第56回:清水六兵衛~京焼に時代の息吹を~
京都で焼かれる陶磁器を「京焼」といいます。
そんな京焼の世界に常に新たな感性で向かい、斬新な作品を生み出してきた名家があります。
1771年以来、八代続く清水六兵衛家です。
歴代の清水六兵衛はそれぞれが独自のスタイルを産み出してきました。
現当主、八代 清水六兵衛の作品は直線的なラインと曲線を活かした幾何学的な表現が特徴。
若い頃に建築を学んだ影響が色濃く表れています。
そんな八代目がこだわるのが「空間」を意識した作品づくり。
洛星高校にある八代目のつくった噴水にもその想いが溢れていました。
伝統を生かしつつ、常に革新を打ち出してきた歴代清水六兵衛。それは京都という土の上に築き上げられた、まさに本流なのかもしれません。
六兵衛窯 株式会社キヨロク
住 所:京都市東山区五条橋東5-467
連絡先:tel.075-561-3131