平日はエンターテインメントプロデューサーとして働きながら、土日は自宅で駄菓子店「北原商店」を営む。
大学時代、近くにあった駄菓子店で店主が、子どもたちのヒーローに見えたことがきっかけで、将来、駄菓子店を開きたいと思うように。卒業後はおもちゃメーカー「バンダイ」に就職。社内で「北原商店」という駄菓子を販売する小さなブースを作って社員に販売していた。みんな駄菓子を食べるときは、社歴や上下関係に関係なく無邪気に楽しそうにしているのを見て、やっぱり駄菓子の魅力はすごいと確信。
12年働いたバンダイを退社し駄菓子店を開こうと京都へ移住。しかし、仕事が忙しく、近所の人に駄菓子店を開くと宣言しながらも、開店に踏み切れずにいたところ。近所の子どもに「いつになったらやるんだよ!」とお尻を叩かれ2017年に開店。子ども達がショップカードをポスティングごっこという形で配ってくれたり、小学校の授業参観で「北原商店」のことを発表してくれたりと、小学生の口コミでお客さんがどんどん増えていった。今は大学時代に見た駄菓子店のように子どもたちが自分の店で楽しそうにしている姿を見るのが嬉しいと語る。