第98回:和蝋燭の火を灯し続けて~田川広一
炎を揺らしながら暗闇を温かく照らす和蝋燭。
和蝋燭が作られるようになったのは室町時代のころ。
以来、明治時代まで人々の暮らしの中になくてはならない存在として
普及してきました。
しかし、現代では、電気の明りがあるため、蝋燭を使用することはほとんどなくなり、日常生活の中で和蝋燭を見ることができるのは、お寺の法要などわずかになってきました。
そんな中、昔ながらの製法で一本一本手作りで蝋燭を作り続けている職人がいます。
中村ローソクの4代目、田川広一さんです。
今回は、古来より日本人に愛されてきた炎の魅力を伝える職人のお話です。