※2018年10月3日(水)スタート!
ソヌ建設の会長の息子チャ・ジウォンと、ミン・ソンジェは幼い頃から一緒に育った大親友。だがソンジェは、ジウォンのフィアンセ、マリへの想いとジウォンへの敗北感に苛まれていた。会長であるジウォンの父の力でソヌ建設に入社したソンジェは成果を急ぎ過ぎて不正に手を染めてしまう。
タイの地で会長に問いただされ、必死で謝罪するソンジェ。その目の前で、会長は何者かに射殺されてしまう。父の死を知って駆け付けたジウォンに、ソンジェは会長が麻薬中毒だったと告げる。ソンジェの話に納得できず、独自に調査を始めたジウォンが核心に近づいた途端、殺人犯に仕立て上げられてしまう。ジウォンはタイの街で出会った韓国人女性のスワン、父の知人だったNGO団体代表、ジリョンの手を借り出国を目指すが、襲撃されてしまう。
――5年後、ソヌ建設の社長の座とマリを手に入れ、幸せを謳歌していたソンジェの前に、死んだはずのジウォンが姿を現し、父を殺した犯人を探すために再び動き出すのだった...!
海軍大尉のジウォンは親友のソンジェと共に訓練に励む毎日を送っていた。ある日父の誕生日に駆けつけたジウォンはその場で恋人のマリにプロポーズするが、ひそかにマリに片思いしていたソンジェは驚きを隠せない。その後ソンジェは軍隊を辞めてジウォンの父が会長を務めるソヌグループに入社し、ジウォンは合同訓練のためにタイに赴く。タイに着いたジウォンはジュースを売り歩くカヤにぶつかられ、財布をすられたと思い込みカヤを責めるが...。
カヤに興味を持ったジウォンは、カヤが以前起きた津波で記憶喪失になったことを知る。翌日、訓練中のジウォンの元に、父親ジェワンがタイで死亡したとの連絡が入る。ジェワンが会長を務めるソヌグループの乗っ取りを図るウンドの犯行だった。ジェワンを見殺しにしたソンジェはウンドと手を組み、ジェワンが麻薬で死亡したように見せかける。ジウォンは遺体の解剖を望むが、ソンジェはジェワンの名誉を守るために火葬にすべきだと主張し...。
追われる身となったジウォンはタイを出るため、カヤに偽のID証を作るよう依頼する。しかし国境の検問所で殺し屋に見つかって負傷し、カヤのもとへ逃げ込む。ソンジェは大金と引き換えにジウォンの居場所を教えると取り引きを持ちかけてきたムトンを利用する。カヤは追っ手から逃れてジウォンを島に連れていき、夫婦のふりをして暮らし始める。ソウルではソヌグループの株主総会が開かれ、ジスの委任状が公開されるが...。
島での二人暮らしが始まり、ジウォンに惹かれていくカヤ。"カヤ"が"ゴミ"という意味だと知ったジウォンは、カヤに"スワン"という名前を付ける。一方、ジスの委任状により取締役に就任したソンジェは、マリに愛していることを告白。そんななか、ジウォンはソンジェが殺し屋に会っているところを目撃し衝撃を受ける。ソンジェは電話をかけてきたジウォンにジスが行方不明だと告げて、ジウォンをおびき出そうとするが...。
ジウォンはキム代表(ジリュン)に「俺が消えればジスが戻る」と告げ、ソンジェたちの前に姿を現す。しかし追い込まれたジウォンは爆発に巻き込まれてしまう。5年後、スワンはソウルでインターネットメディア「パンダ社」の見習記者として働きながらジスの行方を追う毎日を送る。ソンジェとウンドはソヌグループ内でそれぞれ社長となり、マリはソンジェと結婚してソヌ財団の理事長となっていた。ある日マリが主催するパーティーに参加することになったスワン。そこに現れたのは...。
取材のためカジノに潜入したスワンは、暴力団に追われてしまう。スワンの危機を救ったのはマスクをしたジウォンだった。ムトンらのMRBファンドは、ウンドが社長を務めるソヌ流通に投資を申し入れる。ウンドに預かり金を要求されたムトンらは、反対にウンドからカジノの売上金200億ウォンをだまし取る。一方、マリの前に姿を現したジウォンは、マリを海岸へ連れていく。会いたかったと告げるジウォンに、マリは...。
頭痛がして倒れてしまったジウォン。彼はタイでの爆発が原因で頭に傷を負っていたのだった。スワンはジウォンに会いたい気持ちをこらえ、ソヌ流通と賭博の関連をウジンと調べ回る。意識を取り戻したジウォンはソンジェに会い、ウンドと仲たがいさせようと策を巡らす。MRBの代表として現れたムトンの話を聞き、マリはソンジェを疑い始める。ジウォンの携帯番号を知ったスワンは思わず電話をかけてしまい、ジウォンと通話するはめになり...。
ジウォンはウンドの手下に襲われかけたスワンを救出。スワンは再会を喜ぶが、スワンを自分の計画に巻き込みたくないジウォンは彼女と距離を置こうとする。スワンはソヌ流通が賭博と関係していることを記事にまとめるが、ウンドの妨害に遭い、パンダ社も襲撃されてしまう。一方、ジウォンとスワンがタイで夫婦として暮らしていたことを知り、心穏やかでないマリ。そんなマリに不安を覚えたソンジェはジウォンに会いに行き...。
ソヌ流通とMRBの投資契約会見中、スワンによりソヌ流通の賭博ブローカー疑惑が伝えられ、契約は中断となる。その後ソヌ流通の不祥事を理由にMRBからソヌグループに監査チームが送られることになり、その責任者としてジウォンがソンジェの前に現れる。スワンはソヌ建設とMRBについて記事を書こうとソヌグループ本社に乗り込むが、そこでジウォンとムトンがMRBの人間だと知りショックを受ける。家の前で待ち伏せしていたスワンにジウォンは...。
スワンはウンドが作成したリストの存在を報道する。そのリストには違法賭博に関わった著名人の名前が記されていた。スワンはウンドに拉致されるが、その様子を目撃していたジウォンに救出される。チームブラックはソヌグループに侵入し、ガス開発の入札書類とソンジェが推進した事業の資料を盗み出すことに成功。一方、ソンジェはウンド解任を画策し、緊急理事会を招集する。ソンジェの計画を知ったウンドが取った手段は...。
ジスを捜しに島へ来たジウォンとスワン。ジスと一緒にいた朝鮮族の女を見つけてジスの居場所を問い詰めるが、失敗に終わる。その翌日、ついにジスを見つけたジウォンたち。しかしジスは落ち着きをなくし、両目の視力を失っていた。怒りに震えるジウォンはソウルに戻りソンジェの所へ向かう。しかし殴り合ううちにソンジェが傷を負い、ジウォンはその場で警察に逮捕されてしまう。
ジウォンはソンジェを殺そうとした容疑で逮捕され、拘置所へ移送されてしまう。移送直前、スワンと2人きりになったジウォンは、木の羅針盤をスワンに預け、戻ることを約束する。視力を失ったジスは、スワンやキム代表と接するうち、落ち着きを取り戻していく。一方、マリはジスを忘れて過ごしていたことに罪悪感を覚えていた。ソンジェの負傷は彼の自作自演だと知ったマリは、示談に応じてジウォンを自由の身にするようソンジェに求めるが...。
ジウォンの殺害容疑を晴らすために奔走するジリュンたち。しかしソンジェに脅されたジウォンは裁判でタイの殺人事件は自分の犯行だと言い出し、スワンにも冷たく当たり始める。結局ジウォンは有罪となり無期懲役を宣告されてしまう。MRBが監査に入った時に資料が流出したと知ったソンジェはスワンを拉致し、資料を戻すようムトンたちに迫る。スワンが拉致されたと知って憤るジウォンだが、刑務所内でウンドの秘書らに襲われ...。
入院したジウォンは病院を抜け出し、拉致されたスワンを助けに向かう。無事に救出されて救急車の中で名前を聞かれたスワンは、もうろうとした意識の中、ペク・ウニョンだと答える。ジウォンを見舞ったマリはショックで倒れ、検査の結果、妊娠していないことが判明。妊娠はマリを引き止めるためのソンジェのウソだった。重傷を負ったジウォンは刑が執行停止となり、再審を請求する。スワンも退院するが、ウジンに退職を願い出て...。
殺人の証拠が捏造されたものであることを暴き、無罪を勝ち取ったジウォンたち。釈放されたジウォンだが、「やり直そう」と言うマリにキスをされて戸惑う。ジリュンの母の力添えで緊急取締役会が開かれ、その場でジスはソンジェに委任状を返すように求める。ウンドはジウォンに近づき、会長に推す代わりにカジノリゾートが欲しいと申し出る。一方ウジンはペク・ウニョンという名前を頼りにスワンの実の親を捜し始めるが、意外な人物が父親だと分かり...。
ウジンはスワンの本名がペク・ウニョンであり、父親がウンドであることを突き止める。一方、ウンドから「ウニョン」というサイン入りのゾウの絵が届き、胸騒ぎを覚えるスワン。絵を返そうとウンドの家にやってきたスワンに、ウンドは自分が父親だと告げる。ジウォンの宿敵ウンドが父親だと知らされてショックを受けたスワンは、ジウォンにひと晩泊めてほしいと頼み...。
自分がウンドの娘だと知ったスワンはウンドの家に住むことを決意する。ソヌグループ会長選出のための株主総会の日、火花を散らすジウォンとソンジェの前にウンドの娘としてスワンが現れ、皆を動揺させる。ウンドはスワンを盾にジウォンとソンジェに揺さぶりをかけ、カジノリゾートを手に入れようともくろむ。結局、会長にはソンジェが選出されるが、ジウォンはその場で5年前の不正入札について暴露する。さらにマリが離婚訴訟を起こしたことまで公になり...。
ソンジェの画策によりソヌ建設が経営不振に陥り、ジウォンが立て直しを任される。スワンは記者の仕事に復帰し、ウンドの罪を暴くことを決心する。ソンジェとウンドの罪を自分がかぶることになると察知したソヌ建設副社長のジンタクは、反撃をもくろむ。ソンジェはマリを説得しようとするが、マリの離婚の意思は揺るがない。一方、ソンジェに脅されたムトンは、リゾート事業をソヌ建設ではなくソヌキャピタルと進めることに同意するが...。
ジンタクを裏切ってチャ会長の遺体を隠し、ソンジェとウンドを脅すナム取締役。ソンジェは遺体捜しに躍起になる。ジウォンはジンタクの不審な動きをつかんで詰め寄るが、ジンタクはウンドらに5年前のモリノ社事件の罪を着せられて検察に捕まってしまう。ウンドのメールを見てチャ会長の遺体が利用されていると知ったスワンはショックを受け、その旨をジウォンに伝える。怒りに震えるジウォンは港に向かい、ある決心をする。
ジウォンがナム取締役に自首を呼びかける映像が放送される。だがそのかいもなく、ナム取締役はウンドの部下に捕まってしまう。その後、父・チャ会長の遺体が入ったコンテナを発見するジウォン。遺体と対面したジウォンは、父親の変わり果てた姿に号泣するのだった。そんななかジスはスワンがウンドの娘だと聞き、ショックを受ける。ジウォンは父親の事件の再捜査を要望。ソンジェはチャ会長の告別式に平然と現れるが...。
目の手術のためにジスを日本に送り出したジウォンだが、頭の痛みがひどく、会社で倒れてしまう。検査の結果、動脈瘤が大きくなっていると分かり、死が迫っていることを感じ始める。検察の取り調べを受けていたソンジェは釈放されるが、それはウンドがマリを身代わりにしたためだと分かり激怒する。ジウォンがいつ死ぬか分からないとウジンに聞いたスワンはジウォンのもとに駆けつける。そんな中、新聞にジウォンとスワンの結婚話が掲載され...。
ジウォンはソンジェがモリノ社の入札書類を見ている動画を盗む。動画が消えたとウンドから聞いたソンジェはジウォンの家に忍び込み、ジウォンの死期が近いことを知る。動画が暴露されると考えたソンジェは、情状酌量目当てで不正入札と裏金の件で自首する。一方、ウンドは目の治ったジスの証言により、ジスの監禁容疑で逮捕される。そんな中、ジウォンはスワンのために家を買い、2人で幸せなひとときを過ごすが...。
痛みと闘いながらもスワンと幸せな時間を過ごそうとするジウォン。ジウォンが余命わずかと知ったウンドは周囲の口を封じ、ソンジェにすべての罪を着せようと画策する。ウンドにマリのことで脅されたソンジェは不安になり、ジウォンを呼んでウンドを殺してほしいと懇願する。ついにウンドの罪を明かす証拠を手に入れたジウォン。スワンとタイの島に帰ろうという約束を果たすため、すべてを終わらせようとするが...。
ウンドの手下に襲われ、手術室に運ばれるジウォン。スワンはジウォンのためにウンドと対決することを決意。スワンの父親に成り済ましていたウンドは犯行の発覚を恐れ、自分の正体を突き止めたスワンに発砲する。結局、ウンドは逮捕されるが、警察の裏をかいて逃亡してしまう。ソンジェは遺言状を通してチャ会長の愛情を知り、泣き崩れる。一方、意識の戻ったジウォンはスワンが撃たれたことを知り、ウンドを追跡するが...。
グッバイ ミスターブラック