京都・四条大宮に300年店を構える老舗和菓子店「若狭屋久茂」の8代目。干菓子を主軸に洲濱(すはま)や最中を販売する人気店に一人娘として生まれた。幼いころから店の手伝いはしてきており両親と三人で店を切り盛りするように。しかし母の体調不良をきっかけにその他の世界を見てほしいとの親の願いから和菓子業から離れる。そこで目を付けたのが趣味で続けていた「インド舞踊」。時間ができたこともあり本場インドに渡り1年2か月踊りの留学をする。インドで鍛えられた精神から家業からあっさり離れてしまったことを悔い改め、もう一度和菓子の世界へ。今ではインドらしい和菓子を提供し、お店を守っていきたいと考える。