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韓国ドラマ

韓国ドラマ
insu
ストーリー
あらすじ

※2018年1月16日(火)スタート!朝鮮王朝が最も波乱に満ち、最も陰謀がうごめいていた時代に、影の権力者と言われたひとりの女性がいたー。
朝鮮王朝第5代王・文宗(ムンジョン)から第10代王・燕山君の世にわたるおよそ50年間。
癸酉靖難のクーデーターに始まり、スヤン大君による王座略奪、賜薬によって殺された廃妃ユン氏の悲劇、そして暴君・燕山君の狂乱...。
前代未聞の歴史的事件の数々を背景に、女性という身分を越えて王朝を支配した実在の人物、インス大妃の生涯をドラマチックに描きます。

第1話「ハン家の末娘」

第1話朝鮮王朝第5代国王・文宗は病弱であったため、生前から後継の座をめぐり、忠臣キム・ジョンソと王の弟スヤン大君が牽制しあっていた。国使ハン・ファクの娘・ジョンは、明国国王の側室ではなく、スヤン大君の家へ嫁ぐことを決意する。類希なる野心家であった彼女は、次の国王はスヤン大君だと睨んでいたのだ。その頃、ある没落両班の娘が、父の葬儀代と引き換えに、女官として宮中に上がることになった。幼き娘ユンは、父の墓前で王妃になると誓う。王妃の座を狙う2人の女の戦いが始まろうとしていた。

第2話「私を王妃にして」

第2話国王・文宗の病状は悪化するばかり。宮中は騒然としていた。王の弟、スヤン大君は身の危険を感じ、王の重臣の娘であるジョンと息子トウォンの縁談の話をまとめようとしていた。王妃になるという野心を心に抱くジョンは、トウォンの穏やかな性格に一抹の不安を感じつつ、宮中への足掛かりをつかむため、結婚を決意する。貧しい家に別れを告げ、ユン・ソンイは宮中へ入る。王と出会い、その寵愛を得ることを夢見る少女。しかし、女官になるための厳しい教育が彼女を待っていた。

第3話「嫁と姑」

第3話ジョンはトウォンとの婚礼を無事終え、嫁ぎ先であるスヤン大君の家に入る。姑のユンはジョンに厳しく、ジョンはなぜかトウォンと寝床を別にさせられる。スヤンと一緒に宮殿を訪れたジョンは、ユンと犬猿の仲であるヤンに会う。ジョンがヤンの嫌味を見事に切り返すのを見て、満足げなユン。しかし、その後も寝床を共にすることを許されず、辛抱できなくなったジョンはユンの目を盗み、トウォンと逢引しようとする。
王文宗の体調は悪化の一途。キム・ジョンソや側近たちは世子の即位を阻む存在として、スヤンへの警戒を強めていた。しかし世子は周囲の思惑をよそに、トウォンを実の兄のように慕うのだった。

第4話「ジョンの家出」

第4話宮殿内で常に孤独な世子にとって、従兄のトウォンは心を許せる数少ない存在だった。遊び相手として宮殿に呼ばれたトウォンは、不安を抱く世子に、何があっても命をかけて守ると約束する。ジョンは姑と何かと対立。ついにジョンは実家へ帰る。嫁が戻らなければトウォンは側室をめとるであろうと言われたジョンは、尼になると言って家を飛び出してしまう。見習い女官として働くソンイは、意地の悪い先輩女官たちからいじめられるが、プライドの高いソンイはその事件によって、必ず出世すると心に誓うのであった。

第5話「兄弟の約束」

第5話スヤン大君の家を訪れた世子は、宮中の窮屈なしきたりから解放され自由を満喫する。これによりスヤン大君は世子の信頼を得る。文宗もスヤン大君への疑念を解いて世子の後ろ盾となるよう要請し、これを知った恵嬪やキム・ジョンソは警戒をいっそう強化。その矢先、文宗が血を吐いて倒れてしまう。オム内官はすぐさま世子を監禁し、スヤンらが入ってこられないよう門を固く閉ざす。文宗の危篤を伝え聞いたスヤン大君は王宮へ1人で行き、開門するよう訴える。

第6話「文宗の死」

第6話スヤン大君の身を案じるジョンは王族の長老であるヤンニョン大君を利用することを提案。ヤンニョン大君は王族を引き連れて王への面会を求めるが、側近に邪魔され失敗する。王族たちに明確な遺言をのこさないまま、ついに文宗はこの世を去る。恵嬪は遺言をねつ造し、キム・ジョンソとファンボ・インが幼い世子を補佐して国政を牛耳ることに。身の危険を感じたスヤン大君は使者として明国へ渡り、しばらく身を隠すことにする。

第7話「逃避行」

第7話王が崩御し、朝鮮王朝は世子が即位。第6代王端宗となるが、王権はないがしろにされ、キム・ジョンソによる専横が続く。スヤン大君は身の危険を感じ、明国への大使という名目で身を隠す。アンピョン大君がキム・ジョンソと手を結んで勢力の拡大に努める一方、収入の道を絶たれたスヤン大君の家は困窮を極める。見かねたジョンは亡き母の宝飾品を金に換えて生活を支えるとともに、クォン・ラムを通じてスヤン大君を支える智謀の士を探す。

第8話「水面下の戦い」

第8話明国から無事に帰国したスヤン大君は家族を従えて王宮に上る。端宗の寂しい胸中を知ったトウォン君は端宗を守ろうと改めて誓うが、スヤン大君の決起を望むジョンは端宗と親しくしないようトウォン君に釘を刺す。一方、門番の職を追われ都に出てきたハン・ミョンフェはクォン・ラムの勧めでスヤン大君に会うことに。だが「夢がかなうか」と聞かれたハン・ミョンフェは、スヤン大君はいずれ殺される運命であり、夢はかなわないと断言する。

第9話「謀臣 ハン・ミョンフェ」

第9話キム・ジョンソの専横を見守るしかない端宗がトウォン君に不安を打ち明ける一方で、幼い王を守ろうとする内官オム・ジャチと恵嬪はスヤン大君がキム・ジョンソを討つよう策略を巡らせる。スヤン大君の腹心となったハン・ミョンフェは、ジョンからの資金援助を受けて人材を集め始める。だがハン・ミョンフェは、スヤン大君が反乱を起こすとちまたの噂になるよう妓生料亭で派手な遊興を繰り広げるなど、不可解な行動に終始するのだった。

第10話「にらみ合い」

第10話幼い端宗に恋をしたソンイは、ホン尚宮に取り入って大殿付きのセンガクシとなる。ハン・ミョンフェはスヤン大君の元を訪れ、反乱の準備が整ったことを告げる。スヤン大君は娘の縁談を進めるなど煙幕を張る。スヤン大君の動きを察知したキム・ジョンソは重臣の座から退き、スヤン大君を殺すことを決意する。お互いの出方を伺って双方の静かなにらみ合いが続くのであった。

第11話「殺生簿 サルセンプ」

第11話トウォン君の忠誠心を確認した端宗は王宮へ戻り、キム・ジョンソへの対立姿勢を明らかにする。息子の気持ちを知ったスヤン大君は端宗への忠誠と自らの野望の間で葛藤し、苦悩の日々を送る。ジョンは親子の対立に心を痛めながらも、事あるときは夫に従おうと決心を固める。決起の機運が高まる中、ハン・ミョンフェは粛清対象者の名簿である殺生簿を書き上げる。

第12話「決戦前夜」

第12話待ちに待ったジョンの妊娠に喜びを隠せないトウォン君。しかし、父スヤン大君が近いうちに決起するという話を立ち聞きしてしまい、王への忠誠と肉親への情の間で苦悩する。そして、ついにスヤン大君はわずかな手勢を率い決起することに。側近たちの動きがあわただしくなる中、身重のジョンはつわりを理由に実家に戻る。くつろぎながらもトウォン君のことを心配するジョンであった。

第13話「孤独な奇襲作戦」

第13話家族と別れの杯を交わしたスヤン大君は従僕だけを従えてキム・ジョンソの家を訪れ、隙を突いてキム・ジョンソと長男のスンギュを討ち取る。そして100名足らずの兵を率いて宮殿に乗り込むが大殿の門は開かず、スヤン大君は自分が端宗にだまされていたことを悟る。一方、トウォン君は王を守るため大殿へと向かう。そんな中、討ち取ったはずのキム・ジョンソが生きていたとの情報が届く。

第14話「王を守る者」

第14話重傷を負ったまま姿を消したキム・ジョンソの行方は依然として分からず、スヤン大君の側近たちにキム・ジョンソの軍勢が宮殿に押し寄せるのではという不安が広がる。ハン・ミョンフェは大殿に押し入ってキム討伐の王命を力づくで迫るよう進言するが、スヤン大君は動こうとしない。その頃、キム・ジョンソは重傷をおいながら宮殿へと向かっていた。スヤン大君は自害する覚悟を決める。

第15話「始まりの朝」

第15話幼い端宗に圧力をかけて領議政の座につき、国政の実権を握ったスヤン大君。だがアンピョン大君を討てというハン・ミョンフェの進言を聞かず、側近たちの不満が高まる。決起の成功でスヤン大君の家には祝賀の客が押し寄せ、ジョンは接客に追われる。夢へと一歩近づいたジョンだが、一方で父親の強引なやり方に異を唱えるトウォン君との溝はしだいに深まっていくのであった。

第16話「高まる不満」

第16話政権を握ったスヤン大君はアンピョン大君の処遇を流刑にとどめただけでなく、決起に参加した功臣に高官の地位を与えず、臣下の間では不満が高まっていく。一方、スヤン大君の追い落としをたくらむ恵嬪とオム内官は、ユン氏と親しいチェ尚宮にスヤン大君の家を訪れて動向を探るよう命じる。オム内官の許可を得てソンイを手元に呼び戻したチェ尚宮だが、ホン尚宮の怒りを買う。

第17話「端宗(タンジョン)の婚姻」

第17話端宗の結婚が決まり、王室はしばし晴れやかな空気に包まれる。これに不満を爆発させスヤン大君の部下たちはスヤン大君に譲位を迫るよう詰め寄る。密かにハン・ミョンフェを訪ねたスヤン大君は王になる決意を語り、ハンに協力を求める。そんな中、ジョンが長男を出産する。勢いを盛り返した恵嬪は2人の息子まで乗り出し、クムソン大君と組んでスヤン大君を討ち取る計画を立てる。

第18話「恵嬪の悲劇」

第18話無事出産を終えたジョンがスヤン大君の家に戻ってきた。孫のウォルサン大君を胸に抱き満足げなスヤン大君だったが、そこへ宮殿から恵嬪たちの謀反の知らせが届く。危機感を募らせるスヤン大君にジョンが妙案を出し、そんなジョンをトウォン君は強く非難する。オム内官はハン・ミョンヘの策略によって罷免、さらに恵嬪の2人の息子まで捕らえられ、恵嬪は追い詰められる。

第19話「譲位の日」

第19話大殿内官オムと恵嬪ヤン氏を追放したスヤン大君は弟のクムソン大君をはじめ敵対勢力を一掃し、夜遅く宮殿に乗り込む。孤立無援となった端宗は他に誰も殺さないことを条件に譲位を決意し、スヤン大君はついに望み続けた王位を手に入れる。急な即位で王服が整わない中、この日のために自ら仕立てた王服を届けるジョン。ところが、妻がいるトウォン君は宮殿で暮らせず次男だけ連れていくとユン氏から告げられ、ジョンは大いに落胆する。

第20話「宮殿入り」

第20話世祖が即位し、上王となった端宗は宮殿を追われて昌徳宮へ移る。世祖は家族を連れて宮殿入りしようとするが、チョンヒ王妃となったユン氏はジョンとトウォン大君に居残りを命じたばかりか、トウォン大君の世子冊立も急ぐべきではないと世祖に釘を刺す。トウォン大君はジョンのために王位を継ぐ決心を固めるが、突然息苦しさを訴えて倒れ、ジョンは不安にかられる。その頃、朝廷ではハン・ファクら側近が災いの種を絶つため端宗を討つよう世祖に進言していた。

第21話「世子冊立」

第21話即位後、毎日のように昌徳宮の端宗を訪ねる世祖に対し、チョンヒ王妃は端宗の廃位を臣下たちに指示。ハン・ミョンフェは血ではなく徳で国を率いるべきだと世祖に進言するが、世祖は断腸の思いでこれを退ける。殺伐とした空気が宮殿を覆う中、ついにトウォン大君が世子に冊立されジョンと共に宮殿入りする。娘も授かり、穏やかな日々を過ごす2人。ところが、端宗復位の動きに激怒した世祖が関係者の一掃を宣言。凄惨な日々にトウォン大君は再び倒れてしまう。

第22話「不治の病」

第22話トウォン君と上王とのつながりを警戒するチョンヒ王妃により実家に戻されたトウォン君一家。宮殿を離れて心の平穏を取り戻すトウォン君に対し、ジョンは失望を隠せない。一方、朝廷では反対派の一掃を図る世祖が、上王の義父が謀反を企てたとの噂を理由に上王をノサン君に降格して辺境の地へ追放。その後、ジョンは父の死を乗り越え、無事息子を出産する。

第23話「世子の死」

第23話周囲の祈りもむなしくトウォン君は息を引き取り、ジョンは王妃になる夢を断たれる。さらに世子の座には息子のウォルサン君でなく世祖の次男ヘヤン大君が就くことになり、ジョンは子供たちを連れて宮殿を離れることに。チェ尚宮とソンイは侍女としてジョンに付き従い、ソンイは生まれたばかりのチャサン君の子守役を務める。10年の月日が流れ、ジョンは再び宮殿に姿を現す。

第24話「動き始めた粋嬪(スビン)」

第24話10年ぶりに宮殿を訪れた粋嬪(ジョン)を巡り、宮殿はにわかに緊張が高まる。粋嬪は世子となったヘヤン大君への敵意を心に秘めつつ世祖に接近し、長男のウォルサン君を次の世子にするため、言葉巧みに世祖の心を操って宮殿内に自らの勢力を築こうとする。ハン・ミョンフェはその手腕に舌を巻きつつも野望を捨てるよう粋嬪を説得するが、粋嬪はウォルサン君を次の世子に推すよう頼む。

第25話「深夜の譲位騒動」

第25話チャサン君とハン・ミョンフェの娘を結婚させ、息のかかった者を官職に就けるなど、朝廷内での立場を次第に強めていく粋嬪。世祖の弱みを利用しながら心をつかみ、それとなくウォルサン君を世継ぎにするよう迫る。そんな粋嬪の動きにチョンヒ王妃は警戒心を強める。そんな中、世祖の人事に不満を持つヤン・ジョンが宴の席で世祖に譲位を要求する事件が起きる。重臣たちの反対にもかかわらず、世祖はヤン・ジョンの進言を受け入れてその場で譲位を宣言する。

第26話「世祖(セジョ)の孤独」

第26話突然譲位を宣言して重臣の出方をうかがった世祖。信頼するに足る臣下がいないとして譲位を撤回し、譲位騒動の黒幕と疑うハン・ミョンフェを処断しようとするが、粋嬪がハンの助命を願い出て、結局、ハンは領議政を辞職するに留まり、ヤン・ジョンだけが処刑される。一方、チョンヒ王妃と粋嬪の対立が激しくなる中、嬪宮が待望の王子を出産するが、王子は泣き声を上げないのであった。

第27話「功臣の危機」

第27話世祖の譲位を巡ってそれぞれの思惑が交錯する中、国政に不満を持つ土豪が北部地方で反乱ののろしを上げる。世子を守る人材を育てたい世祖は、甥のクィソン君を送って乱の鎮圧を図るが、そこへハン・ミョンフェとシン・スクチュが謀反を企てているとの密告があり、世祖は2人を連行。2人の処遇を巡って世祖と王妃が口論になる。王妃は長年の対立に決着をつけようと粋嬪の元を訪れる。

第28話「破格の人事」

第28話王妃の説得にもかかわらず粋嬪は息子を世子にする夢を捨てないと宣言し、2人の対立は決定的に。クィソン君らを重用し、功臣たちを退けようとする世祖を見て、もはや世祖は自分との約束を守る気がないことを悟った粋嬪は最後の直談判をしに宮殿に向かう。世祖は乱鎮圧の手柄を立てた28歳のクィソン君を領議政、ナム・イを兵判に任命、功臣たちを権力の中枢から排除していく。

第29話「忠誠の誓い」

第29話朝廷から功臣たちを追い出した世祖は、譲位を前提に世子に政務を任せると宣言し、すべての臣下たちを集めて世子に忠誠を誓わせる。これで世子への王位継承は安泰だと胸をなでおろすチョンヒ王妃。その頃、息子たちに子ができないのを心配した粋嬪はチャサン君の妻を実家に帰し、その一方でチャサン君と仲のいい女官のソンイを宮殿から強引に引き抜いてくる。

第30話「世祖崩御」

第30話絶体絶命に陥った粋嬪はチョ執事をイミョン大君の屋敷に送る。粋嬪の意を感じ取ったイミョン大君は世祖に談判、粋嬪一家とハン・ミョンフェは危うく死を免れる。宮殿に上がって世祖に譲位を決意させた粋嬪は、世祖からもらった白紙にチャサン君の名を書くことに決めるが、その矢先に世祖は煩悩と苦痛の中で悶死する。世祖亡きあと、宮殿には新たな暗雲が立ち込める。

第31話「喪中の駆け引き」

第31話粋嬪は国葬都監の人選に悩むチョンヒ大妃を言葉巧みに説得し、ハン・ミョンフェを国葬都監の座に就ける。朝廷に返り咲いたハンに対し敵対勢力であるクィソン君とナム・イの追い落としを命じた粋嬪はさらに、睿宗の傷ついた足を洗うという臣従的な態度をとることで睿宗の心を手中に絡み取っていく。一方、ソンイは病弱な夫人に代わってチャサン君の世話をすることになる。

第32話「嵐の前」

第32話世祖亡き後、功臣勢力と新進勢力が激しい主導権争いを繰り広げる中、ユ・ジャグァンの仕掛けた陰謀によりクィソン君が失脚、ナム・イが拷問の末に処刑される。これにより朝廷ではハン・ミョンフェが領議政に返り咲き、大妃は再び粋嬪への警戒を強める。自らの健康を案じる睿宗はウォルサン君とチャサン君を大君に冊立し、万一の場合はウォルサン君が王位を継ぐよう計らう。

第33話「波乱」

第33話陳情禁止の内旨により大勢の功臣が摘発され、身の危険を感じたハン・ミョンフェは早々に領議政と国葬都監の職を辞して大妃の攻撃をかわし、これにより粋嬪の勢力も一瞬にして衰える。そんな中、ウォルサン大君とチャサン大君が大君冊立の挨拶に宮殿へ向かう。チャサン大君は悲しみに暮れる睿宗と夕食を共にして帰宅し、素直で人情深いチャサン大君に大妃はいとおしさを感じる。

第34話「王位の行方」

第34話チェアン大君が幼いことから大妃はウォルサン大君を王の養子にして王位に就けようとするが、粋嬪がこれを拒否。譲歩案を蹴られた大妃は激怒するが、重臣たちに新王冊立について諮った大妃は、あろうことかチャサン大君を王にすると発表。ハン・ミョンフェは大妃の真意が読めず不安にかられ、粋嬪は夢がかなったと喜びの涙を流す。こうして第9第成宗が誕生する。

第35話「引き裂かれた母子」

第35話息子を睿宗の養子にとられたうえ、大妃の資格がないとして宮殿を追われた粋嬪。母親と引き裂かれた成宗は4日も食を絶ち、ハン・ミョンフェは母子の情を断ち切る非情さを訴えるが、大王大妃は頑として聞き入れない。代わりに成宗の慰めとなる女性をあてがおうとし、ソンイを宮殿に呼び寄せる。こうしてソンイは再び成宗に仕えるようになり、大王大妃に早速媚びを売る。

第36話「粋嬪(スビン)の宮殿入り」

第36話粋嬪の入宮問題を解決すべく大王大妃に直談判に行ったハン・ミョンフェだが事はうまく運ばない。朝廷が振り回される中、シン・スクチュが粋嬪を"王妃"にする折衷案を提案。さらに謀反事件が持ち上がり、不安になった大王大妃はついに粋嬪と成宗の正室を宮殿に呼び寄せる。その頃、成宗の寵愛を受けるソンイは早くも内官たちを威圧。ところが、正室の入宮を聞き動揺を隠せない。

第37話「昌徳宮の粋嬪(スビン)」

第37話念願かなって入宮した粋嬪だが、住まいは宮殿ではなく昌徳宮。成宗の挨拶を受けることも禁じられた。一方、晴れて大殿の近くに住まいを与えられたソンイは、粋嬪と大王大妃が和解する前に側室になろうと資金集めと味方集めに奔走。さらに両班の娘になりすますため本家の家系図を手に入れるよう兄に命じる。ハン・ミョンフェら功臣たちは大王大妃らによって朝廷からが追い出される。

第38話「側室選び」

第38話功臣が去り、朝廷は大王大妃派の重臣たちで占められた。側室を狙うソンイは、仮病を使って成宗を自分の部屋に足止に。昌徳宮で成宗の訪問を待つ粋嬪は、成宗に会えない寂しさに耐えきれずついに大王大妃にひざまずく。こうして宮殿暮らしを許された粋嬪は、成宗とのわだかまりを解いて再び聖君となることを誓うが、成宗の足がすっかり遠のいたソンイは激しく取り乱す。

第39話「亀裂」

第39話粋嬪と成宗を引き離したい大王大妃は、成宗の寵愛を受けるソンイを側室に推すが、粋嬪は家柄が悪いと反対し、代わりにユン・ホの娘を勧める。これに対し大王大妃は側室を複数選ぶと宣言し、ソンイがシン・スクチュの遠縁であることを持ち出して粋嬪の反対を封じ込め、ついに2人の淑儀が誕生する。晴れて側室となり、言葉巧みに成宗の信頼を手に入れていくソンイであった。

第40話「功臣引退」

第40話成宗を巡る粋嬪とソンイの争いが激しさを増す中、次なるターゲットを王妃に定め呪いの儀式を繰り広げるソンイに対し、粋嬪はウィギョン世子の遺志を継いで息子が理想の国を築く日を夢見て静かに堪え忍ぶ。ところが、呪いの効果も空しく王妃が宮殿に復帰。焦ったソンイは成宗に粋嬪を大妃に冊立させ、粋嬪と大王大妃の対立を激化させようとたくらむ。こうして粋嬪は念願のインス大妃となる。

第41話「垂簾聴政の終わり」

第41話王妃の死去から6年がたち成宗は立派に成長した。朝廷の実権は相変わらず大王大妃が握り、厳格なインス大妃は健在だったが、いつか親政を行うその日に向け成宗は水面下で準備を進めていた。成宗の寵愛を受けるソンイは王の子を懐妊したいと願うが、王室では新たな王妃選びが取りざたされ、焦りを募らせる。そんな中、大王大妃の聴政を非難する匿名書が貼り出され、宮中は混乱する。

第42話「王妃誕生」

第42話ソンイが成宗の第一子を懐妊し、宮殿は喜びに包まれる。大王大妃は早速、産室庁の設置を命じ、王妃の座まで約束する。成宗の親政をそばで支えるつもりのインス大妃は、垂簾聴政をやめると宣言したのに政事の実権がいまだ大王大妃の手中にあることに業を煮やし、ハン・ミョンフェに直談判をするが反対に諭される。成宗は大王大妃から実権を譲り受け、いよいよ親政を始める。

第43話「嫉妬」

第43話親政を始めた成宗は、新たな人材を登用し朝廷の刷新を図ろうとするが、インス大妃は功臣を退ければ王位が危うくなると猛反対。自らの思い描く政事と母に対する孝行の狭間で苦しむ成宗。一方、王の寵愛だけを武器に女官から側室、そして王妃にのし上がったソンイは、大王大妃の後ろ盾をいいことに好き勝手に振る舞う。しかし、成宗を他の女に奪われるという不安は日に日に増す。

第44話「成宗(ソンジョン)の挑戦」

第44話王妃となり成宗の子を宿してもなお独占欲が収まらぬソンイは、内官に命じて中宮殿を放火させ、自分の命が狙われていると訴えて周囲の同情を買う一方、成宗の承恩を受けたカンナンを陥れて自殺に追い込む。その後、ソンイは晴れて王子を出産。これを機に宮殿の3人の大妃は昌徳宮に退き、ソンイは内命婦を掌握する。その頃、成宗は新しい政事を果敢に推し進めていた。

第45話「母子の和解」

第45話長男を産んで揺るぎない地位を得たはずのソンイだが、新しい側室の登場やチョン貴人の懐妊に不安を募らせ、インス大妃が自分の挨拶を受けないと成宗にうそをつき、2人の仲を引き裂こうとする。一方、新しい国づくりに邁進する成宗は、新人勢力の活用と功臣勢力との葛藤が悩みの種。ユ・ジャギョンはハン・ミョンフェの不正を告発して大恥をかかせ、成宗は領議政を酒席で迎えるという無礼な態度を取る。 

第46話「インス大妃(テビ)の還宮」

第46話インス大妃と成宗の和解を聞いたソンイは激怒し、引き留めるチェ尚宮に厳罰を下して昌徳宮へ向かう。インス大妃と成宗は久しぶりに枕を並べて一夜を過ごし、わだかまりを解いた成宗はインス大妃を宮殿に呼び戻す。こうして宮殿に返り咲いたインス大妃は、王子をソンイから奪って私家に静養に出し、嫉妬深いソンイの行いを改めさせようとするが、ソンイは激しく抵抗する。

第47話「飛び散る火花」

第47話徳の足りない王妃を廃位すべきだと迫るインス大妃に対し、王子をソンイから奪ったうえ廃位まで言い出すのはインス大妃の横暴だと怒る大王大妃。2人の板挟みとなった成宗は頭を悩ませるばかり。一方、成宗の子を宿したチョン貴人が許せないソンイは、呪いの人形や毒薬でチョン貴人を陥れようと母親と2人で策を練るが、そこへ成宗がやってきて毒薬を見られてしまう。

第48話「窮地を救う妙案」

第48話ソンイの味方をして自分の邪魔をする大王大妃に怒ったインス大妃は、大王大妃殿に乗り込んで引退を迫る。爆発した2人の女の戦いに、成宗はもちろん朝廷の重臣たちも様子をうかがうばかり。ソンイは王子を奪われた悲しみのあまり、正気を失ったふりをして周囲の同情を買い、大妃殿の前で土下座をして許しを請うソンイを見た成宗は、哀れで胸が締め付けられる。

第49話「茶の秘密」

第49話成宗の恩情で窮地を脱したソンイは、反省するどころか、今度はチョン貴人を流産させようと企む。一方、インス大妃は苦々しく思いながらも、これで懲りただろうと気を緩める。そして、王の治世を手助けするためハン・ミョンフェに科田の返納を提案する。これにより大王大妃の一族も返納せざるをえなくなり、経済基盤を失う大打撃を受ける。大王大妃は衝撃で寝たきりとなってしまう。

第50話「恋慕の果て」

第50話チョン貴人の流産に怒り、医官の尋問を命じる成宗。その一方で内密にソンイの周辺を探らせ、ソンイが益母草の茶をチョン貴人に飲ませていた事実をつかむ。流産の真犯人がソンイである可能性を感じつつ、王子の母という理由で疑念を心にしまいこむ成宗。しかし、インス大妃を侮辱するソンイについに怒りが爆発。絶縁を宣言し、大殿への出入りも禁じる。

第51話「王妃の末路」

第51話ソンイに顔をひっかかれた成宗は王子を思って何とか穏便に済まそうとし、慌てたソンイは一足先にインス大妃を訪ね、もみ合った拍子に扉にぶつけたと嘘をつく。しかし、成宗の傷を見たインス大妃はひと目でソンイの仕業だと見抜き、成宗に王妃の廃位を迫る。朝廷はインス大妃派と王妃・王子派に分かれ賛否両論を繰り広げるが、結局、成宗はインス大妃に逆らうことができず廃位を受諾する。

第52話「廃妃を巡る対立」

第52話王妃を廃され宮殿を追い出されたソンイは、兄弟と会うことも許されず、母親と2人寂しく暮らしはじめる。朝廷では廃妃の復位を求める臣下たちが連日宮殿の前で嘆願を繰り返し、民は廃妃を哀れみ同情の涙を流した。しかし、インス大妃は動揺するどころか新たな王妃選びを急ぎ、災いの元を断つため廃妃を自決させるとまで言い出す。王と大王大妃はなんとかインス大妃を止めようとするが...。

第53話「苦悩と決断」

第53話廃妃は反省もせず贅沢に暮らしていると偽りの報告を受けたインス大妃は、廃妃への同情を振り捨ててユン淑儀を新たな王妃に選ぶ。復位の望みを絶たれた廃妃は絶望にうちひしがれ、ユン淑儀の親戚たちは早くも廃妃を始末し王子から世継ぎの資格を奪う算段を始める。廃妃を生かすべきか、命を奪うべきか。答えのない問いにインス大妃はただ苦しむのであった。

第54話「涙の王命」

第54話インス大妃が廃妃に与えた最後の機会。贈られた礼服に身を包んで使者を迎えた廃妃は、その瞬間、自分が陰謀にはまったことに気づく。使者の報告を聞いたインス大妃は即座に廃妃の処刑を決め、決断を下せずに迷っている成宗に処刑できないなら王子を世継ぎから外すと迫る。ついに成宗は廃妃に自決を命じる王命を下し、王名を奉じた使者が再び廃妃の実家へと向かった。

第55話「ヨンサン君の孤独」

第55話廃妃の死から13年後。成宗がこの世を去り、廃妃の息子ヨンサン君が後を継いで1年がたった。王は連日のように宴を開いて芸人と遊びに興じ、周囲はそんな王の奇行に眉をひそめたが、王は母のチャスン大妃や祖母のインス大王大妃が自分に冷たく、弟のチンソン大君をかわいがることに孤独を募らせていたのだ。廃妃はなぜ廃位されたのか。ヨンサン君は密かに調べはじめる。

第56話「罪人の子」

第56話生母の秘密をすべて知り、罪人の息子という事実に苦しみもだえるヨンサン君。廃妃の罪を洗い流すか、インス大王大妃と正面から戦うか、ヨンサン君は自らの地位を安泰にするにはそのどちらかしかないと考えるが、大王大妃に対抗するにはまだ力不足だった。そんな時、ある者が廃妃の罪を許すよう訴える上奏を提出する。これを知ったヨンサン君は直ちにこれを朝廷に持ち込む。

第57話「草稿が呼んだ災い」

第57話インス大王大妃に罪人の子と呼ばれ、ますます王座に不安を募らせるヨンサン大君は、廃妃の味方だったイム・サホンやユ・ジャグァンらと図り、世祖を批判する「成宗実録」の草稿を口実に多くの学者たちを粛清する。しかし、彼らの真の標的は廃妃を見殺しにした人々、つまり大王大妃とその手足である重臣たちだった。吹き荒れる粛清の嵐に宮殿の人々は恐怖に陥るのであった。

第58話「死の真相」

第58話"罪人の子"という足かせに抵抗するように女遊びに夢中になるヨンサン君。そんなヨンサン君を廃妃の復讐へと駆り立て、政権を奪取しようと考えるイム・サホンらは、チェアン大君と組んでヨンサン君を廃妃の墓前に連れだし、廃妃の母親と鉢合わせさせる。生母の墓のあまりのみすぼらしさに胸を痛め、さらに廃妃の母親から聞かされた死の真相に大きな衝撃を受けたヨンサン君だった。

第59話「解けない足かせ」

第59話母を陥れたチョン貴人とオム昭容を大王大妃殿から引きずり出したヨンサン君は、2人を拷問にかけたうえ、チョン貴人の息子たちを呼んで2人をたたけと命じる。常軌を逸したヨンサン君の行動に震え上がった重臣たちは、廃妃を復位させることで怒りを鎮めようとするが、ヨンサン君の目的はインス大王大妃に廃妃の処刑は過ちだったと認めさせ、自らの足かせを解くことだった。

第60話「大王大妃の執念」

第60話罪人の子という足かせを解くため、粛清の嵐を吹かせて廃妃の追尊を実現したヨンサン君。廃妃の処刑に関わった者は残らず処断し、ハン・ミョンフェら死者までも墓を暴いて死体を掘り起こし、首をさらした。心労によってインス大王大妃は、ついに倒れ息をひきとる。ついにヨンサン君の時代となったが、チンソン大君を中心とする抵抗勢力が牙をむこうとしていた。

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