第37回:石割照久~料理人を支える京野菜~
霜が降り、冷たい空気が地面を覆うこの季節。たっぷりと栄養を蓄えた冬の野菜たちが旬を迎えます。
桂川沿いで農業を営む石割照久さん。
石割さんの野菜がおいしいと評判を取るようになったのは、400年の歴史を持つ懐石料理の老舗「瓢亭」の高橋さんとの出会いが始まり。
石割さんの作る野菜の葉は虫に食べられて穴だらけ。しかし、これこそがおいしい野菜の証拠。
また、イタリアンの名店、ディボディバの西沢さんは「石割さんの野菜は太陽の香りがする。」といいます。
和食には和食の、洋食には洋食の食文化があり、それぞれの料理人が望む野菜を提供する…。
そこに石割さんのこだわりがあります。土と水と空気。そして、人とのつながりが作るおいしい野菜たちのお話です。
瓢亭
住 所:京都市左京区南禅寺草川町
連絡先:tel.075-771-4116
ディボディバ
住 所:京都市中京区蛸薬師通高倉東入ル
連絡先:tel.075-256-1326