第114回:能へのいざない ~味方 玄~
能楽といえば、少し分かりにくい、難しそうなイメージがあると思いますが、そんなイメージを払拭しようと活動されている現役の能楽師・観世流シテ方、味方玄(みかたしずか)さん。
能楽師・味方建さんの長男として生まれ、幼少より父に手ほどきを受け、1986年人間国宝の片山幽雪氏に内弟子入り、独立後は、開かれた能、親しまれる能への取り組みなど、能楽界の発展に尽くされています。
味方玄さん曰く、能は想像の芸術、脳内の真っ白なキャンパスに絵を描いていくようなもの。
「花」や「月」など目に見えるものから「恋心」「嫉妬」と言う形のないものまで、描き手の豊かな想像力で彩っていきます。
そして、能を観る時は「能面」「装束」「音楽」「役者」「ストーリー」なんでもいいので、とにかく自分が興味を持ったものからヒントを得て観るのがよいのだとか…。
能の歴史や、能舞台のあれこれ、今回は味方玄さんに能を分かりやすく説明していただきます。
味方玄
住 所:京都市上京区寺町通鞍馬口下がる高徳寺町
連絡先:tel.075-213-1774
京都観世会館
住 所:京都市左京区岡崎円勝寺町
連絡先:tel.075-771-6114