宇治市植物公園では、猛暑の中、鮮やかな花々が咲き揃い、訪れる人に元気を与えてくれます。宇治市植物公園では、夏も暑さに負けず色鮮やかな花々が園内を彩ります。オミナエシは秋の七草ではありますが、猛暑が続く真夏から小さな花を咲かせます。オミナエシは「源氏物語」を締めくくる宇治十帖に登場するほか、万葉集で多くの歌人に詠まれました。この黄色い可憐な花は9月上旬まで楽しめます。一方、ヒマワリの中でも大輪の花を咲かせる「太陽」が650株植えられています。直径が20～30ｃｍにもなるこの「太陽」は現在8分咲きで、これからも花を次々と茎の脇から咲かせ、長い期間、楽しむことができます。また、八重のヒマワリは花の中央の種が見えないほど花びらが覆いつくします。このように真夏に黄色い輝きを放つ花々は、残暑厳しいこの時期、鑑賞する人たちにエネルギーを注入してくれます。