シン・ドヨンは韓国一の人気アナウンサー。ハンサムでお金持ちの恋人、キム・ジュンセからプロポーズされ、すべてを手に入れたかに見える。だが、実は施設育ちで、養母から冷たく当たられ、親の愛を知らずに育ったドヨン。幼い頃、義理の妹ジヨンをソウル駅に置き去りにした過去もあった…。つかの間の再会を果たした実母を亡くし、酔いつぶれたドヨンを救ってくれたのは、青年、チャ・ドンウだった。ドヨンはお礼に、ドンウの初恋の人ユン・サウォルを捜すことに…。サウォルは、ドヨンのショーを観覧に行き、楽屋にあった宝石を盗んだ疑いをかけられる。濡れ衣が晴れたサウォルは、デパートで働き始め、初恋の人ジュンセに再会する。彼がドヨンのフィアンセだとは知らずに…。運命の歯車が今、回り始める。
シン・ドヨンは家柄もよく美人で優秀な、韓国一の人気アナウンサー。自ら企画し進行する「ワンダーウーマンショー」は賞を獲得。さらにハンサムでお金持ちの恋人、キム・ジュンセからプロポーズされ、すべてを手に入れたかに見えた矢先、実母と名乗る女性から電話が入る。ドヨンはその女性に会いに香港へ向かう。一方ユン・サウォルは、ドヨンのファンで、施設で育った女性。ショップ店員として働くサウォルもくじに当たり香港へ。
シン・スホとチェ・ジョンヒ教授の家に引き取られ、養女として育てられたドヨンには、幼い頃、義理の妹であるジヨンをソウル駅に置き去りにした過去があった。ドヨンの実母は、ドヨンの代わりに罪を償うと言い残し、この世を去る。ドヨンは、香港で酔いつぶれた自分を救ってくれた青年チャ・ドンウに頼まれ、彼の初恋の人で、施設で共に暮らしたサウォルを捜すことに。ドヨンは、番組の企画でサウォル捜しをしようとするが…。
ドヨンのショーを観覧に行き、楽屋にあった宝石を盗んだ疑いをかけられたサウォルは、ドヨンの頬を叩いてしまう。その後、濡れ衣が晴れたサウォルは、デパートのパーソナル・ショッパーの面接を受け、偶然、初恋の人ジュンセに再会する。だがジュンセはサウォルに気付かない。ドヨンは、楽屋で自分を叩いた女性がサウォルだと知り、ドンウとサウォルの再会の手助けをする。サウォルは面接に合格し、デパートで働き始める。
再び賞を狙うドヨンは、サウォルの実母を番組で捜し出そうと、サウォルを説得する。ドヨンはチェ教授からジヨンが見つかるまで結婚を延期するよう言われる。また、チェ教授は、ドヨンに行方不明になった義理の妹がいることをジュンセに言ってしまう。ドンウが帰国し、サウォルと再会。ドヨンはサウォルの腰にジヨンと同じ傷跡を発見し、一瞬サウォルがジヨンなのではないかと疑うが、サウォルは施設にいたときの入浴中の傷跡だと言い…。
サウォルの部屋の片づけを手伝っていたドヨンは、サウォルから宝物だという毛糸の首飾りを見せられ、自分がジヨンに編んであげたものとそっくりで愕然とする。ドヨンはサウォルの母親捜しを中止しようとするが、サウォルの母親らしき人物が名乗り出て、遺伝子検査をすることに。一方、サウォルを思い出したジュンセは靴をプレゼントし、夕食も共にする。サウォルは有頂天だが、サウォルを思っているドンウは複雑な気持ちで、サウォルに愛の告白を。
サウォルの母親だという女性がサウォルに会いにやってきた。遺伝子検査の結果はまだ出ていないが、会えば実娘かどうかわかるはずだと言う。その女性は、サウォルと会えたことで興奮のあまり倒れ、病院に運ばれてしまう。サウォルは看病するが、検査の結果二人は母子ではなかった。傷ついたサウォルは母親捜しをやめたいと言い出す。チェ教授と夫のスホは、ジヨンの再捜査を警察に依頼することを思いつくが、ドヨンは反対する。
サウォルとチェ教授の遺伝子検査の結果、二人が親子であることはまず間違いないと知ったドヨンは、鑑定結果を破ってしまう。サウォルはクライアントが、ドヨンはチェ教授の実の娘でないと噂していることに腹を立て、作り話をしてしまう。ドヨンのことが気になり始めたドンウは、ドヨンを誘って遊園地へ。ドヨンはサウォルに整形外科で腰の傷跡を消してもらおうと言うが、サウォルは親を捜す手がかりになるからと拒否する。
ドヨンは、ジヨンの再捜査依頼の申請書を提出していなかったことがばれてチェ教授に頬を叩かれる。その様子を見ていたドンウは、ドヨンを勇気付ける。サウォルはクライアントのチャン・テムン会長の機嫌を損ね、三日間の謹慎となる。謹慎中のサウォルはジョンセと共に、ジュンセの父に送る写真を撮るため、サウォルが育った施設にやってくる。ドヨンは韓国広報大使の候補に選ばれるが、施設で一緒だったウンソプから脅迫電話がかかってきて…。
養父スホからドヨンに、ジヨンが見つかったという連絡が入る。だがその女性は、ウンソプの友人ヒョンジュ。金を巻き上げるためにジヨンのふりをしているのだが、ドヨンの養父母は、本物のジヨンだと信じている。一方、サウォルはドヨンに初恋の人に会ったと嬉しそうに報告。それがジュンセだと知らないドヨンはサウォルを応援する。柔道の師範として指導を始めたドンウは、ドヨンからメールを受け取り、柔道着のままやってくる。
サウォルの片思いの相手がジュンセだと知ったドヨンは、ジュンセを自分の恋人だと言ってサウォルに紹介し、二人の仲を見せつける。ショックを受けるサウォル。ヒョンジュをジヨンだと信じているチェ教授は、借金があると聞き、肩代わりを申し出る。ジヨンが偽者だと気付いたドヨンは、ウンソプとの関係を絶てば、本物のジヨンになる手助けをするとヒョンジュに言う。だが、恐れをなしたヒョンジュはチェ教授の宝石を盗んで、逃げていく。
ウンソプは、幼いドヨンとジヨンの写真が載った新聞記事をジュンセに送りつけ、詳しいことはドヨンに聞くようにと告げる。ドヨンは韓国広報大使に選ばれ、2年間韓国の顔として活動することに。香港に戻ることにしたドンウは、ドヨンの祝賀パーティーに行くが、ジュンセといるドヨンを見て言葉をかけずに立ち去る。翌日ドヨンはドンウをテレビ局に案内する。ドンウは、ドヨンがトラブルに巻き込まれていることに気付き、香港へ戻る予定を変更する。
チェ教授の家で頭痛に襲われ記憶が戻ったサウォルは、自分はチェ教授の家の子だとドンウに話す。サウォルは自分がジヨンだと言うが、ドヨンは何も覚えていないと白を切りとおす。ドヨンはドンウとクラブへ行くが、二人の写真がネットに流出。ドンウはドヨンの潔白を証明しようとスーツ姿でテレビ局にやってくる。サウォルはチェ教授を訪ね、自分がジヨンだと言う。当初は取り合わなかったチェ教授だが、サウォルの腰にやけど跡を見つけ…。
サウォルがジヨンだと気付いたチェ教授だが、ドヨンと口論中に階段から落ち、意識不明で入院する。サウォルはチェ教授に付き添おうとするがドヨンは認めず、冷たく突き放す。チャン会長の家に服を届けたサウォルは、自殺しようとしていた会長を救う。そして会長から、かつて自分の運転手に殺人罪をかぶせた話を聞かされる。会長はサウォルに望みを一つだけ叶えてやると言う。一方、ドヨンはドンウに、ジヨンを連れ出した日のことを語り始める。
意識が戻ったチェ教授はジヨンのことを覚えておらず、人が変わったようにドヨンに優しく接する。真実を話そうとしないドヨンに失望したサウォルは、「ワンダーウーマンショー」の放送作家キム・ウンビに、施設で友人から聞いた話として、自分とドヨンのエピソードを語り、舞台の脚本にしないかと持ちかける。ドヨンと会ったチャン会長は、ドヨンの目が知り合いにそっくりだと言う。ジュンセは、ドヨンが失った妹はサウォルではないかと思い始め…。
サウォルはチャン会長に演劇の後援を頼み、ウンビの脚本「二人姉妹」が上演できることに。サウォルはオーディションを経て主役を獲得する。舞台が開幕し、その内容に驚いたドヨンは気分が悪くなって席を立つ。舞台は評判を呼びチケットは売り切れ状態。「ワンダーウーマンショー」でも取り上げようとするが、ドヨンは何かと理由をつけて阻止する。チャン会長はサウォルに、かつて罪をかぶせた運転手とその家族を探し始めたと言う。
「ワンダーウーマンショー」でドヨンとサウォルは、「二人姉妹」の脚本の読み合わせをする。だが、お互いに自分の言葉で語り始め、その後二人は楽屋で口論に。ドヨンがサウォルの頬を叩いたところをスタッフが撮影してしまう。そのビデオが流出するが、サウォルの機転を利かしたコメントで事なきを得る。ジュンセは、サウォルがジヨンであることをスホに告げ、スホはサウォルを夕食に誘う。サウォルはパイロット番組の司会のオーディションに参加する。
チェ教授は、サウォルがジヨンであることを思い出す。チェ教授に責められたドヨンが家を出て向かった場所はドンウの元だった。サウォルはジヨンとして、スホとチェ教授の家に戻ってくる。ドンウは服を買って、仕事終わりのドヨンを迎えに行き、ホテルに送り届ける。帰ろうとするドンウをドヨンは引き止める。翌日、テレビ局にスホが現れ、ドヨンに帰宅するよう説得する。ジュンセは改めてドヨンにプロポーズし、サウォルはショックを受ける。
サウォルは、ドンウを愛していながら、ジュンセとの結婚を決めたドヨンを責める。ドヨンはジュンセと結婚式場を選びに行くが口論になる。番組でドヨンのドキュメンタリーを撮ることになり、スタッフが突然家にやってくる。サウォルはとっさに隠れるが、ウンビに見つかり、さらにチェ教授はスタッフにドヨンが養子であることを話してしまう。ジュンセはサウォルに愛を告白する。体調を崩したドンウは香港へ帰ることを決めるが…。
ウンソプが、金を渡さないと妹を殺すとドヨンを脅迫した上、サウォルを呼び出す。ドヨンは生放送を放り出してサウォルを助けに向かう。その後サウォルは、テレビ局でスタッフに嘘の弁明をしているドヨンを目撃。傷ついたサウォルは記者たちに、ドヨンとの関係はじめ、すべての真相をメールする。チャン会長は捜していた運転手の娘がドヨンだと気付き、謝罪する。ドヨンの携帯には、サウォルのメールを受け取った記者から電話がかかり…。
自殺を図ったドヨン。運転していた乗用車が横転し、重体となり、ニュースでも報道される。ドンウはドヨンのために、自殺ではなく事故だと証言する。ジュンスやサウォル、そして番組スタッフなどドヨンと繋がりのあった人々が次々と病室を訪れドヨンに声を掛けるが、意識が戻る気配はなく状態は悪化していく。見舞いを拒否していたチェ教授も、ドヨンの子供の頃の日記を読み病室へ。サウォルはギターを片手に、こん睡状態のドヨンに歌を聞かせ…。
太陽の女