韓国の田舎に住むドゥリムは、病気の祖母のため、海女の仕事とアルバイトを掛け持ちしながら暮らしている。持ち前の明るさと体力が自慢だ。
ある日、ドゥリムは偶然通りかかった工事現場で、青年実業家チャン・イヒョンを事故から助ける。イヒョンは、ドゥリムが自分の妹チャン・イギョンと瓜二つであることに驚く。イヒョンの妹イギョンは、韓国屈指の財閥である太陽(テヤン)グループの御曹司チェ・ガンジュとの結婚を控えているが、2人の結婚は政略結婚で、イギョンの実家の会社の経営が苦しいため太陽グループの援助を必要としていた。
そんな中、ガンジュが太陽百貨店の代表になる就任式の当日、なんとイギョンが姿を消してしまう。この結婚をなんとしても成立させなければいけないイヒョンは、自分の妹と瓜二つのドゥリムのことを思い出し、しばらく彼女にイギョンの替え玉をさせようとする。
入院した祖母のためにお金が必要なドゥリムは、少しの間なら、とそれを受け入れたが、ドゥリムが会ったガンジュは、とんでもない“オレ様”御曹司だった…!
平凡な娘がセレブなお嬢様に変身!大財閥の“オレ様”後継者と恋に落ちてしまう!?
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ドゥリムは、海女の仕事とアルバイトを掛け持ちしながら、祖母と一緒に暮らしている。ある日、工事現場へ出前にやってきたドゥリムはイヒョンを事故から救うが、イヒョンはドゥリムが妹のイギョンに瓜二つであることに驚く。そんな中、イギョンは帰国した婚約者ガンジュを空港で出迎える。太陽(テヤン)グループの御曹司ガンジュはイギョンにネックレスを贈る。だが、ネックレスのプレゼントは初めからガンジュがビジネスのために仕組んだことだった…。
互助会のお金を持ち逃げされてしまい、医者からは祖母の手術が必要だと聞いて途方に暮れるドゥリム。そんな中、イギョンがガンジュの代表就任式の日に姿を消してしまう。イヒョンは結婚が破談になるのを避けるために、妹のイギョンに瓜二つのドゥリムを替え玉にして両家の顔合わせを乗り切ろうとする。チェ・ガンジュの婚約者になってほしいと頼まれたドゥリムは祖母の手術費を手に入れるためにその頼みを聞き入れるのだが…。
ガンジュの祖父の法事の日。ドゥリムはてきぱきと準備を手伝い、手のかかる大叔母の世話も笑顔でやってのけ、皆を感心させる。ガンジュの父もすっかりドゥリムを気に入っているようだ。その後太陽デパートの取材の日、ドゥリムは地元の友達ジンジュが、従業員として働いていることを知る。ジンジュは一目でドゥリムと気づくが、シラを切るドゥリム。自分はイギョンで、ドゥリムであることがバレては絶対にいけないのだ…。
ケーキの早食い競争のイベントに参加し、何と優勝したドゥリム。だが運悪く、偶然にもそこにミョンヒとガンジュがやってくる。何とかミョンヒには知られずに済んだと思ったのもつかの間、ルミの仕業によってその動画がネット上に流れてしまい、大騒ぎに。イヒョンは落ち込んだドゥリムを励まそうとモンスターのライブに連れ出す。ガンジュの弟のガンインから“兄ガンジュと婚約者イギョン”として観客に紹介される2人。観客からはキスコールが起こるが…。
ドゥリムがイヒョンを探しに行くと、イヒョンは7歳の誕生日に亡くなった実母の事故現場で自分を責めていた。ドゥリムはそこでイヒョンの境遇を知り、なぐさめる。そんな中、イギョンらしき人物を見つけるが取り逃がしてしまうイヒョン。イヒョンは、母のジェランが何かを隠していると疑う。ルミとガンジュが怪しいとガンジュの車を尾行したドゥリムは、別荘でガンジュに見つかる。そこで怪我をしたドゥリムは、病院に運んでくれたガンジュの優しさに心惹かれていく。
デパートで指輪紛失事件が起こる。実はサラ金業者に追われて切羽詰ったジンジュが犯人だった。それを知ったドゥリムは親友の事情を察し、そっと指輪を戻そうとしたが、そのことをルミは感づいていた…。一方、ミョンヒはジェランに結婚を急ぐように言う。ミョンヒの真の意図を知るジェランは、イギョンに対し、ドゥリムを犠牲にして真の嫁の座につけと諭し、イギョンもまたそれに応え、周囲を見返そうと決心する。
ドゥリムは指輪の件で自分を信じてくれなかったガンジュを責める。数日後、ガンジュはドゥリムに自分の誤ちを認め謝る。人に謝らないガンジュが頭を下げたことを、ドゥリムは微笑ましく思うのだった。その頃、ルミは南海で撮られたドゥリムのケンカの動画を発見。ジンジュにも探りを入れ、怪しいと思ったルミは、ドゥリムの正体を暴こうとサプライズ音楽会を企画する。ドゥリムにピアノを弾かせようというのだ。ピアノが弾けないドゥリム、絶対絶命!?
イギョンが戻ったことで身代わりの役目を終えたドゥリムは、最後にデパートを訪れてガンジュに会い、南海に帰る。ドゥリムに会いに南海にやってきたイヒョンは、ドゥリムの祖母のスンボクとも親しくなる。イヒョンが帰ったあと、ドゥリムに「一緒にソウルに行かないか」と切り出されたスンボクは、イヒョンとドゥリムが想い合う仲だと思い込み、ソウル行きを承諾する。一方、イギョンは、ガンジュの態度が何となく以前と違うと感じるのだが…。
守護神がガンジュのもとに現れる。ガンジュは、呪いは本当なのかと聞くが、守護神はイギョンがどうなるかはガンジュの選択次第だと言う。ガンジュはイギョンを守るためイギョンとの破談を決意する。破談を告げられたイギョンは動揺するが、ジェランは替え玉を復活させるチャンスだと微笑む。ソウルに来てイヒョンと一緒に店の下見をしていたドゥリムはジェランに呼び出され、ガンジュに会って心変わりの理由を聞き出すよう言われる。
ガンジュらが祖母の家を訪ねると、別れを告げたはずのドゥリムが迎え出てくる。ガンジュは帰り道で別れの意志は変わらないとドゥリムを冷たく突き放す。イギョンは、イヒョンが大事にしていたネクタイはドゥリムからのプレゼントだと知り、イヒョンを問い詰める。ドゥリムがイヒョンの告白を断ったと聞いたイギョンは、ドゥリムがガンジュに思いを寄せていることを知るが、その話を聞いたジェランはドゥリムの気持ちを利用しようと言うのだった…。
過労で倒れたドゥリムのもとに、ガンジュが見舞いに来る。ガンジュは、ドゥリムが初めて心を許した相手だったと気持ちを伝え、ドゥリムを守りたいから別れを選ぶと言って出ていく。ドゥリムも追いかけて自分の気持ちを伝えるが、ガンジュは答えず帰ってしまう。ガンジュとドゥリムを会わせたのは別れの挨拶をさせるためだと言うジェラン。だがイヒョンは別の意図があるのではないかと疑う。
2人きりで結婚式を挙げようとガンジュに提案したドゥリム。ドゥリムとの結婚を決意したガンジュは、夜のデパートでドゥリムにプロポーズする。ドゥリムがチャン家の前でガンジュの車を見送っていると、イギョンが家から出てくる。物陰から見ていたルミは、瓜二つの2人の姿に驚くのだった。店に来ていたイヒョンはドゥリムに、ジェランとイギョンがドゥリムを犠牲にしようと企んでいることを告げ、ガンジュを諦めるように言うが…。
別荘で1日を過ごしたドゥリムとガンジュ。ドゥリムが無事だと知りジェランは動揺する。そんな中、ガンジュの祖母が倒れイギョンに会いたがっているとの連絡が入る。ジェランは病院へ送る際にドゥリムを拉致し、イギョンとすり替えることに成功する。イギョンはガンジュの祖母から驚くべき告白を聞かされる。一方、倉庫へ連れていかれるドゥリム。あとをつけていたイヒョンが救出を試みるが…。
ドゥリムをかばって大ケガをしたイヒョンは、意識不明になる。付き添うドゥリムのもとにミョンヒが訪れ、二度とガンジュに会わないようにと告げる。ジェランもドゥリムを訪れ、下手なまねをしたら祖母たちの命はないと脅し、ドゥリムは怒りをぶつける。身を引くことを決めたドゥリムは、遠くからガンジュを見つめ、心の中でそっと別れを告げるのだった。一方、ガンジュはイギョンの様子が以前と違うことに違和感を感じ始めていた…。
ドゥリムはお金のために替え玉をやったとウソをつき、ガンジュを突き放す。ルミは、事実を知ってショックを受けるガンジュに、ドゥリムが自分のことよりガンジュの心配をしていたこと、またイギョンたちがドゥリムの命を犠牲にしようとしていたことを教える。それを聞いたガンジュはイギョンよりドゥリムを信じることにする。そんな中、ミョンヒとジェランは、ガンジュとイギョンの結婚を発表する記者会見を開こうとする。
意識不明だったイヒョンが目を覚まし、ドゥリムと再会する。一方、イギョンは記者会見をもう一度開いて、2人の結婚を発表するようにとガンジュを脅す。ガンジュは、イルドやミョンヒの為に、周囲に対してはイギョンとの関係が順調であるかのように振る舞う。ジェランから記者会見を開くと聞いたイヒョンは、ガンジュに会いに行く。ガンジュは、自分とドゥリムはもう関係ないと突き放すと、イヒョンはそれなら自分も遠慮はしないと告げる。
ガンジュは記者会見で、結婚相手はドゥリムだと爆弾発言をする。ジェランは怒り、伝説の秘密をマスコミに流すよう秘書に指示する。真実を知ったイルドはショックのあまり倒れてしまう。ドゥリムも動揺し、ガンジュにつらく当たるが、ガンジュがドゥリムと一緒になるためにすべてを捨てる覚悟でいることをイヒョンから聞き、心を動かされるのだった。ガンジュはオソン建設への支援を中断し、伝説の裏に隠された真実を公表する。
太陽グループからの支援が断たれ、会社が経営難に陥ったジェランは焦り、イギョンもまたすべてを奪われたという思いに苦しんでいた。ガンジュを家に呼び出したイギョンは、明日シドニーに発つと告げ、ずっと大事に持っていたガンジュのカフスボタンを返す。最後にガンジュと別れの乾杯をしたイギョンは、ガンジュが帰った後、毒の入ったワインを飲み干すのだった。不安にかられて家に戻ったジェランは倒れているイギョンを発見する。
ジェランがイギョンの自殺未遂のことやドゥリムとの取り引きのことをマスコミに流すと、太陽デパートには非難が殺到し不買運動にまで発展する。ミョンヒは離れを片づけ、チェ家を出ていく。ガンジュがミョンヒを止めるも、ドゥリムを見ていると呪いを信じていた自分を思い出してつらいと言って聞かない。ドゥリムはイギョンを訪ねるが、イギョンは失声症にかかり話せなくなっていた。すべてに責任を感じたドゥリムは、スンボクと一緒にソウルを去る決心をするのだった…。
ドゥリムがソウルを去ってから1年が経った。ミョンヒはチェ家に戻り、チェ家は平穏な日々を過ごしていた。ガンジュは、ドゥリムの影響により、優しさとカリスマを併せ持つ経営者に成長する。ドゥリムへの想いは変わらず、彼女を捜し続けていた。そんな中、ガンジュはルミから聞いた情報を頼りに小さい港町にやってくる。町中を捜し回ってもドゥリムはいない。あきらめて町を後にしようとした時、足下に赤い毛糸玉が転がってくる。
百年の花嫁