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京都府立植物園で栽培されている植物や貴重な標本が、繁華街に「出張」するイベントが、京都市下京区で6日から始まりました。「出張植物園」は、ことし開園100周年を迎えた京都府立植物園を身近に感じてもらいたいと初めて企画されたもので、四条河原町の商業施設GOOD NATURE STATION(グッド・ネイチャー・ステーション)には、植物園で栽培されている植物や標本など66点が展示されています。なかでもインドネシア原産でサトイモ科の絶滅危惧種「ショクダイオオコンニャク」の標本は、2mを超える花の圧巻の大きさを感じられる一方、雄花や雌花の細かいつくりも間近で確認できます。また中庭には、府立植物園で栽培されているアオイ科の「アフリカバオバブ」も出張していて、枝に付いたつぼみから会期中に花が咲くかどうかも見どころのひとつです。このイベントは9月1日まで開かれています。