第85回:日本とアメリカを写経でつなぐ~大行寺 英月~
人は常に、心の支えとなるものを探して人生を歩んでいきます。そんな私たちが暮らしていくには、人との関わりを大切にしていく必要があります。
京都市下京区にある大行寺。副住職の英月さんは実家を飛び出して10年間アメリカで生活をしていました。そんな英月さんが帰国する決心したきっかけはサンフランシスコで出会った友人が飼っていた猫の死。
英月さんがお経を唱えると「心地良いから書いてみたい」という話になったそう…。これでサンフランシスコ写経の会ができました。さらに写経の会のことを知った人たちが、心が清浄など求めて思い思いにやってくる。ついにはアメリカで暮らす日本人の心のよりどころになったとか。
そして日本に帰国した現在は僧侶として修行の毎日を送っています。でも日本に帰ってきても、サンフランシスコ写経の会との縁はそのまま。サンフランシスコの状況はブログで分かりますし、英月さんも写経のテキストとともに、アドバイスや感想を送り続けています。
今回は不思議な縁で日本とアメリカをつなげた女性僧侶のお話です。
大行寺
住 所:京都市下京区仏光寺通高倉東入