第97回:夫婦でつくる和洋折衷菓子
里山の風景に溶け込んだ佇まいを見せている「一乗寺中谷」。
店内には伝統的なものから宮本武蔵にちなんだ和菓子が並び、喫茶スペースも用意されています。
一乗寺中谷の2代目が、この里に伝わる「でっち洋かん」の特徴を地元の長老に教わり、一乗寺の銘菓子として世に送り出しました。
それが今では一乗寺中谷の名物となっています。
そして、その2代目の後を継ぎ、同じ厨房に立つのが3代目の英昭さんです。
そんな英昭さんに嫁いだ一人の女性が一乗寺中谷に新風を巻き起こします。
「伝統を守って行く」という頑固な想いだけではなく、家族全員が理解し合って実現した和洋折衷菓子。
これからも家族の絆が一乗寺中谷のお菓子を生み出します。
一乗寺中谷
住 所:左京区一乗寺花ノ木町
連絡先:tel.075-781-5504