※2020年8月31日(月)スタート!
龍王里(よんわんり)で暮らすチョンイ(イ・ソヨン)は、幼い頃から色が鮮やかに見え、1億色もの色を識別できる"絶対色覚=テトラクロマット"を持つ少女。幼少期に起きた交通事故で記憶喪失となり、龍王里に暮らすハッキュ(アン・ネサン)に引き取られる。義理の母と姉のジナ(チョ・アン)に疎まれきつく当たられながらも、持ち前の明るさと前向きな性格でハッキュに愛され楽しく暮らしていた。高校生になったチョンイ(イ・ソヨン)は、海外から帰国したピアニストのプンド(ジェヒ)と偶然出会うが、その出会いは最悪だった...。傍若無人にふるまうプンドだったが、プンドもまた幼少期に父親の事故死を目の当たりにし、そのショックから見えるものがすべてモノクロとなってしまう後遺症を抱えていたのだ。一方ジナ(チョ・アン)は勤務先の美容室で客とトラブルを起こし、ジナをかばった恋人のシジュン(キム・ヒョンミン)が客を殺して逮捕されてしまう。正当防衛を主張するシジュンだったが、唯一の目撃者であるジナは事件を隠すため一人で逃げてしまう。
1998年。高麗の美人図に見とれるチョ・ホンジュは両親と平和に暮らしていた。一方、チュボグループ会長の孫であるマ・プンドは、父マ・ソンジェと一緒に、別居中の母の所で暮らすことに。そしてソンジェに一本の電話が...。
突然襲われたホンジュは、プンドに命を救われる。必死に逃げる2人だが、途中ではぐれてしまう。そしてホンジュは、プンドの叔母であるマ・ジェランの運転する車にはねられ意識を失う。そこに会長の側近ソ・ピルドゥが現れる。
龍王里に流れ着いたホンジュは記憶を失っていた。ホンジュの父チョ・ジファンに山で助けられたシム・ハッキュは、ホンジュが彼の娘だと気づく。運命を感じたハッキュは、両親を失ったホンジュを養女にし、チョンイと名付ける。
有名ピアニストのプンドは、チョンイを自分のストーカーだと勘違いして、憧れのペク・シジュンへチョンイがプレゼントしようとしていた洋服を破いてしまう。色覚に異常があるプンドには、チョンイだけが違って見えるのだった。
シジュンが逮捕されたショックで倒れたチョンイの義姉ヨ・ジナは、病院で目覚め、医師に妊娠5カ月と告げられる。一方、チュボ主催の演奏会に出演予定だったプンドは、祖母のマ・ヨンインに会いに行き、出る気はないと告げる。
ジナを皆が案じているものの、行方は分からない。そんな中、チュボの公募展に絵を出品するチョンイのため、ハッキュは画材を買う。喜ぶチョンイが家に帰ると、怒り心頭の義母パン・ドッキがチョンイの描いた絵を燃やしていた。
公募展の審査の日、チョンイは出かける道すがら、ハッキュの名を口にする不穏な雰囲気の男たちとすれ違う。気になって、家に戻るチョンイ。なんと、ハッキュを保証人にしてジナが多額の借金をしていたことが分かり愕然とする。
チュボ原料開発園で警備のバイトをすることになったチョンイ。ある夜、バイト中に泥棒が侵入し、果敢に殴りかかるチョンイ。逃走した泥棒はなんと、龍王里での演奏会に出演することになったプンドだったと分かる。
演奏会の舞台でのチョンイとプンドの様子がネットで拡散され、世間は大騒ぎに。チョンイの家には記者が詰めかけ、チョンイもプンドも家から出られない。一方、チュボで働くことになったジナは、プンドが会長の孫だと知る。
プンドがボランティアでピアノ教室をすることに。生徒は、シジュンの母ジョン・ムシムの養女ヨルメと、チョンイの親友ホンジョンの息子テヤンの2人だけ。一方ヨンインは、原料開発園で美人図の展示会を開くことを決める。
突然倒れて病院に運ばれたチョンイ。だが、起きてすぐに働きに行くチョンイを見かねたプンドは、ゆっくり休ませようとバイト先に手を回す。そして、シジュンの出所日がやってくる。8年ぶりにシジュンが真っ先に向かったのは...。
執拗にチョンイを問い詰めるシジュン。そこにプンドが現れ、シジュンを殴りつける。チョンイのシジュンへの態度にイラつくプンド。一方、龍王里に仕事で来たジナは、プンドからチョンイを遠ざけるようドッキに頼む。
とうとうジナとチョンイが再会する。出所したシジュンが自分を探していると聞いたジナは、自分の居場所をシジュンに教えないようチョンイに頼む。一方、ヨンインやピルドゥは、美人図の展示会を目前に控え、動きだしていた。
美人図が盗難未遂に遭い、現場で警備員をしていたハッキュは警察に連行される。父親の無罪を信じるチョンイは、その証拠を探そうとするが、なかなか見つからない。そんなチョンイを助けようと、プンドも調べ始める。
父への疑惑を晴らすため、美人図が偽物であることを証明しようとするチョンイ。一方、自分のカメラに偶然映り込んでいた真犯人らしき人物が、ピルドゥの手下だと気づくジナ。そんな2人が姉妹であることを、ピルドゥが知る。
ヨンインは、美人図が偽物であるという噂を受け、プンドにある提案をする。プンドは、お互いを思いやるチョンイとハッキュの姿に心を打たれ、ヨンインと取引をする決心をする。そして、美人図の再鑑定を条件に出す。
美人図の鑑定の日。展示会で破損した物とは別の、持ち去られた美人図が見つかったという触れ込みで、ジナによってすり替えられた美人図は本物と断定される。そしてついに、シジュンはジナと再会を果たす。
病気になったハッキュを釈放してもらうためにピルドゥに頭を下げるチョンイ。それを見て耐えかねたプンドはついにヨンインに、チュボで働くことを約束する。ほどなく釈放されてハッキュは家に戻るが、美人図はなくなっていた。
チュボの御曹子であることをずっと隠していたプンドを責めるチョンイ。プンドもまた、チョンイをチュボのスパイだと思いこんでいて、2人は激しく言い争う。そんな中、行方知れずだったプンドの母が亡くなったとの知らせが。
車にひかれそうになったプンドを、とっさに助けるチョンイ。居合わせたシジュンが救急車を呼び、2人は別の病院に運ばれる。プンドの病院には、ジナも入院していて、ジナは自分がプンドの命の恩人に成り済ますことを思いつく。
子供の頃の記憶しかないプンドは、恋人だと名乗るジナと共に、家に帰る。会長のヨンインがプンドの祖母であることを初めて知ったふりをして恐縮するジナ。一方ピルドゥは、自分の計画を知っていたジナを脅威に感じる。
ピアニスト、マ・プンドがチュボの御曹子だということが世間に広まる。ジナを信じるしかないプンドは、ジナに言われた通り、自分が記憶喪失であることは秘密にする。それを知らないチョンイは、プンドに無視され困惑する。
プンドの事故現場にいたシジュンは、プンドの命の恩人として振る舞うジナに憤り、暴露しようとする。一方、事故のことを調べだしたプンド。警察で、プンドの他にも負傷した女性がいたことを聞き、龍王里までやってくる。
シジュンが、ジナの身代わりに罪をかぶって服役していた事実を、ムシムが知り激高する。ジナにつかみかかる現場に遭遇したチョンイは、ジナを助ける。そしてジナから、プンドへの気持ちと、プンドが記憶喪失であることを聞く。
ジナが持っていた音声ファイルを、偶然聞いてしまうチョンイ。ピルドゥが何者かに、龍王里でプンドを始末するよう命令している音声だった。事故の黒幕がピルドゥだと知ったチョンイはプンドを守るため会社を訪れ...。
ひき逃げ事件の真実を明かそうとプンドを訪ねて来るシジュン。追い詰められたジナは通報し、シジュンはひき逃げ事件の犯人として逮捕されてしまう。しかし、シジュンの言葉が気になるプンドは、ジナとのパリ行きを取りやめる。
シジュンの無実を証明するため、ジナの持っている音声ファイルを確保しようとしたチョンイだが、何者かに奪われてしまう。一方、事故に居合わせた女性がチョンイだったことを警察に聞いたプンドは、再び龍王里を訪れる。
自分の携帯に"スぺシャル"と登録してあったチョンイが何者か、気になるプンド。一方、ハッキュはジナに、シジュンやムシムに8年前の事件の再審請求の協力をして謝罪するよう諭すが、逆に美人図が家にあった事実を突かれ...。
ハッキュと美人図の関係が気になりだすチョンイ。その頃、ピルドゥへの疑念を募らせたヨンインは、ついにピルドゥを家からも会社からも追放する。そしてプンドは、自分の携帯電話が2つあることでジナを疑い始める。
ヨンインが会長室で倒れ、現場に居合わせたチョンイは警察に連行される。ピルドゥの仕業だと直感したジナは、プンドとの将来のため、ひとまず協力することに。チョンイを心配してプンドを訪ねてきたハッキュもうまく丸め込む。
母親の遺品を隠されたと勘違いし、チョンイを逆恨みするプンド。一方、会長不在のチュボグループで、ピルドゥは偽りの委任状をかざし、臨時の会長職に就く。その頃、ジナは、龍王里にムシムを訪ねてきたピルドゥを見かける。
病院を抜け出したヨンインは、龍王里でチョンイと出会う。所長の伯母だと思っているチョンイは自宅に案内するが、そこでヨンインはチョンイの描いた絵を見つけ、公募展の出品作だと気づく。同じ頃、会長室の美人図が盗まれる。
チョンイから奪った種を返さないと言い張り、チョンイに頭突きされたことをきっかけに、プンドは記憶がよみがえりそうになる。その頃、ヨンインの場所を霊視で教えてもらおうと、ジェランがドッキのもとを訪れる。
所長の伯母だと思っていたのが、チュボの会長マ・ヨンインだと知ったチョンイ。その頃プンドも、ヨンインに代わり会長職を務めるため動き出した。孤立無援のプンドのため、ヨンインはチョンイをそばで働かせることを思いつく。
会長秘書としてチュボに現れるチョンイ。それが面白くないジナはピルドゥに相談に行くが、そこに出くわしたジェランはますますジナを怪しむ。一方ホンジョンは、夫ウヤンとジェランの娘ギニョの仲の良い様子にいらだっていた。
チョンイを辞めさせたいプンドに対抗し、自分が負ければ会社を去るという条件で、賭けをしようと言いだすチョンイ。一方、8年前に産んだ子供のことをムシムやシジュンに勘づかれ、焦ったジナは、その子の資料を盗み出す。
賭けに負けたことでプンドに解雇されるチョンイ。しかし、自分で解雇しておいたものの、すっきりしないプンド...。その後で、プンドの売った洋服の返品が相次ぐが、チョンイは別の商品を薦めることで交換対応にとどめる。
社長秘書としてプンドに認められたチョンイは、自分がプンドの目になると宣言する。その頃、シジュンの再審に向けてテレビ出演をしようとムシムが動いていた。一方チョンイも、色の達人としてテレビ出演の依頼を受けていた。
テレビ局で何者かに閉じ込められたチョンイ。ムシムも同じ局内でヨルメを捜しまわり結局収録できずじまいだった。プンドがようやく、倒れているチョンイを見つけて助けようすると、上から重い荷物が落ちてきて意識を失う。
プンドの意識が戻る。会いたかったとしみじみチョンイを抱きしめ、母の遺言テープを聞くプンド。一方、テレビ局でヨルメの膝のホクロを見たジナは、ヨルメが自分の捨てた子ではないかと疑い、探っていた。
プンドの招待によるぎこちない食事の時間が始まる。そんな中、ピルドゥ、ジェラン母子、ジナ、チョンイ、ライアンの前で、母親の遺品の貸金庫の鍵がないと話すプンド。それを聞き、招待された者たちはそれぞれの反応を見せる。
プンドが、新ブランドの特別チームの責任者をジナにすると言いだす。プンドの記憶が戻ったと思った矢先のチョンイは、プンドに贈られた指輪をジナに見せびらかされ、さらにはジナの下で働くことになり、意気消沈する。
プンドの恋人だというのはジナの嘘だったことが分かり、怒るチョンイ。プンドにそれを明かすも、プンドは信じない。実はプンドは記憶を取り戻していたが、チョンイの身の安全のため、まだそれを明かすわけにはいかなかった。
プンドの記憶が戻ったことをついにチョンイが知る。実はプンドも、ライアンから聞いて、ジナとチョンイが姉妹であることを知ったのだった。お互いの誤解を解き合い、ピルドゥやジナに対抗して共に闘うことを約束する2人。
ヨンインが再び姿をくらます。ピルドゥに誘拐されたのではと心配するチョンイだが、プンドやコ所長は、ヨンインが美人図を持っていったことから、自らの意思で身を隠したと推測する。3人はピルドゥを泳がせることで同意する。
学校を無断で休んだヨルメを捜しまわるムシムを避けて、偶然会ったヨルメと共にタクシーに乗り込むジナ。別の町まで来るが、ジナは急用で去り、ヨルメは1人残される。ドッキが迎えに来るはずが、ヨルメは1人で歩き回り...。
ヨルメが運ばれた病院でジナを見つけるチョンイ。チョンイに疑われても、ジナは自分はヨルメのケガとは無関係だとシラを切る。一方、ヨルメがムシムの実の子ではないと知ったのは自分のせいだと、ホンジョンは自分を責める。
そうとは知らないムシムの言葉から、ヨルメが自分の娘であることを確信したジナは、ショックで寝込んでしまう。その頃、ハッキュは美人図に固執するチョンイを見て、彼女の実の父親のことを明かそうと考えていた。
ヨルメを誘拐した罪でムシムに告訴され、逮捕されるジナ。ムシムは、ジナはヨルメの母親だろうと詰め寄るが、ジナは否定する。ピルドゥが自分を見捨てる気であることを知ったジナは、ドッキを使ってピルドゥに脅しをかける。
ジナの告訴を取り下げたムシム。それでも強気のジナに、ムシムはジナとヨルメのDNA親子鑑定結果を突き出す。一方、なぜムシムが告訴を取り下げたのかが分からないチョンイは、その理由をムシムから聞き出そうとする。
ムシムがシジュンの再審に向けて彼の無実を訴えたビラが、チュボの社内でばらまかれ、ジナのことではないかと疑いの目が向けられる。ビラをまいたのはシジュンだったが、彼は、もう手を引こうと提案するムシムを突っぱねる。
チュボの屋上からムシムが転落死する。、屋上に一緒にいたジナは、ピルドゥと取引し、証拠映像を削除してもらう。その頃、刑務所で弟分だったジョンスに再会したシジュンは、大富豪の彼に、一緒に事業をしようと誘われる。
ムシムの葬儀の日。チュボでムシムが最後に会ったのはジナだったことを知るシジュン。葬儀場を抜け出して家にいたシジュンはムシムの手記を発見し、そこにピルドゥの名を見つける。その日、ピルドゥも一人酒を飲んでいた。
HRコーポレーションの本部長としてチュボの株主総会に登場したシジュン。大株主として、議題であったプンドの会長解任に反対し、チュボの起死回生のために1000憶ウォンを投資すると発表し、プンドとピルドゥを競わせる。
ムシムが死の直前まで持っていた指輪をジナがはめているのを見て激高するシジュンを、チョンイはなだめる。一方、事故当日のジナとムシムが映った映像がプンドの元に届き、それが証拠となり、ジナは警察に事情聴取を受ける。
防波堤から転落して意識を失ったヨルメ。ジナは一旦は通報しようとするも、結局ドッキに助けを請う。さらにジナは、意識不明のヨルメが目覚めたときのためドッキに付き添いを頼むが、ドッキはシジュンに病室から追い出される。
チョンイとジナがいる前で、意識不明だったヨルメが目覚める。ジナがヨルメのけがに関わっていると確信したチョンイは、ムシムの転落時のことも明かし、これ以上ジナの手助けをしないようドッキに警告する。
ピルドゥを試そうと、プンドは転落事故時にジナを見たと証言し、ジナは逮捕される。一方、ムシムの死以来、失語症になったヨルメが退院する。ムシムの衣服を抱いて泣き続けるヨルメを、チョンイは自分の家で預かると申し出る。
ジナの供述により逮捕されるピルドゥ。ジナは警察に、ムシムとピルドゥの間に金銭授受があったとも証言し、シジュンは激怒する。早々と釈放されるピルドゥだが、プンドの指示でピルドゥに内部監査が入ることに。
何者かがジナを連れ去ろうとしたところを、シジュンがジナを連れて逃げる。そこをチョンイが目撃する。ピルドゥはプンドを会長から解任しようと理事会を招集。しかし、ヨンインの根回しが効いて理事たちはプンドの味方につく。
母と父の顔や、種を持って逃げたことなど幼いころの記憶を断片的に思い出すチョンイ。泣き出すチョンイをプンドは優しく抱きしめる。美人図も記憶にあることを聞いて、ハッキュは自分の罪も思い出し悩む。
理事会でピルドゥとの悪だくみを暴き、ジナの化けの皮をはがしたプンドとチョンイ。ずっと記憶喪失のままのふりをしていたプンドに対して、怒りをあらわにするジナ。しかしそんなジナに、プンドは解雇を言い渡す。
幼いころの記憶にあることから、美人図を研究したいチョンイと、父の死の原因にもなったので美人図の話すらしたくないプンド。一方ピルドゥは、横領問題で追及されていたが、身代わりを用意して自首をさせ、責任を逃れていた。
ヨンインがピルドゥの前に姿を現す。追いつめられたピルドゥはヨンインを襲うが、そこに検察が現れ、ピルドゥは横領とヨンイン殺人未遂の罪で逮捕される。一方プンドは祖母に対する積年の複雑な思いから、素直になれずにいた。
祖母のことを許せず、悩むプンド。チョンイはそんなプンドに、素直に行動できないもどかしい性格がまさにヨンインにそっくりだと語り、自分から歩み寄るようそっと背中を押す。一方、ジョンスの事業をシジュンが手伝うことに。
拘留中のピルドゥが、横領をしていたのは本当はヨンインで、自分はその罪をなすりつけられたという証言をし、ヨンインは驚いて倒れてしまう。しかし気丈に振る舞い、自ら検察に出向く。その頃、横領金はジナの手元にあり...。
チュボ再生のため、高麗プロジェクトの再開を病床のヨンインがチョンイに任せる。事業として再開することには反対のプンドだが、プンドが敬遠していることを知るピルドゥの鼻を明かすにはいいチャンスだとチョンイもすすめる。
プンドがフランスから有名鑑定家を招いたことで、美人図は話題になり一気に知名度が上がる。一方、ジナには死んだと思われていたシジュンだったが、実はジョンスの事業を任されてチュボの株を大量に買っていた。
高麗プロジェクトのために新たに作られた開発チームに、コ所長が加わり、チョンイがチーム長になる。高麗プロジェクトと、ピルドゥの新規事業のどちらに投資するかを見極めようと、シジュンはチュボ社内に自分の部屋を持つ。
ある夜、閉鎖された原料開発園でピルドゥに出くわしたチョンイ。ピルドゥの体から立ち上る黒い影をみたチョンイは、子供の頃にも同じものを見たことがあるのを思い出す。過去に近づいていくチョンイを、ハッキュは見守る。
ピルドゥの黒い影のことが気になるチョンイ。ピルドゥも、チョンイが美人図の青色の顔料の種を持っていたことを知り、チョンイのことを調べ始める。ある日チョンイは、ヨルメの通院先で、記憶の歪曲についての話を耳にする。
美人図もチョンイが持っていたのかをピルドゥに聞かれたジナは、盗品を買い取ったと嘘をつく。その頃プンドは、ソンジェの事件の容疑者としてジファンの名前を聞く。チョンイが読んでいる顔料の資料の、研究者の名だった。
ピルドゥが、チョンイとジファンが父子である事実を知る。一方、チョンイやコ所長、プンドら高麗プロジェクトのメンバーたちは、ジファンの残した資料を基に研究を進めていたが、ジファンはチュボの裏切り者、とされていた。
家の前でピルドゥに出くわしたハッキュとチョンイは、彼を怪しむ。ピルドゥは20年前の美人図盗難とハッキュの関連を疑っているのだった。そんな中、ハッキュはヨンインの専属運転手として働くことになる。
美人図の顔料について聞こうと、カンリョン寺を訪れるチョンイとプンド。偶然、ハッキュと出会うが、ハッキュは慌てる。ハッキュが昔のことを探っているという情報を得たピルドゥは、20年前の窃盗犯に違いないと感づく。
カンリョン寺のソングァン僧侶に、百青草の名と、それを熱心に研究していたジファンの話を聞いたチョンイとプンドは、ジファンは裏切り者ではないのでは、という考えを強める。一方、ホンジョンはウヤンと離婚しようと考える。
ハンカチのことをチョンイにしつこく聞かれ、声を荒げるハッキュ。そんなハッキュの様子に、チョンイも実の親を調べることについて不安になる。一方プンドは、父の死の真相とジファンについて調べ直すことにする。
28年前、不審人物が落とした物と同じ腕時計を、プンドの父も持っていたことを知り愕然とするハッキュ。プンドの父の他に、ピルドゥ、チュボで働いていた男、の3人おそろいだったこともチョンイに聞き、訳が分からなくなる。
チョンイとプンドは、社内でキスしているところを、ドッキとジナに見られてしまう。激怒したドッキは、チョンイとプンドを別れさせようと考える。その頃、ドッキは、ジナから預かった裏金を投資に使っていた。
サウナで一夜を明かしたチョンイとプンド。それぞれの家族は大騒ぎになるが、プンドはチョンイと結婚する、とヨンインに宣言する。ヨンインは、チョンイを招いて夕食会をすることに。しかしチョンイの表情はなぜか暗く...。
ヨンインに交際はおろか結婚の許しをもらい、思いがけないことに大喜びするチョンイとプンド。ハッキュにも正式に結婚の申し込みをするプンド。しかしジェランは、チョンイの父が別れた恋人イ・ウォンチョルのため、反対する。
ヨンインの部屋で、ソンジェとジファン、ピルドゥの写真を偶然見つけるハッキュ。ひとまず婚約式をしようと盛り上がるチョンイとプンドだが、ハッキュはチョンイの父ジファンとプンドの父ソンジェの関係を知って悩む。
チョンイとプンドの婚約式の準備が進められる中、20年前の自分の所業を思い悩むハッキュ。父を美人図泥棒と確信するジナにも嫌味を言われる。一方ピルドゥも、ハッキュがどこまで自分の悪事を知っているのかと監視を始める。
HRの投資を得るための説明会が延期になる。プンドに20年前の事実を話そうとチュボを訪ねたハッキュは、ピルドゥにつかまり、ハッキュの罪を追及され脅迫されたうえ、ジファンがマ家の敵であることを聞かされる。
チョンイに、プンドと別れるようハッキュが言いだす。ジファンがマ家の敵であるということを知り、嫁がせるわけにはいかないというハッキュなりの苦渋の決断だった。チョンイとプンドは突然のことに、困惑する。
ハッキュはついに、20年前に美人図を盗んだことをチョンイに打ち明けるが、チョンイにはハッキュの言葉が信じられない。ハッキュはそのまま倒れ入院することになったため、チョンイとプンドの婚約式は、取りやめになる。
プンドに、別れようと切り出すチョンイ。突然別れを告げられたプンドは自暴自棄になる。チョンイは、プンドに理由を話さないまま、高麗プロジェクトに集中しようとするのだが、プンドはどうしてもチョンイを諦められず...。
プンドはハッキュに会い、過去のことは気にしないと話すが、ヨンインのことを考えてチョンイとのことを諦めるようハッキュに諭される。一方チョンイは、ヨンインにも真実を話して謝罪をするべきだとハッキュを責めるのだった。
チョンイがホンジュだということが分かり、喜び合うプンドとチョンイ。両親のこともすべて思い出したチョンイだが、ジファンもハッキュも美人図泥棒ということもあり、過去の記憶が戻ったことはしばらく秘密にすることに。
チョンイとプンドが別れていないことをピルドゥが知り、さらにハッキュに脅しをかけるが、ハッキュはもはや開き直り、恐いものはないと言い放つ。一方ドッキは、ジナから預かった裏金を、詐欺に遭い全額失って焦っていた。
ヨンインに、ジファンの娘であることを知られるチョンイ。ジファンを、息子を死なせた裏切り者と信じるヨンインは怒り、チョンイが高麗プロジェクトに関わることを禁ずる。それでも独自に研究を続けることを決意するチョンイ。
ついにヨンインに20年前の罪を告白するハッキュ。しかしヨンインは怒り、謝罪を受け入れない。チョンイは記憶が戻ったことをハッキュに話し、ハッキュも、実はチョンイの実父を知っていたことを話すが、チョンイは動揺する。
百青草に有害物質が含まれるという記事が出る。ピルドゥの仕業だと分かっているのに、裏切り者の娘チョンイに責任を取らせようとするヨンインと、プンドはまたも険悪になる。そこでチョンイの家にまた下宿しようとやってくる。
百青草の青い花が咲く。これで青い顔料を作ろうとするチョンイ。一方、癌の宣告を受けていたホンジョンに、同姓同名の他の患者と間違えられていたことをウヤンが伝え、喜び合い、ずっと険悪だった2人は仲直りをする。
実父ジファンが生きているらしいことをジナとピルドゥが話しているのを聞いたチョンイだが、訳が分からず呆然とする。同じ頃、ドッキはジナの家で親子鑑定書を見つけ、ヨルメが、ジナとシジュンの子であることを知る。
父と子であることを知り、涙を流して抱き合うシジュンとヨルメ。ジナが産んだ子がヨルメであったことを聞き驚くチョンイに、シジュンは、ジナたちへの復讐を果たすため、もうしばらくヨルメを預かってほしいと頼む。
ムン秘書の父の名で入院している患者の所に会いにやってきたチョンイとプンド。だが、その患者はすでに退院したあとだった。その患者は実父にちがいないと思い詰めるチョンイ。一方、ジナがドッキの所に現れる。
療養中だったジファンが一か月前に亡くなったとライアンに聞かされたチョンイは、実父に会えなかったことでハッキュにつらく当たってしまう。ハッキュは再会した昔の恋人、チョン・ソンイを呼び出して酒を飲む。
ヨルメがジナとシジュンの子であると知ったチョンイは、死ぬまで母親だと名乗り出るなとジナにくぎを刺す。ヨルメが本当の母親のことを気にしているのもあり、絶対に知られてはならないと警戒するチョンイとシジュン。
ジファンらしき人物からメールが来て、チョンイはジファンが生きていると確信する。そのメールの助言どおりに百青草の土を替えるチョンイ。ピルドゥも、悪質なデマを流したのはジファンに違いないと、彼の行方を追っていた。
ジファンに会えると思って原料開発園に行ったチョンイ。だが開発園は炎に包まれていて、チョンイは百青草を守るため火の中に飛び込もうとする。そこにチョンイを追ってきたハッキュが現れ、助けようとするが...。
怒りのあまり、ピルドゥを殺そうとするプンドだが、すんでのところでシジュンが現れピルドゥを逃がす。そしてプンドは、原料開発園での火災は放火でなくチュボに責任があるとして、事情聴取を受けることになる。
体調が回復したハッキュだが、視力を失っていた。チョンイのせいだとドッキは怒り、火災が原因でプンドが追い込まれたことで、ヨンインの怒りも買うチョンイ。そんな中チョンイは、開発園の火災はソの仕業だったことを知る。
病院でジナを見かけたチョンイは、その足を引きずる姿に、開発園の火災の日に見かけた放火犯の姿を思い出し、実行犯はジナに違いないと確信する。一方、チョンイを離縁すると宣言したハッキュはチョンイに黙って退院する。
ハッキュの目が治るよう寺に祈祷に来たチョンイだが、プンドと通話中に数人の男たちに拉致されてしまう。不審に思ったプンドは、チョンイ捜索を始める。すると、シジュンが、チョンイの拉致はソの仕業であるとプンドに教える。
ついに再会するチョンイとジファン。ヨンインも30年ぶりにジファンに会うが、ピルドゥを野放しにしていたとジファンに非難されてしまう。その頃、プンドによって告発され逮捕されたピルドゥは警察で尋問を受けていた。
ジファンは、チョンイの育ての親ハッキュが20年前の美人図泥棒だったことで怒る。同居を望むジファンだが、ハッキュが心配だと断るチョンイ。しかしハッキュはチョンイをジファンの元に返そうと冷たい態度を取り続ける。
家にいたジナにハッキュが気づき、そこにチョンイが帰ってくる。放火の件で警察に自首するよう2人に責められるジナだが、また逃亡する。そんな中、ピルドゥが釈放される。プンドは慌てるが、ヨンインは落ち着き払っていて...
ピルドゥがまたも逃走する。チョンイは、心配するジファンの言うことを聞いてジファンの家に移るが、ハッキュが心配でしかたない。そんな中、ピルドゥが自殺したという報道が出る。プンドは真っ先にシジュンの所に行き...。
隠れていた祭室でヨルメに見つかったジナ。母親に会わせるから、と言って何とかシジュンに見つからず切り抜ける。ジナとの約束を信じて、空き家になったムシムの家で待つヨルメ。しかしジナは、姿を消すのだった。
チュボに侵入したジナは、シジュンに捕まる。シジュンの父親はピルドゥであることを教え、必死に命乞いを試みるジナだが、シジュンの怒りは収まらない。しかし、シジュンは妙にジナの言葉が気にかかり...。
ピルドゥがヨルメを誘拐し、巨額の身代金をシジュンに要求する。プンドの通報で警察が駆け付け、ピルドゥは逃亡する。絶望するシジュンの携帯に、ヨルメから電話がかかってくる。ヨルメはジナに助けられたのだった。
ハッキュの目は治ったと信じたチョンイは、ジファンのところに住むことにする。その頃、火災の責任と高麗プロジェクトが頓挫した影響で、プンドは退陣を迫られていた。しかしジファンの一声で状況は一変する。
ついにチョンイは美人図の青色の再現に成功し、その色を"深青(シムチョン)ブルー"と名付けたプンド。その発表会にハッキュも行き、チョンイには会わずそっと見ていた。会場でハッキュを見たジファンは、その様子に驚く。
ムン秘書がピルドゥを殺そうとしたところを、とっさにシジュンがかばい刺される。シジュンが自分の息子であることを初めて知ったピルドゥは驚きを隠せない。一方、逮捕されたムン秘書はピルドゥ逮捕に全面協力の姿勢を見せる。
ヨルメに、ジナはヨルメの母親ではない、と答えるチョンイ。そして、ジナはまたも逃走する。だがジナは、放火の動画を公開され、全国に指名手配される。一方チョンイは、シジュンがピルドゥをかばったことに疑問を持つ。
ジナが逃走しようとした車に乗り込み自首させようとするチョンイ。自首するぐらいなら死んでやる、と飛び降りようとするジナ。必死に止めるチョンイに、10年前に同じような状況で一人の男に言われた言葉を語りだすジナ。
ハッキュの家に侵入したピルドゥは、20年前、チョンイを車でひいた犯人はジェランであることを、チョンイとハッキュに暴露する。ヘルパーのふりをしていたのがジェランだということも分かり、彼女に別れを告げるハッキュ。
ピルドゥがついに逮捕される。数か月後、ピルドゥ、ジナ、ムン秘書にそれぞれ実刑が言い渡される。その頃、チョンイにフランスの国際色彩研究所からの手紙が届く。それは、ジファンとチョンイへの1年間の留学の招待状だった。
チョンイがフランスに出発する日、チョンイにずっと突き放した態度をとっていたハッキュに奇跡が起こる。プンドの協力もあり晴れやかに発つチョンイ。一方、刑務所にいるジナは、ある病に侵されていた。月日は流れ、1年後...。
チョンイの帰国を祝う宴会でハッキュに正式に結婚の許可をもらうチョンイとプンド。ライアンとコ所長の間に子供が生まれることも発表され、お祝いムード一色に。その頃、ひっそりと出所したジナは、龍王里の家に向かっていた。
度重なる困難に立ち向かうヒロインの怒涛のラブストーリー(全121話)