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ひょうたんのような形が特徴の伝統野菜である鹿ケ谷カボチャを食べて無病息災を願う「鹿ケ谷カボチャ供養」が営まれ、多くの人でにぎわいました。
京都市左京区の安楽寺では朝早くから檀家や近所の人たちが煮着けたカボチャが参拝者らに振るまわれました。「鹿ケ谷カボチャ供養」はおよそ230年前に、寺の住職が本尊の阿弥陀如来から「夏の土用の頃に鹿ケ谷カボチャを振るまうと中風(ちゅうぶ)封じになる」と告げられたのが始まりとされています。300キロ以上、およそ800人分のかぼちゃが用意され、午後3時まで参拝者らに振るまわれました。訪れた人たちは地域の小学生らが運ぶ甘く煮付けたかぼちゃをゆっくりと味わって厳しい暑さに負けないよう健康を願っていました。