※2018年9月21日(金)スタート!
オ・ビンナは、前の夫から偽装離婚をされてしまい、一人娘ヨンドゥを育てるシングルマザー。カン・ハジュンはジェイホテルの経営戦略室本部長を務める、スペックと外見を兼ね備えた欠点のない完璧な男。ビンナとは小学3年生の時からの知り合いで、一時は結婚の約束をしていたが大人になって再会した時、彼女はすでに結婚していた。その後、バツイチになり一人で子供を育てるビンナを一途に想いつづける...。一方、チャン・チェリは韓食堂・清雲閣(チョンウンガク)の常務。完璧な理想のタイプであるハジュンを愛しているが、ハジュンはビンナを見つめていて心を痛めている。のちに清雲閣で働くことになったビンナとは、ハジュンと清雲閣を巡って壮絶なバトルを繰り広げる!!シングルマザーが試練を乗り越えて本当の幸せと愛を見つけるサクセスラブストーリー。果たして、ビンナは本当の夢と幸せを手に入れることが出来るのか...!?
ハジュンは大学を早期卒業しリゾート事業部の本部長に就任し初出勤する。ハジュンは部下とリゾートを視察中に、ビンナがストーカー行為を受けていると勘違いし、助けようとする。ビンナに会いに家族旅行中のホテルにまで押し掛けたテシクは、プールに落ちてずぶ濡れになった体を洗うためにシャワーを借りるが、髪を乾かしている間にビンナの両親と妹が部屋に戻り鉢合わせする。ビンナの父は激怒したが、シャワーを借りただけだというテシクの話を信じ、その上ビンナとの交際も許可する。テシクの母親はテシクの医師免許取得を記念して水仙花会の仲間に食事をごちそうするために青雲閣を訪れる。一方、ハジュンの母親テリはハジュンの初出勤が心配で、自分で車を運転してリゾートに向かう。
ビンナはハジュンにお礼を言うが、ハジュンはやっていることと言っていることが違うとビンナを非難し2人は口論になる。ビンナは両親と妹とリゾートで仲むつまじく過ごし、テシクに引かれたきっかけやユンナが留学することについて話す。ビンナの母は、ビンナが料理を食べただけで材料を当てることができるのは誰にでもできることではないと娘を誇りに思う。マルスクは見合い業者を通じてチェリの家が桁違いの金持ちであるとの話を聞き、テシクとチェリが結婚してほしいと思う。ビンナの父は会社からの電話を受け、急きょ1人で帰ることになる。一方、車に乗ってリゾートに向かっていたテリは、交通事故を起こして怖くなり慌ててその場を離れ逃げる。
ビンナの父がテリの車にひき逃げされ、事故で救急搬送される。知らせを受けたビンナたちは病院に向かおうとするが、真夜中でタクシーを待たなければならないため、ハジュンがビンナの家族を病院まで送る。手術室に運ばれる父を見送り無事を祈るが、事故に遭ってから搬送されるまでに時間が経ちすぎていたせいで、手術のかいもむなしく父は死亡する。ハジュンの父は明け方になっても帰らないテリを心配してハジュンに電話をするが、テリの手がかりがつかめない。テリは家には帰らずウエディングショップに隠れているが、事故を起こして逃げた恐怖で震えが止らない。テリは事故の証拠隠滅を図るために運転手に電話をかけ、車を整備に出し、きれいに洗車するよう依頼する。
チェリは留学する前に父との関係を改善したいと考え、突然、父が勤める大学を訪れ待ち伏せしてデートに誘う。テリは退院して家に帰るがやつれて力を落とし、ひき逃げ事故が発覚するのではないかと不安な日々を過ごす。ユンナは警察を訪れて父が遭った交通事故の詳細を聞く。事故後に雨が降って現場の状態が保存されておらず、人通りの少ない道だったために目撃者が現れるのは期待できない状況だが、父をひき逃げた犯人を必ず捕まえてほしいと頼む。ユンナは父を殺しただけでなく自分の夢まで壊した犯人を絶対に許さないと誓う。マルスクはテシクを誘い出し青雲閣に向かう。ユン女史に会ってさりげなく姻戚関係を結ぼうと提案し、テシクを紹介する。
青雲閣の孫娘が気に入ったテシクの母はユン女史に電話をかけ、ユン女史の孫娘がうちの息子について何か話してなかったかと聞くが、チェリはテシクに他に女性がいるのに母親に無理に連れてこられたようだと話したことを伝える。するとテシクの母は、慌てて否定し、婚期を逃す前にいい相手を探すのが孫のためだと、再び自分の息子をアピールする。父との関係を改善したいと考えているチェリは、父のネクタイを直そうとするが、差し出した手をはねのけられて深く傷つく。ハジュンは小学校の時の写真の中の幼いビンナを見て懐かしんでいるうち、ふとリゾートでのことを思い出し、あの時ぶつかったのはビンナであると確信する。ハジュンはビンナと通った小学校を訪れる。
キム運転手はテリに交通事故を起こしたことはないかと聞くが、テリは余計なことを言うなと言い返す。ビンナ一家は破産し、家財の差し押さえと家の明け渡しを迫られる。ユンナのチェロだけは持っていかないでくれと頼み込むが聞き入れてもらえず、3人は涙に暮れる。家を追われた一家にテシクは誠心誠意尽くし、新しい住まいを探す。ハジュンはビンナの携帯番号と住所を手に入れビンナの家を訪れるが、すでに家を追われた後で会うことができない。不動産店に出向き、もし連絡があれば自分のところに連絡するように伝えてほしいと店主に名刺を渡す。テシクの母はテシクに電話をかけ、ビンナと結婚したければしろと言う。喜んだテシクはビンナを連れて母のところに挨拶に行く。
テシクが病院に急用で呼ばれて席を外したとたんにテシクの母の態度が急変する。テシクの母はビンナに、絶対にテシクとは結婚できないと告げる。テリはキム運転手に、病気の母親や刑務所に入っている間の家族の生活も手厚く面倒を見る代わりにひき逃げの罪をかぶってほしいと頼み込み、キム運転手は自首する。ビンナ一家はひき逃げ犯が自首したと連絡を受け、警察に向かう。ビンナの母はキム運転手を見て号泣し失神する。ハジュンの父は秘書からキム運転手が自首したと連絡を受け、ハジュンの父とギジュンがキム運転手を非難するとテリが懸命にかばう。チェリが英国に留学するため、祖母、父、キム執事が空港で見送る。ユンナは家計を助けるために休学し、アルバイト先を決める。
テシクは母がビンナを気に入ったと言いつつも、裏ではビンナにひどい仕打ちをしたことを知り、激怒する。ひき逃げ犯の弁護士がビンナの家を訪ね示談を提案する。心情的には示談に応じたくないが、今後の生活のことや、家の保証金をテシクに借りていることなどを考えると、示談せざるをえないとの結論を出す。ハジュンはようやくビンナを見つけ出すが、タッチの差で逃してしまう。テシクはビンナに永遠の愛を誓うが、ビンナは借りていた家の保証金を返し、もう会うのはやめようと別れを切り出す。テシクの母は、睡眠薬を飲んで自殺未遂を図ったテシクを見て気持ちを改め、ビンナとの結婚を許す。7年後、ビンナは紛れもない主婦の姿となり家事をしている。
ユンナは母親と2人きりで母親の誕生日を祝う。ビンナの母親とテシクの母親は同じ誕生日なので、結婚以来、ビンナは母親の誕生日を祝いに行くことができない。その頃、ビンナは姑とテシク、ヨンドゥとペンションで姑の誕生日を祝っている。テシクは不倫相手とのメールのやり取りで忙しく、トイレからいつまでも出てこない。ビンナは母親に電話をかけて誕生日を祝う。チェリが留学から帰り、祖母と父は空港に迎えに行く。ハジュンは父親に、自分が会長の息子であることを隠してホテルで一から働きたいと言いだす。ビンナはデパートの食品売り場のイベントで当てた韓牛の詰め合わせセットを姑からの贈り物であるかのようにして自分の母親に贈る。
ビンナの母親はテシクの母に韓牛の礼の電話をかけるが、テシクの母は自分が知らないうちにビンナが実家に金品を横流ししているものと勘違いする。激怒したテシクの母は、ビンナの荷物を詰めて家からビンナを追い出してしまう。その頃、テシクはエムマと2人でワインを飲んで体を寄せ合っている。ハジュンはホテルでベルボーイをやらせてくれと頼み、その理由を聞いた会長はさすが自分の息子だと褒めて大賛成する。雪の降る中、追い出されたビンナを見かねてテヨンが助け船を出す。ビンナはヨンドゥのために生きていると、わが子の寝顔を見ながらそう思う。約束をダブルブッキングしたギジュンは、ハジュンに電話をかけて、代わりにチェリに会ってくれと頼む。
ユンナは青雲閣を出ながら父のことを思い出し涙ぐむ。テリは7年前に起こした交通事故の夢を見てうなされる。テシクの母は青雲閣でテリと一緒に韓国宮中料理を習うことにする。テシクの母は自分の娘テヨンをテリの息子のどちらかと結婚させようとたくらむ。テシクの母は料理教室で作った料理を届けにテシクの病院を訪れるが、テシクは退勤した後だった。まだ出たばかりだと聞いて追いかけ、エレベーターが着くのを待っていると現れたのは、熱い抱擁を交わすテシクとエムマだった。ビンナはユンナの代わりに伝統結婚式で使う鶏を取りに行くが、通路で子どもとぶつかり落ちた箱の中から鶏が飛び出しハジュンに飛びかかる。
ビンナはテシクの母に、ヨンドゥの英語幼稚園の面接情報を得るためにキムチ漬けを手伝いに行くよう命じられる。ビンナは昼食に手作りのライスピザをふるまうが、他の母親とビンナは大げんかになる。テリを6年ぶりにキム運転手が訪ね、金を要求する。ユンナはレストランでバイト中にキム運転手とテリが会うのを見て様子がおかしいと思う。テシクの母はビンナとテシクの離婚を真剣に考え始める。
ハジュンはビンナにどうやって財布を返したらいいか悩む。テシクと母親はエムマがフードスタイリストとして働いている現場を見学し、颯爽と仕事をするエムマに見惚れる。テシクの母親はエムマに、テシクが既婚者で子どもがいることを承知でつきあっていたのかと聞くと、エムマは、テシクと結婚したらヨンドゥの教育を第一に考えるいい母親になりたいと答える。フランス国籍のエムマがテシクと結婚すれば、ヨンドゥはインターナショナルスクールに入学できるため、エリートコースも夢ではないと浮かれ、エムマとの再婚を推し進めようとする。テシクと母親は、ビンナに慰謝料を払わずに離婚できる方法を考え出す。ハジュンはゾウの置物を受け取るために、ビンナとヨンドゥを訪ねる。
テシクの母はヨンドゥをインターナショナルスクールに入学させるため、ビンナに偽装離婚するよう勧める。テシクの母は、ヨンドゥの教育のためにビンナが犠牲になるのは仕方のないことだと説得しようとするが、ビンナは激しく抵抗する。ビンナがテシクに偽装離婚を勧められたことを話すと、テシクは激怒して母親の部屋に行き、偽装離婚に大反対している芝居をする。ハジュンの父はハジュンが書いた企画書がワン会長に褒められたことを喜び、いい息子を持ったものだと誇らしく思う。ユンナはキム運転手とテリの関係を怪しんで、オフの日にバイト先に赴き、2人が現れるのを待つ。そしてキム運転手とテリが金のやりとりをする様子を見て疑問を持ち、キム運転手を尾行する。
ビンナの母親はテシクの家の手伝いに出かけ、料理をしている最中に倒れる。その時、招かれていたチェリ一家が到着し、ビンナの母親をジェイクが車で病院に連れて行く。その後、テリが到着するが、食事に招かれたのに果物でもてなすとはひどいと文句を言う。ビンナの母が倒れたせいで、テシクの母は客をもてなす席が台なしになったことを悔しがる。テリは、ハジュンの写真を見せてくれないかとユン女史に聞くが、チェリが写真を見る前に、帰国まもなく自分のやるべきことに専念したいようだと伝える。テヨンは直接アプローチすべく派手に着飾って、ギジュンが経営するコーヒーショップに出かける。チェリはホテルでベルボーイをしているハジュンを訪ね、わざとジュースをかける。
ユンナはキム運転手の妻の店に行き、テリの使いで念書を取りに来たと言って訪ね、自分の父親を殺した犯人がテリであることを知り、憤る。自分たち家族は父親を亡くし苦労して生きてきたのに、他人に責任をなすりつけ何ごともなかったかのように生きているテリを憎む。この事実をビンナに話そうと思い電話をかけるが、テシクの母親に邪魔をされ電話を切られてしまう。テシクはビンナに花束を買って帰るが、テシクの母は急に尽くしたらビンナに怪しまれるからやめるように注意する。ビンナとホテルでぶつかったチェリは、ハジュンが来るのを見て急に足を痛めたふりをしてその場にしゃがみ込み大げさに痛がり、ハジュンは救急車を呼ぶがチェリは途中で降りる。
ホテルの調理場でパートを始めたビンナはベルボーイ姿のハジュンに会う。ハジュンは、ビンナがゾウの置物代を弁償するために働いているのなら、お金は返さなくていいから今すぐにパートを辞めろと言う。スーパーでチェリの父ジェイクに会ったビンナの母スンオクは、お礼の印にセンベイが入っている紙袋を渡す。ジェイクは帰宅してからもスンオクのことを思い出し、亡くなった妻が写っている家族写真を取り出して昔を懐かしみ、妻を思う。ジェイクはもらった菓子を家族に分け、チェリの祖母はセンベイを食べながら夫との思い出話をする。ユンナはビンナに父の死に関する新事実を話そうとするが、姉まで苦しめるべきではないと判断し、キム運転手に会ったとだけ言い、他のことは胸の奥にしまう。
エムマは久しぶりにテシクに会うためにテシクの職場を訪れ、一緒に昼食を食べる。そこに、休日に出勤してセミナーの準備をしているテシクのためにのり巻きを作ったビンナが、事前に連絡せずに訪れる。チェリはハジュンに会うためにJホテルで待ち伏せし、同じエレベーターに乗り合わせる。ハジュンは前回、チェリがケガをした足首の治療の経過を聞く。チェリは何とか食事に誘おうとするが、気持ちだけありがたく受け取ると言ってエレベーターを降りてしまう。ハジュンは偽名を使って調理場で働くことになる。チェリはハジュンを攻略するアイデアを探るため、キム執事に相談する。父の死に関する真実を知り、テリへの憎悪に満ちるユンナはテリを尾行する。
ハジュンとビンナはホテルの調理場で一緒に働くことになる。ハジュンはビンナが陶器のゾウの代金を弁償するためにパートを始めたのなら今すぐにやめてくれと言うが、ビンナは命令される筋合いはないと、言い合いになる。テリは夫に、男性は中年になると魅力が出てくるのに対し、女性はいくら外見を磨いても年は隠せないと言われたことを気にして落ち込む。ギジュンはテリに運転のコーチをすると申し出るが、テリは単に送り迎えをしてくれればいいと言う。ユン女史はテシクの母、マルスクに誘われ、キム執事と歌の教室に通い始める。チェリはハジュンに会うためにエムマとJホテルを訪れるが、ハジュンがベルボーイを辞めたので会えず、どこへ行ってしまったのかと悩む。
テシクと母親、エムマがテシクの病院に集まり、ビンナとテシクが離婚するための作戦を練る。ビンナがなかなか偽装離婚に応じないため、エムマが新たな提案をし、成功させるためには演出力が必要だと言う。チェリはハジュンがボランティアをしている犬の保護施設に行き、偶然を装う。チェリは、偶然、頻繁に会いすぎではないか、ハジュンが自分のことを好きなのではないかと聞くが、ハジュンはチェリが好みのタイプじゃないので冗談やお世辞は言うなと冷たく突き放す。ハジュンはしきりに肌をかいているチェリを見て、動物アレルギーのようだから病院に行ったほうがいいと強引に車に乗せる。ユンナはテリの行きつけのネイルサロンに行き、偶然を装ってテリに接近する。
チェリは捨て犬の保護施設でボランティアをしている最中、犬アレルギーのため湿疹が出てしまう。心配したハジュンはチェリを車で病院に連れて行く。キム執事は自分がボランティアに行くのを勧めたことに責任を感じるが、むしろチェリはハジュンに世話になったことを喜ぶ。携帯におかしな画像が届いて驚いたビンナは慌てて家に帰る。テシクは医療事故が起こしたことや現在の財産の状況などを説明する。ビンナは借金取りに追われるテシクを見かねて、自分の宝石を返済に充ててほしいと差し出す。テシクは一文無しになり、土地をビンナの名義にするために偽装離婚して自分は刑務所に入ると言いだす。ユンナはテリに接近し、テリの歓心を買うのに成功する。
ユンナはテリがオートバイにはねられそうになったところを助ける。テリは自分を助けてくれたお礼がしたいと言い、ユンナの夢だというウエディングドレスのモデルを依頼する。家庭裁判所を出たビンナはテシクと出会いから結婚した頃のことを思い出す。テシクは、ビンナと離婚すると思うと心から申し訳なく思い謝るが、何も知らないビンナは懸命にテシクを慰める。テシクと母親は偽装離婚のために、借金取りに負われ破産したかのように振る舞う。テシクの母は芝居が上手だと褒めるが、テシクはビンナに申し訳ないと良心の呵責を感じる。家族が集まった席でチェリはいつまでも見合いを引き延ばすのは相手に失礼だと言い、ハジュンと見合いすることを宣言する。
ユンナはテリのウエディングショップの営業妨害を画策する。ハジュンは調理場での仕事の途中、呼び出しを受けて出ていくと、そこにはテリとチェリがいる。2人は急きょ見合いをすることになる。ハジュンはこの見合いは祖母や親のために出てきたのだから時間のムダだと言い、チェリから断ったことにしようと提案する。チェリがそんなに自分のことが気に入らないのかと聞くと、ハジュンは今の自分には結婚のことは考えられないと答える。職場に戻ろうとするハジュンに、チェリはそのまま帰すわけにいかないと食い下がる。ビンナが家に帰ると母親の部屋にいたテシクが出てくるが、テシクはビンナの視線をそらす。ビンナはテシクが何か隠し事をしているのではないかと疑う。
テリはハジュンにチェリとの見合いはどうなったかと聞くが、ハジュンは結婚する気はなく考えは変わらないと答える。ギジュンはハジュンにテリの顔を立てるためにチェリに電話の1本でもかけてやれと言う。チェリの父、ジェイクはスーパーで泣いていたビンナの母、スンオクのことを思い出してため息をつく。キム執事はチェリに、ハジュンを攻略するためには周りから攻めるべきだと、テリに電話をかけるように勧める。テシクは先輩の病院の仕事を手伝うため釜山に行かなければならないと言うと、ビンナがついて行くと言い驚く。一方、テリは帳簿を持って逃げるパク室長ともみ合いになり階段から転がり落ちてしまう。通りがかったビンナはテリを助ける。
テリは帳簿を持って逃げたパク室長を追い掛けている途中で階段を転げ落ち意識を失う。その時、ちょうど通りがかったビンナが救急車を呼ぶが、チェリは自分の知人だと言ってテリを車に乗せる。ハジュンと父親が打ち合わせをしている時にチェリからテリが入院しているという連絡が入る。2人は慌てて病院に駆けつける。テシクの母はビンナに、テシクが釜山に行っている間はヨンドゥを連れて実家に帰るようにと念を押す。ビンナは構わないというが、テシクの母は幼いヨンドゥに差し押さえの札を見せるのもよくないからと言い、ビンナは納得する。ビンナの実家とのつきあいもこれで最後になるからと高価な贈り物を用意する。何も知らないビンナはテシクたちのために保存用のおかずを作る。
テリが意識を取り戻し、自分を助けてくれたのがチェリだと知る。ハジュンは母親の言うことを聞き、チェリさえよければ真剣につきあうと宣言する。ユンナは友人と先輩に頼んでテリのウエディングショップのドレスの写真をネットにアップしてもらい、営業妨害をたくらむ。入院中のテリのもとにも、ドレスのデザインが流出したという知らせが入る。チェリはテリのために朝早くから心を込めて弁当を作る。テリはチェリのことがすっかり気に入る。エムマがテシクの家に行きマルスク、テシクと3人で食事をする。ビンナはテリの帳簿を取りに帰るため、チェリの車でテシクの家に向かう。ハジュンは調理場の仕事を辞めることになり、ビンナが寂しがったら困ると心配するがビンナは終始笑顔でいる。
ハジュンは調理場の仕事を辞め、本部長の職に戻る。チェリは従業員用トイレにいたビンナにつっかかり口論になる。ハジュンとチェリはホテルでコーヒーを飲みながら、テリの容体について聞き、デートの申し込みを促す。テリは大切な帳簿をなくしたことを切り出し、あの帳簿がなければ会社は終わりだと会長は激怒する。チェリは帳簿の中身を見て重大性を知り、キム執事に預ける。ハジュンは送別会でカラオケに行き、ビンナと働いた調理場での日々を振り返る。ハジュンはひどく酔ったビンナを家まで送る。テシクはエムマに先日の家での出来事について詫び、すねるエムマをなだめる。チェリはハジュンの心をつかむため孤軍奮闘するが、ハジュンのドライな反応にやきもきする。
実家に帰って3か月になるビンナは、連絡がつかないテシクを心配し、自分も釜山に行くと言うが、テシクはしばらくこのままでいようと言う。青雲閣でチェリとハジュンの両家の顔合わせが行われる。部屋の前を通った男がビンナの夫だと気づいたハジュンは席を立ち追いかける。ビンナの夫の不倫を知ってしまったハジュンは、ビンナに知らせるべきかどうか悩みチェリに相談する。母親と買い物に出かけたビンナは、釜山にいるはずのテシクがエムマと一緒にいるところを目撃してショックを受ける。人違いだと信じたいがすっきりしないビンナはテシクの母親に確認しに行く。テシクの母親はビンナに離れて暮らしたせいで夫を疑うようになったのかと言い面と向かって非難する。
ユンナはテリウエディングショップでドレスの試着に来ていたエムマとテシクを見てあぜんとする。ユンナはテシクにどういうことか説明しろと言い、テシクが答えられずにいると、エムマは結婚する間柄だと言う。一方、ビンナはこれまで感じてきたテシクについての疑惑を拭い去ることができない。ハジュンが就職した会社の仕事は、おいしい店の地図を作ることなので、味の評価をビンナに依頼し、2人で食事に行く。チェリはハジュンの家に行き、すごろくをしながらハジュンの帰りを待つ。ビンナはテシクに電話をかけ、釜山にいるとウソをついて言い繕う。ユンナはビンナに、ウエディングショップで見たことを報告し、テシクが不倫していたことを話す。
テシクの浮気を知ったビンナは胸を痛めるが、ヨンドゥのためにもっと強くならなければと決意する。ビンナはエムマの仕事場に入っていくテシクたちを見て、これまでの怪しい行動の数々を思い出して悔し涙を浮かべる。ビンナはエムマの仕事場に押し入って2人の関係を追求しようとする。テシクは逃げ出して2人きりになると、ビンナは元どおりにしろと言うが、エムマは開き直って応じない。チェリはハジュンの職場に弁当を届ける。前日の夜、ハジュン宅で遅くまで帰りを待っていたのに電話の1本もないことに怒り、責めたてる。テシクの母マルスクは見合いに出かけるが、見合い相手を勘違いし、急きょビンナの母、スンオクに自分の代わりに見合いに行くように頼む。
ユンナは死んだ父親の復讐を誓い、ギジュンに近づくための方法を模索し、ギジュンの店に飾ってある一点物の置物を割る。ユンナはギジュンに弁償するお金は持ってないので、カフェで働かせてくれと頼み込む。ビンナはテシクの浮気を知ってテシクの家を訪ね、テシクの母、マルスクに浮気の事実を知ったことを話す。テシクの母親は離婚させたのはヨンドゥの進路を考えてのことだと反論するが、ビンナはヨンドゥを両親のいる家庭で育てたいので離婚は出来ないと言って理解を求める。テヨンはビンナにテシクと母の代わりに謝りたいと言うが、マルスクがビンナに塩をまいて追い出してしまう。ハジュンはビンナと約束があったが、連絡が取れずにいら立つ。
ビンナはテシクの病院を訪ね、エムマとの関係はいつからだったのかと問いただす。ビンナはヨンドゥのために家庭を壊すことは絶対にできないと断言するが、テシクは書類上でも離婚は確定しているから、負けを認めろと言う。キム執事はチャン教授がこのところ野菜を買って帰ることを不審に思い、スーパーに様子を見に行く。長年、尽くしてきた自分には見向きもせず、他の女にうつつを抜かしていることに腹を立てる。何も知らないビンナの母は、テシクとエムマの結婚式の日に韓方薬とカクテキを持ってテシクの家を訪ねる。お手伝いさんが結婚式の招待状を見せ、スンオクは驚愕する。ユンナはテシクが結婚することを母親が知ってしまったことを伝えにビンナの調理場を訪ねる。
スンオクはテシクが結婚式を挙げることを知り、ビンナの職場に駆けつける。ユンナも合流してテシクの結婚式場に押しかけ、マルスクに詰め寄る。マルスクは浮気をしたのはビンナのほうで、仕方なく離婚に同意してやったのに、厚かましくよくもここに来られたものだとののしる。スンオクは耐えられずマルスクのほおを叩く。無事に式を終えたテシクとエムマは、ビンナたちにののしられ、逃げるようにホテルを後にする。ユンナはビンナが苦労しているのも、根本の原因はテリにあると考え、絶対に許さないと復讐への決意を新たにする。ハジュンもビンナの離婚を知り、ビンナへの同情とともに、やるせない感情が芽生え、自分ができることでビンナを支えようとする。
ビンナはテーブルに置かれたジェイクの本を手にする。エスクはジェイクが夢中になっている女のことが気になってスーパーに出向くが、それらしき女は見当たらず帰宅する。エスクはスチョルにジェイクがスーパーで働く女に夢中だというのは冗談ではないかと聞くが、この目でしっかり見たと答える。時間がある時に一緒にスーパーに行ってほしいと頼む。一方、エスクの姿を見たスンオクは驚いて、慌てて身を隠す。スンオクは、エスクがなぜ突然スーパーに現れたのか理由がわからず不安になる。ギジュンのカフェで働くユンナは、訓練のためだとギジュンにいびられるが、ユンナは自分の計画どおりであるからと素直に指示に従う。ビンナはハジュンのJホテルの社長就任式にサービングの補助を任される。
ハジュンはビンナに本当のことを言う機会がなかったと弁明するが、ビンナはなぜ自分に弁明するのか分からないと言う。ビンナはハジュンが偽名を使ったことは仕事上やむを得ないことだとしても、その他の好意は何だったのかと、きつい口調で詰め寄る。チェリはビンナの同僚の失敗をビンナの責任であるかのように言いがかりをつける。チェリはビンナとハジュンの関係を疑い嫉妬する。社長就任式で働くビンナに話しかけ、早くこの仕事を辞めろと詰め寄るが、ビンナは指図される筋合いはないと突っぱねる。ビンナはハジュンが小学校のクラスメートだったことを、ようやく思い出す。新婚旅行に出かけたはずのテシクとエムマは旅先で財布とパスポートを盗まれ、疲れ切った顔で帰宅する。
ビンナはハジュンが小学校の時にクラスメートで、結婚の約束までした相手だったことをようやく思い出す。ハジュンはビンナにやっと本当のことが言えて安心するが、ビンナは友達だったのは昔のことで、今は状況が違うと冷たく言い放つ。ビンナはハジュンの好意に負担を感じる。チェリはハジュンがビンナと昔からの知り合いだったことを知り嫉妬と怒りを抑えることができず、ビンナを苦境に陥れようとする。調理場で働くビンナのもとに突然押しかけて、ハジュンは自分の婚約者だから勘違いするなと念を押す。マルスクは自分の代わりに見合いに行ったスンオクが、ジェイクとうまくいっているらしいという話を聞き、今からでも遅くないとユン女史の家に向かう。
エスクはチャン教授が気に入っているというスーパーに勤める女を見にスーパーを訪れる。その見覚えのある女性がスンオクであると知り衝撃を受け、エスクはナム先生に2人の関係を尋ねる。その後、エスクはジェイクを尾行し、スーパーでスンオクとジェイクが仲むつまじく話しをする姿を見て驚愕する。ハジュンの手に偶然、機密文書が手に入り、チェリの悪行が明らかになる。ハジュンはビンナが調理場を辞めたことを知り、ビンナの家を訪ねる。書類の件での誤解は解けたから調理場に戻るように説得するが、ビンナは聞き入れない。ハジュンはチェリに機密書類のことを問い詰めるが、チェリは誤解だと言いごまかそうとするが、すぐに自分がしたことだと認める。
ハジュンはチェリに婚約を白紙にしようと提案する。ショックを受けたチェリは1人でバーに入り浴びるように酒を飲み、酔いつぶれる。その姿を居合わせたギジュンに見られる。ギジュンはかつて、酔いつぶれて世話をした女がチェリであったことを思い出し、2人の結婚に反対の立場を取る。チェリは婚約を延期したいと言うが、キム執事はチェリの本心でないことを見抜き、なぜハジュンが婚約破棄を提案したのか聞き出そうとする。チェリに婚約破棄を通告した後のハジュンは、心の荷を下ろしビンナへの想いが一層強くなる。チェリはハジュンに嫌われたのにもかかわらず、チェリはハジュンを諦めることができない。ビンナはテシクの病院を訪ね、慰謝料を払うよう要求する。
ハジュンは両親にチェリとの結婚を諦めてもらうために、ビンナにつきあおうと提案する。ビンナは他人をだますのはイヤだと言って席を立つが、ハジュンは自分の人生がかかっている重要な問題だから力を貸してほしいと哀願する。ビンナはテシクの病院を訪ね、慰謝料の交渉しに行くが、テシクはヨンドゥを引き取って自分たちで育てるつもりだからビンナには慰謝料や養育費は一切払わないと言う。チェリはハジュンの両親を訪ね、あまりハジュンを責めないでほしいと頼む。ビンナとチェリはホテルで鉢合わせし口論になる。ビンナはチェリの前で、ハジュンの提案を受け入れ、つきあうと宣言する。エスクは、ジェイクの気持ちを自分に向けるために、妙策を講じる。
ビンナはハジュンの提案を受け入れて本格的に契約恋愛を始め、契約書を読み合わせした後でサインをする。ハジュンはたとえ契約上の恋愛であっても、喜びを隠せずにいる。ハジュンはデートのためにビンナを家まで迎えに行くが、ビンナのさえない服装を見て、デパートに連れて行き服を買う。テリはチェリをどうしても嫁にしたいと思い、ハジュンを説得しようとする。ジェイクはスンオクを観劇に誘い、スンオクは快く承諾する。焼き肉を食べて話をしながらスンオクはジェイクに徐々に心を開く。ユンナはバイト生が店の金に手を出していることを突き止め、ギジュンに報告する。ギジュンはユンナを感謝し、頼りにし始める。マルスクはヨンドゥを連れ出すためにビンナの家に行く。
マルスクはヨンドゥを引き取るために、ビンナの家に押し入り、ビンナと言い争いになる。ビンナはヨンドゥに離婚したことを話していないから少し待ってほしいと言うが、マルスクがヨンドゥはビョン家の娘だから引き取るのが当然だと言って譲らない。2人がもみ合いになっている時に、ちょうどユンナとスンオクが帰宅しマルスクを追い出す。ビンナはヨンドゥにテシクと離婚したことを話す。ヨンドゥは両親と3人で暮らしたいと言い、ビンナはひたすら謝る。マルスクは帰宅して、散らかったリビングでエムマが休んでいる姿を見てあきれ果てる。チェリはエスクとジェイクの関係を怪しみ、エスクを追い出そうとする。チェリは自分の母親の座を狙っているエスクに嫌悪感を抱く。
チェリはエスクに退職金を渡し、他の家族にはチェリからうまく話しておくから、家を出るよう促す。エスクは青雲閣が自分の職場でもあり家でもあるので、出ていくことはできないと抵抗する。するとチェリは、エスクがこれまで顧客の情報を横流ししていた秘密をバラすと言う。チェリは外で会おうと言ったエスクの言葉に、何ともいえない不安に包まれる。ハジュンはビンナを美容院に連れて行き、洗練された雰囲気に変身させる。テシクはエムマにエムマの母親が病院に投資してくれる話はどうなったのかと問い詰め、口論になる。映画を観に行ったハジュンとビンナはテシクの病院の看護師とばったり会う。看護師がビンナの変身ぶりに驚いて同僚に話しているところをテシクは偶然耳にする。
エスクはスンオクの後をつけて家までついていき、スカーフを拾われエスクだと気づかれてしまう。スンオクはエスクを家にあげて、子どもの近況や自分たちの結婚のことについて話す。エスクはずっと独身を通して来たが、やっといい人に出会えてちかぢか結婚するつもりだと話す。ハジュンとビンナ、ヨンドゥは3人でレストランに行き食事をする。チェリは自分を生んだのがエスクだということが信じられず、自分の母親に対する侮辱だと怒る。すぐに追い出すから荷物をまとめておけと言う。一方、仲むつまじいビンナとハジュンの姿を見たテシクは嫉妬を覚え怒る。テシクはレストランに入って行くビンナとハジュンを追いかけ、食事をしている部屋に押し入って、2人を責めたてる。
チェリはビンナとハジュンと3人で話しをしようと誘う。チェリはハジュンの前でビンナにこれまでの無礼を詫び、ビンナも謝罪を受け入れる。食事中は和気あいあいとした雰囲気であったが、ビンナが手洗いに立つとチェリが後をついてきて、手の平を返したように傲慢な態度を取る。ギジュンはユンナのことが気になり、バイト以外の時間は何をしているのかと聞く。スンオクとヨンドゥが書店で本を見ているところに偶然、ジェイクが居合わせ声をかける。チェリはエスクを辞めさせるために、エスクにしばらく休暇を与えたらどうかとジェイクに相談する。エスクはチェリにジェイクと親子の関係ではない証拠である検査結果を渡す。エスクは再びスンオクを訪ね、ジェイクとの間を邪魔しようとする。
エスクの断固たる態度に動揺したチェリは、ジェイクとの親子の関係を確認しようとして、ジェイクの部屋に忍び込み歯ブラシを持ち出そうとする。ハジュンはビンナに本当の恋人のように雰囲気を変える必要があると提案するが、ビンナはハジュンとは恋人同士の気分にはならないと笑って一蹴する。ハジュンはビンナに誕生日プレゼントのアクセサリーを渡すが、将来本当に好きな人ができた時に渡してほしいと言って断る。チェリは検査機関を訪れ、ジェイクとのDNA鑑定を依頼する。エスクは色気のある服装でジェイクに迫り、ジェイクは困惑する。ジェイクはエスクに好きな女性がいることを告白する。一方、ギジュンは他の男と仲むつまじくしているユンナの姿に嫉妬心を覚える。
ジェイクは生き別れた娘を探すため、娘が大人になった姿を想像して書かれた似顔絵を制作し、本格的に探そうとしていることをスチョルに告げる。チェリはジェイクが自分の父親ではないことを知り、ショックで寝込む。エスクはチェリを看病し、立ち直るように勧めるが、チェリはエスクに苦痛を与えられたことを死んでも恨んでやると突き放す。エスクはチェリに認めることは認め、生き残る方法を探れと言うとエスクが炊いた粥をひっくり返す。ハジュンは父親にビンナを紹介し、3人で食事をする。テシクはビンナの家の前に隠れ、ハジュンとビンナ、ヨンドゥの仲むつまじい姿を見て嫉妬する。テシクはエムマにヨンドゥを引き取ってもいいかと相談し、エムマは快諾する。
テシクはヨンドゥを迎えに行き、食事をして一緒に家に帰ろうと言うが、ヨンドゥはママを待つと言って応じない。そこにビンナが現れ、ヨンドゥの前で言い争いになる。テシクはヨンドゥが自分の娘だから自分のもとで育てると言って譲らない。ビンナとテシクが話をしている間にマルスクとエムマが無理やりヨンドゥを車に乗せて連れていってしまう。
テシクの家に着いたヨンドゥはママのもとに帰りたいと泣きわめく。テシクはエムマを新しいママだと紹介するが、エムマのことを悪い魔女だと言って泣きやまない。ジェイクはエスクが自分の引き出しを勝手に開けていることに気づく。
ビンナとスンオクはヨンドゥを取り戻すためにテシクの家に向かう。2人はヨンドゥを連れ戻せるまでは一歩も動かないと居座る。ヨンドゥはテヨンがドアを開けて部屋の様子を見ていたすきに逃げ出し、ハジュンと一緒にテシクの家から脱出する。エムマはチェリの婚約者がビンナたちを守ろうと必死な姿を見てあきれる。エムマはチェリに電話をかけ、騒動の一部始終を話して、ハジュンをビンナに奪われないように頑張れと言いつつ、ハジュンとビンナのツーショット写真を送る。チェリの携帯に手遅れにならないうちに早く帰ってこいとエスクからメッセージが入る。ビンナは2度とヨンドゥを奪われるわけにはいかないと考え、これ以上テシクを刺激しないように最善を尽くそうと決意する。
ビンナはテシクに、ハジュンと会うことはやめるから、ヨンドゥをこのまま育てさせてほしいと頼み込む。テシクはビンナを高級レストランに連れて行き、ハジュンに対する嫉妬を吐露する。ビンナがハジュンと一切会わないことを証明できれば、ヨンドゥはビンナのもとで暮らすことも考えると答える。ビンナはハジュンを呼び出し、テシクの前で今後はヨンドゥのことだけを考えるから、今後は自分やヨンドゥの前に現れないでくれと頼む。ハジュンは青雲閣の会食の席でも携帯の中のビンナの写真を見つめて落ち込みを隠せない。プールバーではビリヤードの大会が開かれ、ユンナが大活躍しているところにギジュンが訪れる。ジェイクは実の娘を捜すためにビラ配りに出かける。
警察にヨンドゥが誘拐されたという通報が入り、警察官がビンナの家を訪れる。ビンナは抵抗するが連行されてしまう。ビンナが連行される間にマルスクがヨンドゥを家に連れて行ってしまう。ハジュンがビンナに電話をかけると、家に置いていったマルスクが出て、ビンナが連行されたことを伝える。ハジュンは弁護士を連れて警察にやってくる。テシクはマルスクが勝手に警察に通報したことに驚き、きつく叱りつけ、スンオクは警察署に駆けつけたテシクにビンタをして怒りをぶつける。ジェイクはスチョルに、近いうちにスンオクにプロポーズするつもりだと告げる。チェリは正体が疑わしいエスクを尾行する。エスクはチェリに自分が実の母親だから現実を見るべきだと忠告する。
テシクの家に連れて行かれたヨンドゥは、ビンナに会いたいと言って食事も取らずに、だだをこねて言うことを聞かない。マルスクはヨンドゥに、ビンナには月に2回会わせてやるが、もう一緒に暮らすことはないから、ママのことは忘れろと諭す。ヨンドゥはママのところに連れて行ってくれと言って泣きわめく。倒れてしまったビンナのもとにハジュンは看病に向かい、粥を炊いてかいがいしく世話をする。ハジュンは養育権を取り戻すためには長い戦いになるから、まずは体力をつけろとビンナを慰める。ハジュンはヨンドゥを絶対に取り戻すと固く誓うビンナの心に寄り添う。チェリはエスクに、実の父親は誰なのかと聞くが、父親はいないものと思えと答える。
テヨンはヨンドゥが食事をしてないことを心配し、ビンナに電話をかけるが、途中でマルスクが電話を奪い、ヨンドゥを巡って言い争いになる。ヨンドゥはビンナにいつ迎えに来てくれるのかと聞く。テシクの家でもう少し過ごして食事をしないと迎えにいってやれないと答える。ヨンドゥはビンナに捨てられたのかと心配するが、ビンナはヨンドゥが自分のすべてだと言う。ヨンドゥはご飯を食べると約束する。ヨンドゥの消息を聞いたビンナは、エムマとテシクを訪ねてヨンドゥの面倒を見てもらうように頼む。スンオクは偶然、エスクとジェイクが抱きしめ合うところを目撃し、ショックを受ける。スンオクはジェイクにもう自分を訪ねて来ないでほしいと言い放つ。
チェリはジェイクの実の娘が見つかってしまうことを恐れ、エスクと父親の関係がうまくいくように応援する。チェリはジェイクに、これまで家族のためにエスクがどれだけ尽くしてきたかを話し、机の上に置いてあったネックレスを代わりにエスクに渡してやると言い持ち出してしまう。マルスクは買い物から帰ってきたエムマに、生活費を入れるなり、仕事を辞めて家事をするなりしろと叱るが、フードスタイリストであるエムマは仕事を辞めることは考えられないと、マルスクに反発する。エムマの留守中に何者かが送ったお供え用の花をめぐり、マルスクがエムマの男性関係を疑い、2人は口論になる。テシクはビンナに渡されたヨンドゥの育児に関するノートを読み落ち込む。
ユン女史はチェリに、チェリが赤ん坊の時に着ていたという服や靴が入っている箱を渡す。チェリはひとまず受け取るが、自分の部屋に持って来るなり、箱を投げつける。チェリは実の父親が誰なのかエスクに詰め寄るが、いつか時期が来たら話すと言う。ユン女史はチェリの作戦どおり、ジェイクがエスクのことを好きなのだと勘違いする。ビンナは青雲閣の面接試験を控えて家族のために料理を作って、必ずヨンドゥを連れ戻せるように試験への意気込みを話す。チェリと幼なじみのサンウクが米国から帰国する。ビンナはスリに遭いそうになった男を助け、就職試験の面接に遅れてしまう。サンウクは自分のせいでビンナが面接を受けられなくなったことを知り、もう1度面接のチャンスをくれとユン女史に頼み込む。
ジェイクはスンオクに、自分のことを避ける理由を知りたいので話がしたい、カフェでスンオクが来るまで待ち続けると言うが、スンオクは絶対に行かないと突き放す。エスクはスンオクとジェイクの仲を完全に引き離すために、再びスンオクのもとを訪れる。エスクはスンオクが近所に住んでいると、自分の子どもに会いたくなるから、できるだけ遠くに、しかも地方に引っ越してくれるようにと頼み込む。エスクは自分の彼だという人の話をしてのろける。エスクはバーにチャン教授を呼び出し、これまでのことを詫びつつ、チャン教授からもらったというネックレスの意味を切々と語る。ビンナは青雲閣の面接試験に合格し、3次試験である料理人選抜大会に出場する。
ビンナは青雲閣で新人料理人を選ぶための選抜大会に出場するが、試験の途中で突然、ガラスの器が割れてケガを負う。ユン女史は負傷したビンナの将来を考え、試験を続けることを断固として許可しない。しかしビンナは娘を連れ戻すために、必ずや青雲閣に就職して自分の夢を叶えたいと力説する。スンオクはジェイクに2度と会いに来ないでくれと頼むが、ジェイクはスンオクなしでは生きていけないとすがる。一方、サンウクはビンナに偶然また会えたとことを喜び、ハジュンはサンウクに嫉妬し警戒する。ハジュンがビンナを問い詰めると、ハジュンとは契約恋愛だから、他の人とつきあってもかまわないだろうと答える。チェリはビンナを青雲閣に入れないために、追い出すための作戦を考える。
エスクはスンオクに電話をかけ、ジェイクと会っているかどうか探りを入れる。チェリはビンナの試験を妨害し、人前で恥をかかせるために知恵を巡らす。スンオクは試験を控えたビンナに、エスクからもらったスカーフを、幸運をもたらすスカーフだと言って首に巻いてやり送り出す。早めに試験会場に到着したビンナは、料理の材料を置いて外に出る。ビンナが外に出ている間に何者かによって試験のために仕込んで行った材料がメチャクチャにされて使えなくなり、途方に暮れる。ジフンはユンナがテリへの復讐のために、傷つくのではないかと心配し、この辺りでやめたらどうかと提案する。しかしユンナは復讐のためには、自分がどうなってもいいから行くところまで行くと決心する。
サンウクはビンナに偶然会い、奇跡のように再会できたのは、これ以上の偶然はないと言い、ビンナのことを手放さないと宣言する。ハジュンに会いに来たサンウクは、ビンナとチェリと4人で食事に行くことを提案する。ビンナにこまやかな気遣いをするハジュンを見てサンウクは嫉妬し、互いに警戒する。チェリはビンナが合格したのは、自分がおばあ様に頼んだからだと言うが、サンウクはそんなはずはあるわけないと否定する。ビンナは料理の試験に合格し、青雲閣の新人料理人となる。一方、他の男を心配するユンナの姿を見て、ギジュンは嫉妬心を爆発させ、ユンナに自分だけを見つめていてほしいと告白する。テヨンは変装し家族には内緒でヨンドゥを連れ出しビンナに会いに行く。
エスクはスンオクに自分の娘の写真を見せてくれと頼む。エスクはビンナの出生に関する秘密を知り絶句する。スンオクはビンナが青雲閣に就職したことを話すと、エスクは豹変し、すぐに自分の前から消えろと叫んで暴れる。
スンオクは、悪いのは自分だけではなく日本に渡って消息を絶ったエスクにも責任があると言い、当時のことを振り返って責めたてる。チェリはボクシムに調理場の管理を任せてほしいと申し出る。ユンナはギジュンの心のこもった告白に揺らぐ。スンオクはスチョルにチャン教授に結婚する相手がいるのかどうか聞く。エスクはチェリにチャン教授の実の娘がすぐそばにいると教える。実の娘がビンナだったことを知ったチェリは怒りに震える。
ビンナとジェイクは、互いに親子であることを知らずにぶつかる。その光景を見ていたチェリは倉庫に押し入り、食材をメチャクチャにして暴れ、ビンナに今すぐ青雲閣を辞めろと言って詰め寄る。しかし、ビンナが辞めないと言うとチェリは1日も早くビンナを青雲閣から追い出すための画策を練る。サンウクはハジュンの前でビンナを誘うが、ハジュンはサンウクに、ビンナは自分の女だと言い、サンウクはビンナと正式につきあう予定だと言う。ハジュンはビンナが他の男に取られないように、毎日仕事帰りに迎えに行くことにする。ハジュンとビンナは互いに心の中にある気持ちを言えないままでいる。チェリはハジュンを取り戻すために、サンウクにビンナとつきあってほしいと頼む。
サンウクはチェリがビンナをいびるのを見て、公私混同するチェリに怒りをあらわにする。誤解が解けたスンオクとジェイクはついに再会するが、スンオクはジェイクにふさわしくない相手だと言う。ビンナは青雲閣に来ていたエムマにヨンドゥの様子を聞くが、エムマはどうしているか分からないから会った時に聞けと言って食事に行ってしまう。ビンナはヨンドゥのことが心配になり、テシクに電話をかける。調理場長はビンナに青雲閣のオリジナルである、黒ごまのお粥のレシピを渡す。チェリはビンナを苦境に追い込むため、ビンナが作った料理をすり替えて、ピーナツアレルギーがあるエムマにピーナツが入った黒ごまのお粥を出す。そして、エムマは倒れて気を失う。
チェリの策略で、ビンナはピーナツアレルギーがあるエムマの料理にピーナツを入れた犯人にされる。ビンナはチェリの仕業だと気づき、激しく責めたてているとジェイクが来たため、自分は間違っていない、いつか真実を明らかにすると言うのが精一杯だった。配膳係は隠しておいたはずの粥の器がなくなっていることに気づいて慌てる。ビンナはボクシムの命令で調理場に出入りすることを禁じられる。ビンナの前の夫の新しい妻がピーナツアレルギーであることを知って、個人的な恨みからわざと入ったものを出したことにされる。しかしサンウクはビンナがそんなことをするはずはないと確信し、助けようとする。サンウクはビンナの汚名を晴らすために、証拠の品をボクシムに差し出す。
ハジュンはビンナにドライブに行こうと誘い、家の前に車を止めて待たせる。しばらくして赤い車に乗ってハジュンが現れ、この車をビンナに貸すから契約が終わったら返せばいいと言う。ビンナは5000万ウォンも返せないのに、車まで借りるのは荷が重すぎると断る。テリは夫婦でオーケストラを聴きに行き、ロビーにジェイクとエスクが2人でいるのを発見する。誤解が解けたスンオクとジェイクは再び交際するが、エスクは2人の仲を再び邪魔しようとする。エスクはジェイクと2人で写っている写真をスンオクに送りつける。スンオクはジェイクへの誤解が解けたのに、再び不信感に襲われる。ジェイクはビンナに、以前会ったことがあるが覚えているかと聞く。チェリは2人が話しているのを見て不安になる。
ハジュンはビンナの隣に座ろうとしたサンウクに、ビンナは自分の女だと言ったことを忘れたのかと詰め寄る。エスクはスンオクに再び引っ越しを進めるが、スンオクはビンナが青雲閣に入社したばかりだから引っ越しは無理だと言う。スンオクはエスクがウソをついていることに気づく。酒に酔ってハジュンの胸に抱かれるチェリを見たビンナはショックを受ける。テリはマルスクにジェイクとエスクがつきあっていると話し、マルスクは内心、スンオクのことをいい気味だと思う。ジェイクはビンナを家に入れ、キム執事にお茶を出してくれと頼む。ジェイクとビンナが話をしているところにサンウクも入り、3人で仲むつまじく話す様子をチェリが見て嫉妬する。
チェリの策略でビンナは青雲閣の冷凍倉庫に閉じ込められ、助けを求めるものの誰にも気づいてもらえない。ハジュンはビンナに電話をかけるが、つながらず心配する。スンオクはハジュンに電話をかけ、ビンナが帰らないが何か知らないかと聞く。ハジュンとサンウクがビンナを捜しに行き、冷凍倉庫にいるビンナを救出して病院に運ぶ。意識不明になったビンナは入院し、ハジュンはビンナの手を握って励ます。チェリはビンナを苦境に追い込もうとしても、何一つうまくいかずいら立つ。ジェイクはスンオクに電話をかけ、ビンナのことを見舞い、いつまでもスンオクのそばにいると伝える。スンオクはジェイクの招待で青雲閣を訪れ、お茶を出しに行ったエスクはスンオクと対面する。
スンオクとジェイク、そしてエスクがついに一堂に会する。何も知らないジェイクはエスクに、スンオクのことを見合い相手であり好きな人だと紹介する。そしてエスクのことを長年、この家で働いている執事だと紹介する。いたたまれなくなったエスクは部屋を出る。スンオクはエスクを家に呼び出し、エスクのせいでジェイクと別れるはめになったと激怒するが、エスクはあの時別れればよかったと言い返す。ビンナは食材管理者に昇進してすぐに、再びチェリの策略に巻き込まれる。
ボクシムはビンナが魚の管理を怠ったことを人前で叱る。エスクとチェリは間違いなくビンナが青雲閣から追い出されると確信して喜ぶ。ビンナは調理場長に魚から薬品の臭いがするのはおかしいので、誰かが薬を入れたのではと言うが、信じてもらえない。ビンナは調理場長に荷物をまとめて青雲閣から出て行く準備をしろと言われる。調理場も気まずい空気が流れ、ビンナは居づらくなる。ボクシムはビンナが客のことを考えて食材を選んだことを知ると、これからも客のことを考えて料理をするようにと激励する。処分を受けると思い込んでいたビンナはお礼を言い、調理場から拍手が沸き起こる。
ハジュンはビンナに愛の告白をし、契約恋愛はやめて本当の恋愛をしようと言う。その現場を見たチェリは必死に涙をこらえる。しかしビンナが告白は聞かなかったことにすると言い、ハジュンにネックレスを返す。釣り合う相手ではないから、ふさわしい人を見つけてほしいと言うが、ハジュンは愛する人はビンナだけだから、自分を信じて着いてきてほしいと哀願する。サンウクは憂うつなビンナを元気づけるために、ケーキをごちそうする。チェリはハジュンが自分と別れるためにビンナを利用して契約恋愛していたことを知り、怒りに震える。
エスクはスンオクにすがりついて、娘のビンナを奪った上にこれ以上自分から何を奪うのだと哀願する。そこにちょうどビンナが帰宅して2人の話を聞いてしまう。スンオクは事の経緯を説明し、ビンナを生んだのは自分ではなくエスクだと伝える。ビンナはスンオクが実の母親でない上に、亡くなった父親とも妹のユンナとも血がつながっていないことを知ってがく然とするが、自分にとって母親はスンオクただ1人だけだと言う。エスクはボクシムが服用している薬の成分を調べるために薬局に行く。その薬は味覚を取り戻すためのものだった。エスクはボクシムの味覚を失わせるために毎日少しずつお茶に入れてボクシムに飲ませ、薬の効果が効いてきたこと知り喜ぶ。
ビンナは青雲閣のレシピとは異なる材料を使った料理を指摘し、絶対味覚であることを証明する。チェリはビンナが絶対味覚であることを知り、激しい嫉妬にかられる。エスクはチェリも絶対味覚になればいい、そのためには自分も努力を惜しまないと約束する。ボクシムはビンナに料理を教えることにする。ハジュンは青雲閣から出てきたサンウクとビンナに詰め寄り、ハジュンはサンウクに邪魔だと言うが、サンウクとビンナは食事に出かける。ビンナはハジュンを諦めさせるためにサンウクを利用して、努めてハジュンに冷たく接する。マルスクの家にエムマの母親の会社の従業員という人物が訪ねてくる。
ビンナはエスクに話があると言い喫茶店に呼び出す。自分の父親は誰なのかとエスクに問い詰める。ビンナの母親はスンオクだけなのだから、父親についても知ろうとする必要はないのではないかと言い返す。ビンナの父親はエスクに苦労ばかりかけたまま、ビンナがお腹にいる時にはすでに亡くなったのだから、2度と口に出さないでくれと言って席を立つ。家に帰ったビンナは、エスクではなくスンオクに育ててもらってよかったと感謝の気持ちを伝える。スンオクはビンナが赤ん坊の時に着ていたという産着を渡す。チェリとエスクは不正を働いた調理場長の弱みを握る。警察に差し出されたくなければ今後はチェリの言うとおりにしろと命じ、ビンナを追い出すための計画に巻き込む。
スンオクはチェリを呼び出し、チェリのために作った総菜を差し出し、食べてみるように勧める。しかしチェリの怒りを買い、踏みつけられてしまう。ちょうどその場に現れたジェイクは、スンオクに失礼な態度を取るチェリを叱る。ジェイクはチェリが自分の前では礼儀正しいのに、裏では無礼なことをしていたことにショックを受ける。チェリは、つらさに耐えられず酒を飲みすぎて酔ったハジュンを家に連れて帰る。寝言でビンナの名を呼ぶハジュンを見て腹を立てて部屋を出る。
エスクはボクシムのお茶の中に味覚を失わせる薬を入れ、その薬の効果を喜んでいる時に突然ビンナがやって来て慌てる。ビンナはキム執事が手にしていたものが気になる。ビンナはボクシムの家に行き、チェリの部屋で自分のものと同じ産着があることに疑問を抱く。ビンナはエスクを問いただすが、エスクはいちいち余計なことを聞くなと言い返す。ハジュンはビンナと別れた寂しさを紛らわすために、食事も取らずに徹夜で仕事に没頭していたが、ついに過労で倒れ病院に運ばれる。エスクはボクシムに、スンオクについてウソの情報を吹き込んだため、ボクシムは何としてでもジェイクから引き離せばと決心する。
ビンナは悩んだ末、サンウクの車に乗ってハジュンの見舞いに行く。ハジュンは見舞いに来た再会を喜んで抱きつくが、ビンナはやめてくれと拒否して帰ってしまう。サンウクはハジュンが入院したことをビンナに知らせたことを少し後悔して落ち込む。ボクシムはジェイクに、よその男とホテルに出入りするような女は嫁にできないから別れろと言う。ジェイクはスンオクにホテルの件を確認した後、スンオクのことを全面的に信じるとボクシムに言い対立する。青雲閣では新メニュー開発コンテストが開かれて、チェリはビンナを牽制する。チェリはビンナが自分のレシピを盗んだと主張する。エスクは勝手にスンオクの部屋に入りこみ、スンオクの目の前でスンオクの携帯を手から落としてしまう。
ビンナはエムマからヨンドゥがいなくなったという知らせを聞き、コンテストを投げ出してヨンドゥを捜しに行く。コンテストの途中で離席したビンナは失格になり、優勝はチェリに決まる。ハジュンはホテルのロビーで泣いているヨンドゥを見つけ、ハジュンの父親はハジュンに頼るヨンドゥを見て複雑な気分になる。ビンナはハジュンからの電話でヨンドゥが見つかったことを知り、Jホテルに戻る。ビンナはエムマには2度とヨンドゥを預けないと言い、ヨンドゥを連れて帰る。スンオクはエスクの行動を怪しみ、家に呼び出してエスクの前にわざと携帯を置いて、その場を離れる。
サンウクはビンナに、テシクに関するファイルを見せて、ヨンドゥを連れ戻すために自由に使えと言って渡す。ビンナもテシクのことはヨンドゥの父親だからとガマンしてきたが、悪い父親なら縁を切るのもいいかもしれないと考える。テシクの不祥事が世間に知られ、テシクの家族は大混乱になる。テシクたちが留守の間に、エムマは荷物をまとめ、ミスターコンと家を出る。ジェイクからスンオクを引き離すために企てた計画がジェイクに知られ、エスクは頭を抱え、チェリはエスクを責めたてる。ジェイクはボクシムのもとに向かい、エスクの仕業であることを告げようとするが、ボクシムは倒れてしまう。
ビンナはチェリが自分の産着と同じ模様のものを持っていることが、ずっと気になっている。ビンナはスンオクにエスクについて何か聞いていることはないかと尋ねる。ビンナはエスクに会い、自分とチェリは双子なのかと問い詰めるが、エスクは汚れた父親の血を継いだビンナと、青雲閣の孫娘であるチェリが双子のわけがないと罵倒する。エムマはテシクの家の財産を全部持って逃亡し、家に帰ってきたテシクは、だまされていたことに気づき、がく然とする。ハジュンはビンナにサンウクのことを愛しているのか聞き、ビンナが答えられないでいると、その場所にいてくれれば、自分が距離を縮めるからと言う。
ジェイクは、30年前にビンナが産まれた産婦人科に勤めていた看護師と偶然会い、ビンナが連れ去られた当時の話を聞く。隣のベッドの妊婦を担当していたというその看護師は、ビンナを連れ去ったであろう女に赤いバラのタトゥーが刻まれていたことを思い出す。ジェイクはその情報を手がかりにして、ビンナを連れ去った女を公開捜査に踏み切ることを決意する。ジェイクはスンオクに、チェリは私の実の娘ではないことを告白する。チェリは料理人と共謀して、ビンナの手を使えないようにやけどを負わせようとするが、ちょうど隣にいたサンウクに鍋がぶつかり、やけどしてしまう。ユンナはテリに復讐するため、ギジュンに会いに行くが、ある瞬間から心が揺らぎ始める。
スンオクはエスクに、ビンナ以外に子どもがいるのかと聞くと、エスクは子どもを産む機械じゃないと言い返して激怒する。スンオクはエスクの太ももに赤いタトゥーが刻まれているのを見て驚愕する。ユンナのことが気に入らないテリは、ユンナを呼び出してギジュンと別れるように促すが、なかなか応じないユンナにしびれを切らし、顔にグラスの水をかける。ユン女史は青雲閣の味のチェックをする代理人を選ぶことを公表する。
チェリはジェイクの部屋で公開捜査のポスターを見つけ、ジェイクがエスクを捜していることを知る。チェリはエスクの太ももにバラのタトゥーがあることを確認し、ジェイクが捜査を始めようということを知らせる。30年前にビンナが産まれた病院に勤めていたという看護師は、隣のベッドの妊婦が日本語を話していたことを思い出し、ジェイクに伝える。その話を聞いたスンオクは、子どもをさらったのはエスクではないかと一層不信感を募らせる。
味覚コンテストでチェリは、あらかじめ覚えておいたリストどおりにスラスラと答えを書くが、ビンナと答えが分かれる。調理場で材料が間違えて入れられるというミスがあり、ビンナが正解してチェリは悔しさを隠しきれない。そして味のチェック担当の代理人としてビンナが選ばれる。ジェイクはスンオクに、自分の娘を連れ去った人物の特徴について話し、スンオクは娘捜しに自分も協力したいと申し出る。スンオクは当時の産婦人科の看護師にエスクの写真を見せることを思いつく。スンオクはビンナがチャン教授の娘であることに気づき、驚きを隠せない。テリは自分に脅迫状を送りつけた人間がユンナであることを知り、驚愕する。
ユンナはギジュンの家を訪れ、ギジュンの家族と一緒に食事をする。ユンナはデプンに自分の父親は事故で亡くなったと話すので、隣に座っているテリは何を言われるかと気が気でない。ギジュンは両親の前で、絶対にユンナと結婚すると宣言する。ギジュンがデプンを送る間にテリはユンナを部屋に話があるからと部屋に入れる。テリはユンナが手紙を入れている写真を見せ、何のつもりで脅迫しているのかと聞くが、反対にユンナはテリがひき逃げしたことは事実であると追い込む。ボクシムは合弁会社の開業式に、ビンナは自分の愛弟子だから前に出てくるようにと促す。スンオクはエスクに、チャン教授の娘を連れ去ったのはエスクであると知らせると言う。エスクはパク看護師を訪ね、断りにくい提案をする。
仕事中のビンナは、パク看護師の息子がビンナと同じ珍しい血液型だったため、輸血するために病院に向かう。エスクは息子が大ケガをして病院で付き添っているパク看護師を訪ね、念書のことを忘れていないかと脅迫する。チェリは輸血のために仕事場を離れたビンナを、他の従業員がいる前でどなりつける。チェリはビンナがチャン教授と同じ珍しい血液型だと知り動揺し、チャン教授に知られたら困ると不安になる。スンオクはビンナがエスクの娘でないことを明らかにするため力を尽くす。エスクはビンナを連れて逃げたのはスンオクだから、自分たちは共犯者だと言うと、スンオクはエスクのほおを叩く。
スンオクはエスクに、チャン教授に本当のことを話に行こうと提案するが、エスクは泣きついて謝り倒す。エスクはチェリが自分の娘だと知らないので、明らかにしたらチェリが耐えられないだろうからと言って頼み込む。新会社の広報モデルの候補になったビンナに嫉妬を覚えたチェリは、配膳係と陰謀を画策する。ユン女史は、料理に塩を入れた配膳係を叱り、誰に指示されたのかと聞くと、配膳係はチェリに銘じられたと答える。ユン女史はチェリを厳しく叱る。マルスクはテリに、ビンナはかつて自分の嫁で子持ちであることをバラしてしまう。スンオクはエスクの秘密をすべて知るが、エスクは自分で真実を明らかにするから少しだけ時間が欲しいと頼み込み、人里離れた工事現場に連れ出す。
ユン女史はチャン教授に、ビンナがハジュンと恋人同士であることを知っていたかと聞き、チェリが傷つくことを心配する。青雲閣ではユン女史とチャン教授が、スンオクが来るのを待っているが、いつまで経っても来ない。窮地に追い込まれたエスクは、スンオクと工事現場に行く。エスクは自殺するフリをし、スンオクは必死で止めようとする。エスクが手を振り払ったはずみでスンオクは階段から落下してしまう。チェリはビンナの母親が大ケガをしたのはエスクの仕業ではないかと疑う。テリはビンナが子持ちのバツイチと知り、ハジュンを叱りつける。テリはひき逃げした悪夢にうなされて、恐怖におびえる日々を過ごす。ビンナはエスクとDNA鑑定をした結果、親子関係が成立しないことを知る。
ビンナは実の親を知るために警察に行ってきたことをスンオクに報告するが、スンオクの意識は戻らない。チェリはスンオクの意識が戻ることを恐れ不安に駆られる。まずはビンナが警察からの電話を取らないよう阻止しようとする。ビンナはスンオクが持っていた独特で派手なデザインのイヤリングを疑わしく思う。しかし、そのイヤリングを見たチェリは、世界に1つしかないものだと言い張り、自分がエスクにプレゼントしたものだと言ってしまう。チャン教授のもとに、実の娘が見つかったという電話が入り、チェリは不安に駆られる。一方、エスクはスンオクの意識が戻った時に備えて遺産放棄の念書を取り寄せる。
チェリはスンオクの意識が回復することを恐れて、夜も眠れない。スンオクが目覚めたとの連絡を受け、エスクは口封じをするために慌てて病院に向かう。ジェイクも連絡を受けて、スンオクの見舞いに行こうとするが、チェリが車のキーを隠して出かけるのを妨害する。チェリもジェイクと一緒に行くと言い、そこにサンウクも合流する。一足早く病院に着いたエスクは1人で病室に入り、スンオクに許しを請っていると、ビンナとハジュンが到着する。スンオクは話そうとしても言葉が出てこない。ハジュンはサンウクにビンナと結婚することになったと報告する。ユンナはテリに土産を渡すと、テリが払いのけ冷たくあしらったため、ギジュンはユンナの肩を持つ。
声が出るようになったスンオクは、ビンナに実の父親について話し始める。スンオクはビンナに、ジェイクの実の娘は、エスクが自分の娘と取り替えて姿をくらましたからだと話す。ビンナは実の父親がジェイクであることを知り驚きで言葉が出ない。チェリはスンオクが話せるようになったのなら、自分たちは家を追い出されるはずだと思い込み、荷造りする。自分たちはもうおしまいだとチェリは嘆くが、エスクは何があってもチェリのことを守ると誓う。すべてのことを知ったビンナは、エスクに、それでも人間なのかと問い詰める。ジェイクは実の娘を連れ去ったのがエスクの仕業だと知り、エスクに怒りをぶつける。エスクは許しを請うが、ジェイクは今すぐに出て行くようにと言い放つ。
ジェイクは子どもが奪われ妻を亡くしたのがエスクのせいであったことを知り、怒りをあらわにする。エスクは父親のいない娘を助けたい一心で、ビンナとチェリを取り替えたと言い訳をする。ジェイクはエスクを今すぐ警察に差し出したいところだが、チェリのことを思いガマンする。そのかわり、エスクは家を出て、今後はチェリやユン女史に連絡することを禁じる。エスクは執事を辞めることを話すと、ユン女史は急な話に驚いて血圧が上がり倒れそうになる。ジェイクの再婚のためにエスクが出ていくなら、チェリのことが心配だと言いエスクを引き止めようとする。ユン女史とエスクはスンオクを呼び出し、財産分割や遺産相続を放棄することを誓う婚前契約書を書けと差し出す。
ハジュンは小学校の校庭でビンナに正式にプロポーズし、愛を確かめ合う。その後、両親にビンナにプロポーズをした旨を報告するが、デプンとテリはそろって猛反対する。ハジュンはビンナでなければ結婚しないと言うが、デプンは絶対にビンナとの結婚は許さないと言い放ち、両親が結婚を許さないのなら、2人だけでも決行すると宣言する。ユン女史は、ジェイクが勝手にエスクを追い出したと信じ、青雲閣とチェリのためにエスクを連れ戻そうとする。ジェイクはキム執事の復帰を阻止するために、つい本当のことを話しそうになるが、口をつぐむ。広報モデルの本戦の撮影で、チェリはビンナを再び妨害する。デプンはスンオクが働くスーパーを訪ね、スンオクが働く様子を見る。
デプンはスンオクが働いているスーパーを訪ね、スンオクに昔のことを許してほしいと謝る。エスクはデプンの言い訳を聞くほどに昔のつらかったことを思い出し、気分を害する。スンオクは2度と訪ねてこないでくれと言って席を立つ。スンオクはジェイクにビンナがハジュンと結婚する予定だと話す。ジェイクはハジュンを訪ね、ビンナを幸せにする自信があるかと聞く。ビンナとチェリはジェイ・チョン広報モデルコンテストの結果により、青雲閣の調理場の責任者を決めることにする。テリとデプンが部屋で言い争っていると、ちょうど家に帰ってきたハジュンが2人の話を聞いてしまう。ハジュンは自分の母親が不倫をして父と結婚したことを知りショックを受ける。
ユンナは家に帰る途中、2人の男につけられてひったくりに遭う。ひったくられたカバンの中には、父親を殺した犯人が他にもいるという証言が入ったボイスレコーダーだった。ジェイ・チョン広報モデルコンテストの結果が発表になるが、ビンナとチェリが同点であったため2人ともモデルに採用されることになる。モデルになったビンナは、家族と祝杯をあげる。一方でチェリは今回も策略がうまくいかなかったことを気にして落ち込む。ユンナとチェリは以前、青雲閣で会ったことを思い出す。デプンはビンナとスンオクが一緒に歩いているのを見て、2人が親子であることを知り驚く。キム執事は再び、青雲閣を訪ねて、また家に戻ろうとする。
スンオクとジェイクが結婚式を挙げ夫婦になる。マルスクとテシクはビンナの母親が青雲閣の女主人になったことを知って驚く。スンオクとジェイクは新婚旅行に出かける。テリはジェイクの結婚相手がキム執事ではないなら、誰なのかと気にする。ギジュンはユンナのボイスレコーダーを盗まれた件で、検事の父親を持つ友達に相談するためメールを打っているが、それを聞いたテリは不安に駆られる。チェリはキム執事が家に戻ってくるのはうれしいが、ビンナたちと一つ屋根の下で暮らすことに不満を持つ。ジェイクとスンオクが帰って来た時、チェリがユンナをいじめているところに遭遇し、ジェイクは激怒する。デプンはハジュンに、テリに出会って捨てた女がスンオクだったことを打ち明ける。
ジェイクとスンオクが結婚したことにより、ビンナとユンナ、ヨンドゥもジェイクの家で暮らすことになる。新婚旅行から帰ったジェイクは、いつの間にか家に戻ってきていたエスクを見て驚く。スンオクはチェリをなだめようとするが、ビンナ母子が結託してチェリがジェイクに嫌われるようにしむけて追い出すつもりだろうと言い返す。ボクシムを囲み家族が集まる。ユン女史はチェリに、ビンナとチェリは同じ誕生日だが、少し早くに生まれたビンナに「お姉さん」と呼ぶようにと言い、ぼう然とする。そしてエスクには、スンオクのことを「奥様」と呼べと言い、信じられないという表情を浮かべる。スンオクは、なぜ家に戻ってきたのかと問い詰めるが、自分は行き場がないとエスクはしおらしく話す。
ハジュンはデプンとスンオクが以前、夫婦だったことを知り激しく落胆し、行き先を告げずにビンナを車に乗せて郊外に向かう。ビンナに駆け落ちすることを、ハジュンが提案する。ハジュンはどんなことがあっても別れないと言うが、いつもと違うことにビンナは不安を抱く。ビンナは絶対に別れないと約束してほしいと言うと、ハジュンはビンナを黙って抱きしめる。デプンはハジュンの事務所を訪ね、ハジュンが席を外していることを知ってビンナに電話をかける。ハジュンと一緒にいたビンナはデプンからの電話に出るが、ハジュンが電話を取り上げて、2度とかけるなと言って切る。ハジュンは別れたくなければ、今後は自分の言うことだけを聞けと言う。
チェリとテリはジェイ・チョンのホームページにウソの動画を載せて、ビンナのイメージを損なわせようと画策する。ハジュンはテシクの仕業だと思い込みテシクを責めるが、テシクの口からチェリとテリの仕業であることが暴露される。テシクは動画をアップしたお礼に金を受け取ったことを白状する。ビンナはテリに会ったことをハジュンに隠すがハジュンは感づく。イメージを損なう動画の影響は大きく、問い合わせの電話が続きビンナはうんざりする。チェリはビンナの疑惑に関する取材に応じる。ハジュンはテリに、ビンナを侮辱することは許さない、動画のことも知っていることを話す。テリには結婚を反対する資格はないので、結婚を決行すると宣言する。
ハジュンとビンナは2人きりで教会で結婚式を挙げ、永遠の愛を誓う。テリはユンナを呼び出し、金で解決しようとするが、ユンナは金での解決に応じない。テリに絶対に後悔させてやると言って席を立つ。テリはギジュンにユンナを引き離すために、ユンナの本性を知らせるために都合よく編集した音声ファイルを渡す。ギジュンはユンナの豹変ぶりに驚き、ショックを受け、テリは内心喜ぶ。サンウクはチェリを呼び出し、動画を公開したことでジェイ・チョンモデルの名誉を損なったとして、1億円の損害賠償を請求する。チェリは動画を公開したのが自分であることをハジュンに知られたことを知り、腹を立てる。テシクが真相を解明する動画を公開したことで、ビンナへの誤解が解ける。
ジェイ・チョン広告の撮影現場で照明器具がハジュンを目がけて落ち、チェリはハジュンを押しのけて身代わりになりケガを負い、入院する。デプンはハジュンが披露宴の準備を進めていることを知り激怒する。テリはテシクに動画の件で口止め料を渡していると、ちょうどデプンが帰宅し言い合いになる。エスクは、よりによってチェリがケガしたのかと当たり散らし、ビンナが画策して事故に遭わせたに違いないと言い張る。ビンナはスンオクとデプンが以前、夫婦だったことを知りショックを受ける。テリはギジュンにユンナの言い分がウソであることを信じさせようとして、考え直すように勧める。ギジュンはユンナに疑いを持つようになり、時間を置こうと提案する。
雑誌を取りに戻ったビンナは、デプンとスンオクがかつて結婚していたこという話を聞き、驚いて部屋を飛び出す。ハジュンはビンナを追いかけ、自分だけを信じてついてきてほしいと頼む。ケガを負って入院していたチェリは、包帯を取ると目が見えなくなっていたことを知り、がく然とする。ビンナはスンオクからの電話を受けてハジュンと一緒に、チェリが入院している病院に向かう。そこには目が見えないと泣き叫ぶチェリの姿があった。チェリは目が見えなくなった原因を探るために精密検査を受ける。チェリはビンナにハジュンの声だけでも聞かせてほしいと頼む。デプンはスンオクにビンナは自分の子どもではないかと聞き、自分がハジュンの父親であることを告げる。
スンオクは、親の都合で子どもの幸せを奪うことはできないと言うが、デプンは子どもたちが結婚することはあり得ないと突っぱねる。テリはチェリの目が見えなくなったことを悲しみ、もう一生、視力は回復しないのかと聞いて心配する。テリはハジュンの代わりにケガを負ったチェリの責任を取るのは当然だと言う。スンオクはハジュンに会い、ハジュンがデプンの子どもであると聞いたことを伝える。ハジュンはビンナと別れることはできないから結婚を許してほしいと頼む。チェリはビンナに、あわれんでほしいと言い、すべてビンナに譲るからその代わりにハジュンを譲ってほしいと泣いて訴える。ビンナが屋上に駆けつけると、チェリが飛び降りようとしていた。
ギジュンとユンナが別れたと思いこんでいたテリは、目の前にユンナが現れて驚く。ギジュンはテリが渡した録音ファイルが編集されたものなのかどうか、3人で確認しようと提案する。ユンナはテリが自分に冷たくする理由を言おうとすると、慌てたテリは2人の交際を仕方なく認める。ビンナは悩んだ末に、ハジュンをチェリに譲ることを決意する。サンウクは元気がないビンナを見て心配し、ハジュンと何かあったのではないかと聞く。ビンナはハジュンとの別れを決意して疲れ切り、ベッドに倒れ込む。ハジュンからの電話も切ってしまう。ハジュンは1人で酒を飲みに出かける。
チェリはウエディングドレスを合わせに行くが、ハジュンは浮かない表情で座っている。チェリはハジュンに話しかけるが、返事もせずに帰ってしまう。テリはチェリに新しいお母さんに挨拶したいと言うが、エスクはテリにスンオクを会わせないよう、ウソをつく。ビンナのことをあきらめたハジュンは、チェリとの結婚を受け入れる。チェリは自分が結婚相手でもいいのかと聞くと、ハジュンは責任を取ることにしたと答える。そんな2人の姿を見たビンナはいたたまれない気持ちになる。サンウクは元気がないビンナを心配して、手作りの弁当を差し入れる。サンウクはビンナが笑顔になったことを喜ぶ。ビンナはサンウクの弁当を食べながら、ハジュンがお粥を炊いてくれた時のことを思い出す。
スンオクはジェイクに、デプンとかつて夫婦であったことや、当時の苦労を打ち明ける。ハジュンはチェリとの結婚を控え、ビンナなしで生きていけるか不安に思う。ビンナは苦しい毎日だが、新メニューを開発するなど仕事に熱中することで苦しみから逃れようとする。試作品を食べたサンウクは、ビンナの料理に感動して突然、結婚してほしいと言いだす。ユンナは結婚式場の入り口に立つテリとギジュンの姿を見て、驚いて隠れる。ビンナを捨てて結婚するハジュンがテリの息子であることを知り、怒りをあらわにする。テリはジェイクの妻を紹介され、スンオクだと気づいて驚く。
スンオクとジェイク、デプンとテリの4人が一堂に会する。テリはスンオクがチェリの新しい母親であると同時にビンナの母親であることを知り、ショックを受ける。テリとスンオクは険悪なまま、ハジュンは無表情で結婚式が進む。式に参列したビンナは、ハジュンと愛を誓った時のことを思い出して、つらい気持ちになる。サンウクは式場を出たビンナを追いかけ、ビンナがこの手を放すことがあっても、自分は最後まで放さないと約束する。一方、偶然、新婦の控え室を通ったハジュンは、チェリが失明したのは芝居だったことを知り、きつく問い詰める。チェリは、ついさっき見え始めたと苦しい言い訳をする。結婚式場から出たハジュンは、ビンナを車に乗せてどこかへ向かう。
ハジュンはチェリが最初から目が見えていたことを知り、裏切られたことに対する怒りをぶちまける。チェリとの結婚は無効だと言い、チェリを部屋から追い出そうとする。チェリは、自分たちは結婚式を挙げて正式に夫婦になったのだから、帰る場所がないと言うと、ハジュンはチェリがこの家にいる以上、戻らないと言う。ハジュンはチェリよりもテリに裏切られたことに怒って、家を飛び出す。テリはチェリに、スンオクとは親戚になるわけにいかないから、結婚は白紙に戻せないかと聞く。ハジュンとビンナが話しているところを見たサンウクは、他人の女に手を出すなと言う。サンウクはビンナにプロポーズする。
ビンナにプロポーズしたサンウクは、ビンナの指に母から譲り受けた思い出の指輪をはめる。エスクはスンオクに、やきもちを妬かせようと作り話をするが、スンオクはだまされない。チェリはハジュンの両親に、結婚を白紙にしたいと言われていることをスンオクのせいにし、家から出て行けと言う。スンオクは言うことを聞かないチェリに、母親の言うことを聞けと言うが、チェリはスンオクのことを母親とは認めないと言って部屋を出る。スンオクは明日、正式にジェイクから解雇の通告があるとエスクに伝える。
エスクとかつて同せいしていた男が青雲閣に現れ、ビンナに言いがかりをつける。ちょうどサンウクが通りかかりビンナを助けて、その男を懲らしめる。サンウクが警察に差しだそうとするが、エスクが自分に任せろと言って収束させる。その男、ボンパルはエスクに、別れた当時、お腹にいた子はどこで何をしているのかと聞く。サンウクはキム執事の正体を突き止めるべく調査中であることをビンナに話す。キム執事の学歴や履歴はすべてウソだったことが明らかになる。久々にハジュンは自宅に帰ることになる。デプンはハジュンに、チェリがウソをついたからと言っても結婚式を挙げた以上、仕方がないことだと話す。
テリはキム運転手を捜し回り、キム運転手の妻を訪ねる。不審に思ったテシクはあとをつけて、テリがひき逃げを犯したという秘密を知る。キム運転手は行方不明で、妻も行き先を知らないと言い、門を閉める。テシクはマルスクにテリの秘密を話し、テリの弱みを握って何かを企もうとする。ギジュンがキム運転手を捜していると、偶然知人に会ってアジトを教えてもらう。ボンパルはエスクに、自分の子どもの行方を知りたいと言うが、子どもは30年前に心臓の手術が受けられずに死んだと答える。エスクが電話で話しているのを聞いたスンオクは、チェリの実の父親が見つかったのかと聞く。エスクはスンオクに、チェリに実の父親のことを絶対に話すなと念を押す。
ビンナは青雲閣の庭で、チェリとエスクとボンパルが一緒にいるところを目撃し、3人の関係を怪しむ。会議に出たチェリは、うわのそらで座っている。ビンナはサンウクにチェリたちが3人一緒にいたことを話し、サンウクはその話に興味を持つ。チェリはボンパルが自分の実の父親だと知り驚愕し、エスクの娘であることを恨む。キム運転手のアジトである貸本屋を訪ねたテリは、貸本屋から聞こえてくるユンナとギジュンの声を聞いて驚いて隠れる。チェリはハジュンの冷たい態度に傷つき、エスクに慰めてもらっていると、その姿を見たヨンドゥが、チェリの母親はキム執事なのかと聞く。
キム運転手が現れたという知らせを聞いたユンナとギジュンは急いで駆けつける。テリもキム運転手に会うために、テシクに運転させて出かける。マルスクはテリの弱みを握り、勝手気ままにふるまう。テリの会話内容を聞いたテシクは口を挟もうとするが、黙って運転しろと言う。現場に到着したユンナは、キム運転手が車に乗せられるところを見て、さらに車で追う。チェリはビンナが何か秘密を握っているのではないかと思い、不安に駆られる。サンウクとビンナの婚約式が開かれ、ハジュンは悲しみに暮れる。
デプンは子どものことを話し合おうとスンオクを呼び出すが、ジェイクが現れて動揺する。3人で席について話していると、突然カメラマンとテリが入ってくる。テリは不倫の現場を押さえたと思い込み、どなりながら部屋に入り、スンオクたちをあきれさせる。テリの失礼な態度にジェイクは激怒する。しかしテリは謝ることはなく、むしろ疑われるようなことをしたスンオクが悪いと言い返す。テリはキム執事のせいで恥をかいたと腹を立てる。スンオクはエスクにチェリの結婚は白紙に戻したと言う。エスクは自分のせいでチェリとハジュンの結婚が台なしになってしまい慌てる。ジェイクはチェリにハジュンとの結婚は諦めろと説得し、親が決めたことだから納得するように促す。
ジェイ・チョンのワークショップに出かけたハジュンは、ビンナと2人きりになり、これまでビンナ一筋で愛し続けてきたことを告白する。サンウクたちは、救急に協力を要請し、いなくなったハジュンとビンナを捜す。夜が明けてサンオクとチェリが捜索に出ると、山で肩を抱いて眠る2人を見つける。窮地に追い込まれたエスクは、またさらなる悪行を企て、ユン女史の部屋で盗みを働こうとする。誰もいないはずの部屋から物音がしたのを怪しく思ったジェイクとスンオクは、ユン女史の部屋に駆けつける。エスクは隠れる場所がなく困り果てた末、エスクがユン女史を恋しく思って泣いていたと言ってウソをつく。ジェイクには、すぐ芝居だと分かり、エスクを部屋から出て行くように諭す。
青雲閣の後継者になろうとするビンナに、エスクは妨害工作を企てる。味覚を失ったビンナは、サンウクと一緒に病院を訪ねる。医者による診断はストレス性のもので神経系の疾病だと言うが、サンウクは日頃、摂取している食品に味覚を失う成分が入っている恐れがあるため、ビンナに心当たりはないかと尋ねる。ビンナは以前、キム執事がユン女史のお茶に白い粉を入れていたことと、ユン女史が味覚を失ったことを思い出し、自分も同じ目に遭ったのではないかと考える。サンウクとビンナはこのまま放っておくことはできないとして、エスクが犯人であるという証拠を探すことにする。
テシクがハジュンの自宅前でチェリの動画を見ていると、通りがかったハジュンがチェリの秘密を知ってしまう。ハジュンは携帯を取り上げ、チェリがキム執事の実の娘なのは本当なのかと問いただす。ハジュンはチェリがジェイクの娘ではないことを初めて知る。チェリは慌ててテシクに電話をかけると、ハジュンが電話を取ってしまう。チェリはテシクだと思い込み、どなり散らすが、電話に出たのがハジュンだと知り慌てる。ハジュンはチェリを呼び出し、チェリがすべてウソで塗り固められていたことを知って責める。味覚を失ったビンナはヨンドゥを助手にして、新メニューコンテストの準備に励む。サンウクはビンナのために、エスクを捜すためのビラを作る。
ギジュンは郊外の保育園でユンナを預かっていると連絡を受けて駆けつける。ユンナは保育園の近くで倒れていたところを助けられたと言うが、なぜそこに倒れていたのか当時の記憶がまったくない。ユンナはギジュンの顔が見られて喜ぶ一方、ギジュンはユンナの体が心配で病院に連れて行こうとする。ビンナがジェイクの実の娘であることを皆が知り、同時にチェリはキム執事の娘であることが明らかになる。そのことを知ったテリは怒りを爆発させる。多くの人の前で真実を公表されたチェリは、追い出されるくらいなら、自分から出て行くと言って荷物をまとめる。そして、なぜ自分を産んだのかとエスクを責める。そんなチェリをエスクは最後まで諦めるなと叱りつける。
テリはユンナに留学することにして外国に行けと言って航空券を渡す。ユンナはテリの目の前でギジュンと別れる約束をする。ユンナは素直に従うふりをするが、内心、テリへの強い復讐を誓う。ユンナはテリから商品券をもらったとウソの話をすると、ギジュンはテリがユンナを嫁として認めたものだと思い喜ぶ。ギジュンは週末に開かれるデプンの出版記念パーティーにユンナを招待する。ビンナは青雲閣の書類を見て不自然な部分を発見し、ハジュンに相談する。エスクは調理場長とビンナが話しているのを見て不安に思い、以前の約束を忘れていないか念を押す。ユンナはテリへの復讐のための準備を終え、ついに父親の恨みを晴らすべく多くの人の前でテリへの復讐を実行する。
ビンナと家に戻ったユンナは、出版記念パーティーでテリへの復讐を実行に移したことは決して後悔しない、亡くなった父親の恨みをこうでもして晴らすことができてよかったと言う。スンオクの今までの苦労を思い慰めつつも、1人で重荷を背負って万が一のことがあったら大変だったと叱る。ユンナはビンナが愛しているハジュンはテリの娘だから、ハジュンからも将来、ひどい目に遭うかもしれないと心配する。ビンナは自分の父親を死なせたのがハジュンの母親だなんて信じられないと泣く。ギジュンはンナが捜し回っていた人は母さんじゃないだろと聞くがテリは精一杯否定する。
ギジュンは苦しみながら逃れるように、浴びるように酒を飲む。デプンはユンナの話はすべて事実なのかと秘書に話す。秘書はキム運転手の妻を捜し出し、テリがお金と引き換えに事故のことを口封じしたことや口座を追跡して証拠をつかんだことをデプンに報告する。ハジュンは必死で否定しようとするテリを叱り、デプンはできるだけ外に漏れないようにと秘書に頼む。テリは言い訳をしながら必死に許しを請おうとするが、デプンはこれまでテリが人を死なせておきながら、何ごともなかったように暮らしていたことを責める。そして、Jグループの会長の妻が殺人犯だと分かったら、会社や子どもたちの将来はどうなるのかと問い詰める。ハジュンはテリにあきれ、テリは何も言えなくなる。
ジェイクは、エスクがこれまで犯した悪行に関する証拠を集め、青雲閣の売却しようとしているエスクを警察に差し出す。エスクは何かの誤解だと言ってごまかそうとするが、無理だと分かると謝り倒し、どうにかして許してもらおうとする。エスクが社員たちの前で連行され、チェリはエスクの姿を見て、ぼう然とたたずむ。エスクはパトカーに乗り込む前に具合が悪くなったように装い、警察官の隙を突いて逃走する。デプンはテリに対する怒りが収まらず、離婚しようと申し出る。会社か妻かを選ぶなら、会社を選ぶとデプンが言い切ると、テリは深く傷つく。ユン社長の遺言が発表され、ジェイクの一家は各自、財産を相続するが、青雲閣の経営権一切はビンナが継ぐことになり、チェリはショックを隠しきれない。
ビンナはチェリに青雲閣に関する資料を早く引き渡して、引き継ぎをしてくれるように頼む。チェリは経営が料理のレシピのように単純なものではないから、ビンナには到底、無理だと鼻で笑う。チェリはひそかにエスクに会いに行き、エスクは久々に会ったチェリがやつれていることを心配する。チェリはエスクがいなくなってから不安な毎日を送っていたことを話す。チェリはエスクに秘密の帳簿のコピーを渡す。ハジュンはテリに自首を勧めるが、テリは親に自首を勧めるなんて本当に息子なのかと言い返す。ハジュンはきちんと罪を償ってくれないと、母親の顔を見る自信がないと言う。エスクはユンナに成りすましてデプンを呼び出す。秘密の帳簿に関する取り引きをしようとする。
クリーンな経営を目指すビンナは、これまでの取り引きの内訳を細かく調べ、チェリが不正に関わっていたことを知る。調理場長はチェリやエスクへの不満を一気に爆発させる。ビンナはチェリに潔白を証明したいなら通帳を見せろと言うが、チェリは、なぜビンナに見せなきゃいけないのかと腹を立てる。見せないなら検察に捜査を依頼し、ジェイクにも話すと言うとチェリは慌て、はぐらかそうとするが、最後には土下座をして許してほしいと詫びる。キム執事がメディアに秘密の帳簿の件を暴露する前に、Jグループが生き残るための策として、先に公表することを考えるが、デプンは猛反対する。
秘密の帳簿がビンナの手に渡ったため、エスクはビンナを阻止しようと鉢を投げ落とすと、ちょうどチェリの頭上に落ちて、チェリは血まみれになって倒れる。エスクは取り返しのつかない過ちを犯したことに動揺して、まっすぐ歩くことができない。エスクが現場に行くと、倒れたチェリにビンナが必死に声をかけている。エスクは徐々に近寄り、チェリを抱いて声をかけるが依然として意識がない。チェリは病院に運ばれ、手術室の前でエスクは逮捕される。ビンナはハジュンに帳簿を渡す。チェリが事故に遭ったのは自分のせいだと自責の念を感じるジェイクに、スンオクはジェイクには責任はないと慰める。テリは離婚して家を出て行くことにする。テリは最後にマルスクに店が出せる程度のお金を渡す。
輝くロマンス