京都専科は京都が大好きな女優、羽田美智子とともに京都の魅力の真髄にふれることのできる珠玉の番組です。

第35回:心に響く手仕事の逸品~ガラス職人・菅清風~

明治期の日本で開発されたガラスペン。
書き味の滑らかさやインクの持ちのよさから、多くの場で用いられるとともに、輸出品としても人気が高く世界中で愛されてきました。
しかし、時代とともに「万年筆」や「ボールペン」にその座を奪われ、昭和の中頃をさかいに、その姿を見かけることも少なくなっていました。
そんなガラスペンを現代によみがえらせ美術品の域にまで高めた、一人の職人がいます。菅清風さんです。
菅さんは、加工が非常に難しいとされる硬質ガラスで一本一本手作りでガラスペンを作る職人さんです。
そんな菅さんは今年90歳を迎え、来年には引退を考えています。
後を継ぐのは13年間、菅さんのもとで修業を積んできた弟子の国谷さん。
今回は、美しいガラスペンを作る職人さんのお話です。

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