第101回:十二単~平安王朝の文化を楽しむ
永遠の平和の願って始まった平安時代。
そんな時代に、嵯峨・嵐山は、風光明媚な名勝として愛され、平安貴族がこぞって別荘を建てた場所でした。
嵯峨にある大覚寺は、日本の文化が作られていくなかで最も関係の深い嵯峨天皇が「離宮嵯峨院」として建立されたところで、代々、天皇や皇族が住職を務めた「嵯峨御所」とも呼ばれる格式高い門跡寺院です。
もとは唐の国から入ってきた文化芸術を、徐々に宮中の中で日本独自の文化へと確立し始めた平安時代。
この時代に生まれた華やかな文化のひとつに挙げられるのが、女性の装束である十二単。
今回は、大覚寺で羽田さんにも十二単を着てもらい平安王朝の文化に触れていきます。