心配していた。ユランはジュニに約束をすっぽかされ、イニョンに強く嫉妬するようになる。
ヒャンミはテヨンのショールームで接客中のダミを見かけ、ジェミンの姉ではないことに気付く。ジェミンは遠く離れた南海にいるはずのイニョンが、家族からの緊急連絡のたびに、短時間でソウルに現れることを怪しむようになる。
ユランはドンビンにベクサンが認知症だと告げる。ドンビンは父親を心配する一方で、家族の中で自分だけが知らなかったことにショックを受ける。ジェミンに居場所を聞かれたイニョンは、テヨンに潜入していることを告白する。
イニョンとスギョンが親子だと確信したヒャンミは、ショックで寝込んでしまう。ジュニはジェミンの警護を依頼する業者から、ジェミンが何者かに尾行されているとの報告を受ける。その後、ジュニはチャン課長を呼び出す。
イニョンが通院していた産婦人科を訪れたヒャンミは、イニョンに妊娠の事実がないことを知る。その頃、チャン課長はドンビンに、ジュニからサンジェとジェミンについて聞かれたことを報告し、ドンビンは激しく動揺する。
ヒャンミに婦人科検診を一緒に受けるよう言われたイニョン。ヒャンミの強引な様子に、イニョンは不安を募らせる。一方、チャン課長がジェミンを尾行していると確信したジュニは、面識はないとシラをきるチャン課長を揺さぶる。
チャン課長はドンビンに、ジュニから探りを入れられたことを報告する。動揺したドンビンは、チャン課長にジュニの動向を見張るよう指示する。一方、ヒャンミはイニョンに対し、あからさまに冷たい態度を取るようになる。
ヒャンミから財団に来るように言われたイニョン。ユランからヒャンミが何もかも知っていることを聞いていたイニョンは、無言でヒャンミの前にひざまずく。懸命に許しを請うイニョンに対し、ヒャンミは怒りを爆発させる。
ジュニがイニョンを抱きしめる姿を目撃したユラン。ジュニのイニョンに対する思いに、嫉妬心を一層募らせる。一方、一刻も早くイニョンをカン家から追い出したいヒャンミは、イニョンをかばうジュニの態度に苛立っていた。
嫉妬がピークに達したユランは、ヒャンミにジュニとイニョンの過去を暴露する。兄弟が同じ女性を愛するというあるまじき事実に、ヒャンミは言葉を失う。その頃、イニョンはナム室長から、ユランの家族について相談を受ける。
イニョンがジュニと外で密会しているところを目撃したドンビン。社内の噂話だと自分に言い聞かせていただけに、イニョンの嘘にドンビンはショックを受ける。一方、イニョンはユランの携帯電話の履歴から"ボス"の存在を知る。
イニョンを巡って口論になるドンビンとジュニ。イニョンに好意があった過去を告げられたドンビンは、耐えきれずジュニを殴ってしまう。そんな中、カン家に居座るイニョンにしびれを切らせたヒャンミは、自宅にスギョンを呼び出す。
"ボス"がドンビンだと確信したイニョンは、ユランとドンビンの関係を探り始める。一方、ベクサンが超音波ドリル事業の不正に気付いたことを知ったドンビンは、裏で手を組んでいたキム理事に全責任を負わせ、辞職を迫る。
イニョンは、ドンビンがユランに大金を送金した証拠を突きつけ、ユランに真相を迫る。テヨン内ではキム理事が不正の責任を取って辞職するが、自白のタイミングに違和感を覚えたベクサンとジュニは、ドンビンの動きを注視する。
ヒャンミは、イニョンとスギョンが自宅で鉢合わせするよう目論むが、それに気付いたイニョンはヒャンミを外に呼び出し、父の最期について問いただす。精神的に追いつめられたヒャンミは、ドンビンに自首をしようと告げる。
イニョンはドンビンやジュニのいる前で、友人との過去を語り出す。それがユランであることを窺わせる内容に、同席していたユランは動揺する。一方、ベクサンはヒャンミとの旅行中、ホテルの部屋番号を忘れて迷ってしまう。
イニョンの正体を知ったドンビン。自らの野心のため多くの嘘を重ねながらも、イニョンへの思いは本物だっただけに、ドンビンは深く傷つく。同じ頃、娘の罪深い行為を知ったスギョンはカン家を訪れ、イニョンを実家に連れ戻す。
ドンビンは、イニョンからの一方的な別れを受け入れず、家族にもイニョンと結婚すると告げる。イニョンがカン家に近づいた理由を知ったベクサンは、超音波ドリルの真相が分かるまで、イニョンにテヨンで働くことを許可する。
ベクサンが、資金流用と超音波ドリルについて調査していることを知ったユラン。追いつめられるドンビンは、焦りをユランにぶつけ、2人の関係にも溝が生まれる。一方、イニョンは疑惑のカギを握るキム理事への接触を試みる。
ユランが偽りの経歴でカン家に近づいたことを知ったイニョン。ナム室長もユランへの疑念を強めるが、イニョンは本人が白状するまで待ってほしいと告げる。後がないドンビンは、ついにベクサンに牙をむけ、対立姿勢をみせる。
ジュニはキム理事を呼び出し、疑惑の証拠となる内部資料を突きつけ真実を語るように迫る。ナム室長からユランの経歴疑惑を聞いたヒャンミは、確認のためユランの祖母に贈り物を届けさせるが、ユランとは面識がないことが発覚する。
ベクサンは黒幕がドンビンだと確信し、支社への異動を命じる。しかしドンビンは、ベクサンと実父パク・ドゥシクとの間にある疑惑を盾に異動を拒否する。一方、ユランの嘘に絶望したヒャンミは、ユランをカン家から追い出す。
ドンビンは、大雨の中を濡れてさまようユランを助ける。ホテルで暖をとる2人は出会いを振り返り、ユランはドンビンへの思いを打ち明ける。一方ヒャンミはベクサンに、ユランは危篤の祖母を見舞うため、急遽渡米したと告げる。
イニョンはジュニと共にユランを捜し回るが、手がかりをつかめずにいた。そんな中、家族がユランとの契約関係に気づいていないと知ったドンビンは、再びユランをテヨンに復帰させ、ベクサンの腹の内を探らせようと目論む。
ドンビンはイニョンの実家で食卓を囲み、帰宅したイニョンを困惑させる。自身の秘密を守るため、イニョンとの交際を継続させようと躍起になっていた。イニョンはジュニの滑落事故について、ドンビンへの疑念を抱くようになる。
再び身の潔白を訴え、釜山支社への異動を拒否するドンビン。その直後にキム理事が証言を覆し、ベクサンはドンビンが黒幕だと立証することが難しくなる。形勢逆転を狙うドンビンは、ベクサンの病についてマスコミにリークする。
ミョンソン企画を訪ねたイニョンは、ドンビンが親子鑑定の結果を知った日とジュニの滑落事故が同日だと知り、ドンビンへの疑念を一層強める。ドンビンは役員たちに自分を後継者に推すよう仕向け、着実に味方を増やしていた。
ドンビンの元に、謎の封書が届く。ジュニの滑落事故を匂わせる内容に、ドンビンは動揺する。一方、役員会で病気を公表したベクサンは専門経営者を立てる意向を示すが、役員の大半がドンビンを推薦し、ベクサンは困惑する。
役員会議中に激しい頭痛に襲われ、病院に運ばれたベクサン。ジュニとドンビンも病院に駆けつける。その帰り、ジュニはドンビンとユランが2人きりでいる姿を目撃する。不審に思ったジュニは、イニョンにユランについて尋ねる。
ジュニの車に乗り込むイニョンを見たドンビンは、嫉妬を抑えきれず密会現場に乗り込む。ジュニは誤解だと釈明するが、ドンビンのジュニへの敵意は増すばかりだった。一方、ベクサンを心配するヒャンミは、ドンビンを呼び出す。
サンジェの死の真相を警察に通報しようとするヒャンミ。ドンビンは慌てて、母に従うことを約束しその場を収めるが、すぐに次の手を実行。ベクサンは社内の混乱を収拾しようと、ヒャンミと共に雑誌の取材を受ける。
ドンビンの待ち伏せに困惑するイニョン。ダミの協力で距離を置くも、今度は柄の悪い男たちが家族にもつきまとうなど、ドンビンからの脅しは続く。一方、ドンビンはジュニの角膜移植の真実をベクサンに告白する。
ドンビンとヒャンミが大きな罪を犯していたことを知り、苦悩するベクサン。ジュニは落ち込む様子の両親を心配するが、ドンビンは他人事のような態度を取る。ジュニは滑落事故の真相を確かめるため、ある行動に出る。
ジュニの罠とも知らず、滑落事故の証拠写真をもみ消すため、受け取り場所に現れたドンビン。しかし詰め寄るジュニに対し、ドンビンは徹底してシラをきる。一方、ベクサンは会社を守るため、ドンビンを代表取締役に任命する。
ジュニはドンビンから、サンジェの角膜で視力を取り戻したことを聞かされる。人命救助を怠った上に、違法な移植を目論んだ母と兄の許されない行為に、ジュニは絶望する。社内では、早くもドンビンの取締役就任が噂されていた。
呼ばれて会長室に向かったイニョンは、会長の椅子に座る笑顔のドンビンを見て絶句する。ベクサンはドンビンの暴走を止めるため、法的手段を取ることを決め、ジュニを成年後見人に、ドンビンに対しては嫡出子否認訴訟を起こす。
ジュニに賠償金を手渡されたイニョンは理由を問い詰めるが、ジュニは会社と家族を守るためだと、イニョンを突き放す。一方、ドンビンと手を組むユランは自らの生き残りをかけて、ベクサン側にも情報をリークするようになる。
イニョンは、屋台で苦しい胸の内を吐露するジュニを見て、声をかけずその場を立ち去る。一方、親子鑑定の書類が作成されていることを聞き、嫡出子否定訴訟のことに感づくユラン。しかし、ドンビンには成年後見人についてだけ話す。
ドンビンとジュニの口論を盗撮していたユランは、ジュニの角膜がサンジェの角膜だと知り絶句する。ドンビンはベクサンよりも先にテヨンの大株主であるチン会長と接触し、配当金の引き上げを条件に味方につけようと目論む。
ユランがいまだテヨンで働いていることを知り、ヒャンミはユランのもとに乗り込む。一方、ドンビンは自分の身を守るため、サンジェの不審死の目撃者として警察に名乗り出て、ヒャンミに全ての責任を負わせる嘘の証言をする。
父の角膜移植を違法と知らずに同意していたイニョンは、悲しみと絶望に打ちひしがれる。同じ頃、ドンビンがリークした角膜移植に関する記事が公開され、それを読み憤慨したスギョンはカン家を訪れ、ヒャンミに激しく詰め寄る。
ドンビンは、チャン課長から実父に関する思いもよらぬ告白を受ける。一方、施設に届いていたイニョンからの手紙を読んだユランは、償いのためドンビンから巻き上げた大金と、ドンビンを追い込む決定的な証拠をイニョンに渡す。
積み重ねた嘘が導く愛のかたち——(全119話)