第107回:華道界のプリンス 笹岡隆甫
笹岡隆甫さん。1974年生まれ。
3歳より、祖父である二代家元笹岡勲甫さんの指導を受けられ、2011年秋に三代家元を継承、花号「桃流斎」を襲名されました。
未生流笹岡の流祖、笹岡竹甫さんが考案した新しい生花で、真っ直ぐな洋花を用いることを可能にし、当時の若い世代の関心を引きます。
理論派の華道と呼ばれている未生流笹岡。
古来から華道家たちが何世代にも渡って研究し続け、見出した花を美しく見せる法則を「寸法表」として作成しました。
華道会のプリンスと呼ばれる笹岡隆甫さんの元には様々な仕事が舞い込んできます。
日本の文化を伝えるという大きな役目を背負っている笹岡さん。
そのために、これからの華道を歩みを常に考えています。