シスターを志し修道院で暮らすイ・ソニュは、早くに両親を亡くし姉のジニュが唯一の家族。ジニュの恋人のチャン・テジョンの事も義兄のように慕っていた。
ある時、ソニュは施設を抜け出し夜遊びする少女たちを探しに街に出る。彼女たちとクラブで知り合った男ソ・ジソクは、彼女たちが未成年と気付き自宅まで送り届けようとするが、連れ回していると勘違いしたソニュは激怒しジソクを飛び蹴りしてしまう。更にはジソクの大切なコンパスをソニュが誤って持ち帰ってしまい、その後2人は再会することに。
一方、ジニュと同棲までしていたテジョンは一方的に別れを告げ、勤め先の会社令嬢ソ・ジヒと交際するようになる。テジョンの子を妊娠していたジニュは、一人で出産しようとしていたが、それを知ったテジョンは激高し、交通事故に遭ったジニュを見殺しにしてしまう。最愛の姉を亡くし絶望したソニュはテジョンへの復讐を誓い、修道院を出て彼の勤め先に入社。復讐の魔の手を伸ばしていく…。
ユン・ソイ×クォン・ユル、若手実力派俳優が熱演!姉を裏切り、死に追いやった男に復讐するため、神への忠誠を誓ったはずの天使が悪魔へと変貌する。男が私利私欲のために、次々と起こす冷酷な悪事からも目が離せない、衝撃の愛憎復讐劇。
見習いシスターのソニュは、修道院内の施設で暮らす子供たちの世話をしながら祈りに励む毎日。ある日、夜遊びに出かけた子供たちを連れ戻すためにナイトクラブへ行き、そこである男性と運命的な出会いをする。
エル食品会長の孫でアメリカ帰りのジソクは、母の羅針盤を取り戻すためにソニュのいる修道院を訪ねる。ジソクの妹ジヒは、交際相手が社内の一般社員であることを家族に話せないままお見合いをすることに…。
ソニュの姉ジニュは長年交際していたテジョンの子を身ごもるが、テジョンから別れを切り出され1人で出産しようとしていた。ジニュの叔父夫婦はテジョンがエル食品の孫娘と付き合っていることを偶然知ってしまい…。
ジニュは中国に転勤したと思っていたソニュ。病院で姉の居場所を聞いて会いに行くが、姉に対して中絶を勧めたテジョンの言動に動揺を隠せない。テジョンに正直に打ち明けて一緒に育てるべきだと姉を説得するが…。
ジニュが中絶をせずに出産しようとしていることを知ったテジョンは、新恋人ジヒとの未来をジニュとお腹の子供に邪魔されるのではないかと気が気でない。一方ジヒの母アランは、テジョンの過去を調べ始める。
ジソクは家に帰る決心がつかず、いまだに修道院にいた。ジヒとテジョンの関係を知ったアランに手切れ金を渡されたテジョンの母タルリョは、アランに仕返しをするためにジヒの家に乗り込み一芝居打つことに…。
病院で自分の体が危険な状態にある事を告げられたジニュ。かつて将来を約束した人の良心を信じてテジョンを訪ねるが、テジョンは自分には何の責任もないと冷たく言い放つ。そこへ夕飯を作りに恋人のジヒが現れ…。
ジニュとタルリョが会っている所にジヒが現れ、タルリョはジニュを親戚だと紹介する。その様子を目撃したアランは、お腹の大きいジニュとタルリョの関係を疑い始める。ソニュは、別の修道院に移ることになり…。
テジョンに連れ出されたジニュは、居眠り運転のトラックにひかれてしまう。助けを求めるジニュを置き去りにして、その場から逃げ去るテジョン。そこにタルリョが現れ、ジニュは死力を尽くしてその場で出産する。
事故現場で息子を見かけたタルリョ。テジョンは助けを求めるジニュを見捨てたことを、そしてタルリョはジニュが出産したことを互いに隠しとおす。最愛の姉を失ったソニュは、姉の死は自分のせいだと泣き崩れ…。
アランはジヒの妊娠を知っても結婚に賛成できずにいた。ソニュは、姉の死の真相を突き止めようと動き出す。一方テジョンは、トラックの運転手に姿を見られたのではないかと不安になり、身分を偽って病院へ向かう。
ソニュと叔父のプンホ、妻のボン・ファンはT.J.というイニシャルの入った腕時計を発見する。ジニュの死にテジョンが関わっていると確信した3人は、腕時計を警察署に持っていき再調査を依頼するのだが…。
テジョンは、大学時代の友人に頼んでアリバイ工作をする。タルリョは、テジョンから証拠の腕時計を偽物とすり替えてほしいと頼まれる。息子のために少しでも役に立ちたいと思ったタルリョは、すり替え工作をするが…。
会社をジヒのものにするという条件付きでアランに結婚を承諾してもらうテジョン。一方ソニュは、アリバイ工作の件でテジョンを責めるが相手にされない。母の近くにプンホ夫婦がいることを気にしたテジョンは…。
入院中の運転手が意識を取り戻し、ソニュは事故のことを詳しく聞き出す。タルリョに家電製品を贈ったジヒは、お返しの品として七宝焼きの指輪が欲しいと言うが、それは以前タルリョがジニュに贈った品だった。
テジョンとジヒの両家顔合わせの日。ソニュは子供の父親がテジョンだという証拠を渡すためジヒと会う約束をするが、直前でテジョンに捕まり証拠を燃やされる。気を失ったソニュはやっとの思いで修道院へ戻るが…。
テジョンへの復讐を心に誓ったソニュは、正式なシスターになる夢を諦めて修道院をあとにする。院長は考え直すよう説得するがソニュの心には響かない。一方ジソクは、病院から消えたソニュを追って修道院を訪ねる。
修道院を出たソニュはテジョンのマンションに向かう。そして偶然の事故を装ってジヒとの接近に成功し、一歩ずつ復讐の道を歩みだす。アランは、タルリョにエル食品が所有しているカフェの社長の座を用意する。
ジヒはテジョンの上着から「私のサラン」と書かれたエコー写真を見つけテジョンを疑うが、真相を聞くことができない。その後、デパートで偶然ソニュと会ったジヒは、ソニュの子がサランという名だと聞かされ…。
テジョンにエコー写真のことを問い詰めるジヒ。テジョンは写真のこともソニュも知らないと否定するが、ジヒは信じられない。そんな折、病院でソニュと話すタルリョを見かけてしまい疑いはさらに深まっていく。
ジヒはテジョンが再びソニュと会っているところを目撃する。約束を破ったテジョンが信じられなくなったジヒは結婚はできないと言い残しその場を去る。ソニュは、プンホに対する告訴を取り下げてもらうためタルリョと会う。
顔合わせの日に自分に会いに来るはずのシスターがソニュだったと知ったジヒは、再びテジョンのことを信じるようになる。アランからカフェを譲り受けたタルリョは、友人達に自慢しようと店に招待するが…。
テジョンとジヒの結婚を知ったプンホは怒り心頭。式場に乗り込み挙式を妨害しようとするが、ソニュに止められ仕方なく諦める。一方、プンホを助けたジソクは、叔父の命の恩人としてソニュと再会を果たす。
母が失踪していたことを知ったジソク。祖母ジョンスンを追及するが真実を教えてもらえず、やりきれない思いのジソクは家を出てしまう。アランはジソクを本部長の座から引きずり下ろすようテジョンをけしかける。
プンホ夫妻が営む軽食店ののり巻きを食べた客が相次いで腹痛を訴える。何の問題もないはずの不可解な騒ぎにソニュは釈然としない。ジョンスンの裏切りを許せないジソクは、辞表を出して姿を消そうとする。
ソニュはプンホの入院費にあてるためのお金をファンに手渡すが、食中毒の補償金を求める客が現れ全額を奪われてしまう。空港へ向かっていたジソクは電話口からソニュの叫び声を聞き、急いでソニュの元へ向かう。
お金を貯めるため、ソニュは手作りののり巻きを早朝の駅で売ることを思いつく。ところがのり巻きはなかなか売れず、困っているところにジソクが偶然現れる。アランはジソクの失脚を企み、株主たちを集める。
ソニュはプンホの店の食中毒事件の裏にテジョンが絡んでいたことを知り、テジョンに詰め寄る。その様子を目撃したジヒは、二度とソニュには会わないと約束したはずの夫の行動に、再び疑心を抱きはじめる。
投資契約の不備を認めたジソク。ソニュは落ち込むジソクに「家族に歩み寄って」とアドバイスする。ジソクはアランを“お母さん”と呼び、真の家族になろうと努力するが、アランはジソクの態度の変わりようを訝しむ。
ソニュがエル食品の入社試験を受けたことを知りソニュの元へと向かったテジョンは、ソニュとジソクが一緒にいるところを目撃してしまう。帰宅が遅いテジョンを怪しむジヒは、テジョンに電話をして居場所を尋ねる。
最終面接の日、ソニュはテジョンに妨害されて面接に行けずにいた。ソニュに靴を贈ろうとしていたジソクは、時間になっても現れないソニュを心配する。ようやく夜になって会えたソニュにジソクは事情を聞くが…。
テジョンはソニュにこれまでの悪行を謝罪し、すべてを終わりにしようと言うが、その裏にはソニュをジソクから遠ざけようとする思惑があった。ジソクはソニュとテジョンが一緒にいるところを目撃してしまう。
客の指輪を盗んだと疑われてしまったソニュ。誤解を解こうとするが客の怒りは収まらない。支店長のジソクは防犯カメラの映像をチェックして真犯人を突き止めるが、その背後には思わぬ人物が関与していた。
ジヒとソニュが店で鉢合わせするのを恐れたテジョンは、無理矢理ソニュを店の外へ連れて行く。レストランでの盗難事件の黒幕がアランだと思い込んでいるジヒは母を責め立てるが、アランは寝耳に水だった。
ジソクの好きな人に会えるという期待を胸に、待ち合わせ場所へ向かうジヒ。ところがジソクの隣にいたのはソニュだった。ジヒはソニュを責めるが、ソニュはテジョンが自分にしたことを調べてみてと言い残す。
すべてを知ったジヒはタルリョを問い詰めるが、タルリョの言葉を信じることができず、テジョンの弁明ももはや言い訳にしか聞こえなかった。愛する人の裏の一面を見たジヒの心は、次第にテジョンから離れていく。
ジヒの心の変化に気付いたテジョンは、危機的状況を乗り越えるために自ら離婚を切り出すという賭けに出る。ジヒは度重なる嘘でテジョンが信じられなくなり、ジニュの死にも関わっているのではないかと疑う。
テジョンに離婚届を手渡されたジヒは、運転中に言い争いになり事故を起こしてしまう。テジョンが自分をかばってくれたと聞いたジヒは夫の愛情を改めて感じ、未だに目覚めないテジョンへの罪悪感に苦しむ。
昏睡状態から目覚めたテジョンが真っ先に聞いたのはジヒの無事だった。テジョンの愛情を再び信じることにしたジヒは、ソニュにもう騙されないと言い放つ。盲目なジヒの姿を見たソニュは、所詮はテジョンと同じだと悟る。
路上で抱き合うジソクとソニュを目撃したジヒ。これ以上ジソクを騙さないでとソニュに訴えるが、逆に何もジソクに話せずにいるジヒの態度を指摘されてしまう。何としても2人を別れさせたいジヒは策をめぐらす。
ソニュは自分の手帳がなくなっていることに気づき、店や家をくまなく捜すが見つからない。手帳はジヒが仕組んだ罠によってジソクの手に渡っていたのだ。しかもその手帳にはジソクの昔の写真が挟まっていて…。
ソニュに冷たい態度をとるジソク。ソニュは困惑を隠せずにいたが、ジソクからの告白には答えられずにいた。一方、プンホとファンの妹チャンが経営するピザ店で働きたいウヒョンは、履歴書を持って店を訪ねる。
ソニュはジソクの家を訪ねジョンスンに面会しようとするが、応対したテジョンに阻まれてしまい、ジョンスンに会う前に追い返されてしまう。だが、ソニュは密かにテジョンの発言の一部始終をレコーダーに録音していた。
弱みを握られたテジョンは、ソニュの指示どおりに車載カメラの日付を変更する。ジソクはジヒが車のキーを部屋から持ち出したというウヒョンの話を聞き、ジヒを疑い始める。そして手帳の件がジヒの仕業だと知り…。
濡れ衣を着せられたジヒは悔しさの余りソニュに会いに行くが、反撃どころか逆に叩かれてしまい、ジヒの怒りは収まらない。テジョンはジソクの初恋相手ウンスを呼び寄せ、ジソクの心をソニュから引き離す作戦に出る。
テジョンはウンスに、ジソクの店の売り上げアップを阻止するよう協力を求める。ジソクに未練のあるウンスは、お金とジソクを手に入れるためテジョンに手を貸す。一方、ジョンスンはソニュにジソクと別れるよう説得する。
店の売り上げアップについての施策会議が開かれ、同席したソニュの企画が採用される。しかし、その企画内容はウンスによってテジョンに報告され、テジョンはその企画を利用してソニュとジソクを陥れようと企む。
ソニュが企画した新メニューのアイデアが、突如ライバル会社から発表される。ソニュが他社のアイデアを盗んだという疑惑が社内に広がり、ジソクは本社に呼ばれる。テジョンはジソクにソニュの解雇をほのめかす。
ウンスと組んでいたことをソニュに知られたテジョンは、ソニュに録音データの消去と引き換えに訴訟の取り下げを持ちかける。ジニュの死にテジョンが関わっていると知ったプンホの息子ギジンは激高し、テジョンの元へ…。
ウンスとの別れの背景にジョンスンとの裏取引があったことを知ったジソクは、同情心からウンスの家で一夜を過ごすことに。交換条件によって収まるはずの盗用事件だったが、テジョンの陰謀は終わっていなかった。
ソニュはジョンスンを訪ね、今回の盗用事件の黒幕はテジョンだと告げ、ジソクを助けて欲しいと頼み込む。一方、息子が義母にいじめられていると思い込んでいるタルリョは、仕返しにジヒを呼びつけて嫁いびりをする。
テジョンとウンスがジソクを追い出すためにレストランの会議記録をJフードに流した事実を突き止めたジョンスンは、テジョンを本部長の職から解く。謝罪するテジョンとジヒだが、ジョンスンは聞く耳を持たない。
テジョンとジヒはジョンスンの命令で家を出て、テジョンの実家でしばらくの間暮らすことに。反省するどころかソニュへの憎しみが一層増したテジョンはソニュを連れ去ろうとするが、プンホ夫婦に見つかってしまう。
家族に手紙を残して家を出たテジョン。タルリョとジヒは心配して、テジョンの友人に連絡を取るが消息は掴めずにいた。進展のない状況に苛立ちを隠せないタルリョは、ジョンスンにテジョンを捜すよう懇願する。
家を出たテジョンは新工場の工事現場で肉体労働をしていた。ジョンスンはテジョンが自分への当てつけで作業員の格好をして働いているのだと確信しテジョンの人間性を疑い始めるが、ジソクはそうとは思わず心配する。
ジョンスンはジヒとテジョンに海外留学を勧め、一緒に暮らすことは出来ないと言い放つ。祖母の冷たい態度に傷ついたジヒは、二度と帰らないつもりで自宅を出る。危機感を抱いたテジョンはプライドを捨てジソクにひざまずく。
ジソクの反対を押し切り、ソニュを会長秘書にしたジョンスン。ソニュは前向きに受けとめるが、ジョンスンの狙いはソニュに無理難題を押し付けて辞表を書かせることだった。一方、テジョンは部長に降格して本社に戻る。
慈善行事の参加者の顔と名前を覚えるようジョンスンに指示されたソニュは、指示以上の成果をみせてジョンスンを驚かせる。酒の勢いでギジンに告白したテジョンの妹テミは、ギジンがプンホ夫婦の息子と知り驚く。
暗闇の中で雨に打たれながらジョンスンのネックレスを必死に捜すソニュ。ソニュを止めに来たジソクだが、本当のことを言えないまま一晩を過ごす。ジソクの素性が気になるギジンは、ソニュの部屋で勤務先の資料を見つけ…。
プンホ夫婦の息子だと知りつつもギジンを好きになってしまったテミ。一方、息子夫婦がこのままソ家から追い出されるのではないかと心配するタルリョは、ジヒが妊娠することで事態は好転すると思い、早速行動に移す。
ジョンスンと会ったプンホは、ジソクがエル食品の孫であることを知り驚く。ソニュに真相を確かめたプンホは激怒し、ジソクとの交際を諦めるよう言い放つ。ジソクへの愛情に気付いてしまったソニュは別れを決意する。
ソニュにもらったネクタイで食事会に参加したジソクは、その場が結婚相手との両家顔合わせの席であることを知らされる。一方、退職するために荷物を整理していたソニュは、テジョンのデスクで不可解な資料を見つける。
アランはジソクとJフード会長の娘との政略結婚の話を白紙に戻すために、相手側の欠点を必死に探そうとする。ジソクの前から姿を消したソニュは、テジョンとヤミ食品代表のヒョンスとの関係に疑問を持ち始める。
:ソニュはテジョンとヒョンスの裏取引の証拠を掴むため2人の会話を盗聴するが、あと少しのところで勘付かれてしまい作戦は失敗する。ジソクは望まない政略結婚を白紙にするため、Jフードの財務状況を調べる。
ギジンにソニュの居場所を聞いたジソクは、ジニュが住んでいた家の前でソニュと再会する。一方、テミは自分の素性がバレるのを恐れつつもギジンに会いたい気持ちを抑えられず、ギジンが暮らす町を歩き回る。
ソニュと食卓を囲み、穏やかな時間を一緒に過ごし幸せいっぱいのジソクは、ソニュにプロポーズをする。ジソクへの思いと復讐との狭間で苦悩するソニュは、ジソクが寝ている間に置手紙を残して家を出るが…。
ソニュは、自分をかばって交通事故に遭ったジソクを付きっ切りで看病する。ソニュの家を訪れたジヒは、偶然事故の事を聞き病院に駆けつけるが、そこでソニュから事故にはテジョンが絡んでいると聞かされる。
ソニュと一緒にいる時のジソクの幸せそうな笑顔に心を動かされたジョンスンは、ついにジソクとソニュの結婚を許すことにする。ところが、テジョンとジヒは2人の結婚を阻止しようと新たな手口を考えていた。
ジヒはテジョンに事故の真相を問い詰めてウソを認めさせるが、テジョンの苦しい弁解に不信感は募る一方だった。ソニュはプンホ夫妻の元を訪れてジソクと結婚したいと説得するが、プンホたちは大反対する。
結婚に先立ち行われた両家顔合わせの日、プンホはジソクを呼び出しすべてを話そうとするが、駆け付けたソニュとファンによって話を遮られてしまう。そして遂にプンホの許しを得ないまま、結婚式当日を迎える。
多くの人たちに見守られ行われたジソクとソニュの結婚式。ジヒは幸せそうに見つめ合う2人の姿を見ていられず中座してしまう。2人の結婚式が新聞記事に載り、身の危険を感じたヒョンスはテジョンに連絡をする。
産婦人科を訪れたテジョンとジヒ。しかし診断結果は妊娠ではなく、流産の影響による体調不良で、更には不妊の可能性があると聞かされる。妊娠したと思い込んでいるタルリョは嬉しさのあまりご馳走を作るが…。
家族が揃った席で、ソニュはジヒとテジョンを家に戻してほしいとジョンスンに頼むが、ジョンスンはジヒが反省するまでは家に入れないと言い放つ。その後、ソニュはアランがテジョンに裏金を預ける会話を耳にする。
ジヒが不妊症だと知ったタルリョは、ジニュの子を置き去りにした児童保護施設を訪ね、子供を取り戻そうとする。一方、ソニュはジソクの家族に気に入られ、持ち前の優しさと気遣いで楽しい新婚生活を送っていた。
タルリョの通話内容を偶然耳にしたテジョンは、ジニュが自分の子供を出産していたことを知り愕然とする。子供の存在がジヒやソニュに知れては野望が絶たれると思いつめたテジョンは、密かに子供捜しを始める。
ファンの話を聞いたソニュはジニュの子が生きていると直感し、タルリョの言動を怪しむようになる。バントンに好かれようと必死なウヒョンは、学校の前でバントンを待ち伏せするがなかなか距離は縮まらない。
ソニュはテジョンに姉が産んだ子供のことを追及するが、テジョンから「捜せない」と言われショックを隠しきれない。プンホ夫婦はジニュを見殺しにした上に子供を置き去りにしたタルリョを警察署に連れて行く。
ソニュによってヒョンスとテジョンの金銭受け渡しの現場写真がジソクに渡る。監査結果と裏取引の証拠が揃い、ジソクはヤミ食品からの納品を停止する。絶体絶命のヒョンスは最後の取り引きをテジョンに持ちかける。
ソニュはジニュの子と同じ誕生日の子供を見つけるが、タルリョが入れたという指輪はなかった。一方、ジヒは養子探しに児童施設を訪れ、そこでタルリョが持っていたものと同じ指輪を持つ子供を偶然見つける。
テジョンに子供がいることを知ったジヒは、問い詰めてもウソをつくテジョンに愛想を尽かす。ソニュとジソクは甥であろう子供を引き取って育てることにするが、それを知ったテジョンがその子を引き取ろうと企む。
レコーダーを拾ったジヒは、録音された内容からテジョンの昏睡状態がウソであり、野望のために自分が利用されていたことを知る。ジヒは夫とソニュに騙されていた自分を責める一方で、2人への復讐を心に誓う。
遺伝子検査の結果、テジョンと子供が親子であることを知ったジヒは、その子を自分の復讐に利用することを決意する。一方、ソニュは自分の甥だと信じていた子供が全くの他人であることを知り、ショックを受ける。
テジョンの子供を復讐に利用しようとするジヒは、真実の発覚を恐れるあまり、ソニュに過剰反応するようになる。ジヒに会社を継がせたいアランは、自身の裏金で株の持ち分を増やすよう、テジョンに指示する。
テジョンはアランの金を使って自分名義の株を増やそうと裏で大株主と会うが、それはソニュが仕組んだ罠だった。一方、アランの株の買い占めを阻止したいジソクは、アランが運営する財団への監査を提案する。
株取引の現場に乗り込んだアランにテジョンは経緯を説明しようとするが、アランは聞く耳を持たない。一連の騒動がジョンスンも知るところとなると、アランは株の売買も裏金も主導したのはテジョンだとジョンスンに訴える。
ジョンスンは、今回の事件の責任を取って財団から手を引くようアランに告げる。ソ家を追い出されたテジョンは、ソニュに騙されたと家の前でわめき立て、一部始終を見ていたジソクは、2人の関係に疑問を持ち始める。
ソニュとテジョンの関係を知ったジョンスンは、ジソクには真実を話さないようソニュを口止めする。一方、離婚届にサインさせるためにテジョンと会ったジヒは、サランの養育権放棄の書類にもサインするよう促すのだが…。
言い争うソニュとテジョンを目の当たりにしたジソクは、本格的に2人の関係を調べ始める。そんな中、財団の不正資金疑惑が浮上。裏帳簿が明るみに出ることを恐れたアランは、帳簿を奪ったテジョンの身辺を徹底的に洗う。
裏帳簿を盗んだことでアランに捕らわれていたテジョンは、謎の女の助けで窮地を脱する。プンホからソニュとテジョンの関係を聞かされ混乱するジソク。そんな時、テジョンから呼び出しの電話がかかってくる。
ソニュの真実と彼女への愛情との間で葛藤するジソクは、ソニュに冷たく当たる。そんな中、ロザイン・キムがエル食品への投資を回収するという通達が。何としても阻止したいジソクの前に代理人として現れたのは…。
投資回収か株式譲渡かの選択を迫られたジソクは、大株主に相談を持ちかけるが、すでに彼らもテジョンに取り込まれていた。孫に会いたくて仕方がないタルリョは、ソ家が留守のうちにサランを家に連れてきてしまう。
サランがジニュとテジョンの子だと知ったソニュ。アランはジヒとソニュの会話から、テジョンとソニュの関係を知ってしまう。一方テジョンは、ジュリア代表とジョンスンが同じ写真を大切に保管していることに気づく。
ジョンスンと前に会ったことがあるというジュリア代表は、ジョンスンとジソクの前でなぜか「エル食品を取り戻す」と宣言する。一方タルリョは、以前からジョンスンに見覚えがあったのだが、どうしても思い出せずにいた。
タルリョが語った事件について調べさせたテジョンは、ジソクがジュリア代表の本当の息子であることを突き止める。ジュリア代表に再度会ったジソクは、ジョンスンに対して敵意をむき出しにする彼女に不信感を抱きはじめる。
ジソクの羅針盤を手に入れたテジョンは、自分はジュリア代表の息子の友人で、彼はすでに亡くなっているとジュリア代表に告げる。一方、ジニュが亡くなった事故で、テジョンのアリバイを証言したカン・ヒョンスが見つかる。
ジュリア代表の正体に気づいたジョンスンは、それを確かめるために代表に会うと、やはり、かつてジョンスンが乳母として世話をした娘だった。ソニュは施設からヒョンスを助け出すが、それをテジョンに知られてしまう。
全てをジュリア代表に話そうとするジョンスンだが、そこに現れたテジョンと口論になり倒れてしまう。一方、病床のヒョンスは、あるDVDをソニュに渡す。そして、ジュリア代表が主導する株主総会の日を迎える。
ジュリア代表のおかげで、テジョンは取り調べを逃れ、エル食品の会長の地位を手にする。エル食品を奪い返したジュリア代表は息子との再会を果たせぬまま帰国の途につく。そこへ、ある老人がソニュの家を訪ねてくる。
意識を取り戻したジョンスンは、本当の母のことをジソクに伝える。ソニュの言葉で出国を思いとどまったジュリア代表は、息子との再会を果たす。就任式を目前にしたテジョンは、ジュリア代表が戻ったことに焦りを感じていた。
ソニュに息子の学費のお礼を伝えに来たハヌルの母親は、なんとジニュに生き写しだった。ソニュたちは、彼女の協力を得てテジョンを自白させようと計画する。そしてついに、テジョンのエル食品会長就任式の日が訪れる。
エル食品会長就任式の日、過去の罪が暴かれたテジョンは、ついに逮捕される。そしてジュリア代表は、ジソクに自分と共にアメリカに来ないかと提案する。そんな中、ソニュはジソクを思い出のレストランに呼び出す。
全てが終わったことを報告しようと、ソニュはジニュの納骨堂を訪れる。移送される隙に警察署から逃走したテジョンは、自分を陥れたソニュを道連れにしようと、納骨堂から出てきたソニュに向かって車を走らせるが…。
記憶を失った母の姿に罪の重さを思い知ったテジョンは、ついに自首する。そしてジソクは、ジュリア代表と一緒に渡米することを決心する。ジュリア代表は、ジソクと一緒に渡米するよう、ソニュを説得するのだが…。
天使の罠