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いけばなの流派のひとつ・未生流笹岡の創流105年を記念した作品展が京都市内で開かれています。未生流笹岡は1919年に笹岡竹甫が西洋の園芸植物を使った盛花に古典的な技法を加えた「笹岡式盛花」を編み出して立ち上げた流派です。13日は京都市内の2つの会場に門下の236人による作品64点が並びました。なかでも総目代28人による作品は、流派の花であるカキツバタを二等辺三角形を意識してそれぞれが生けていますが、個性を表現しつつもひとつの作品としての調和を感じさせます。笹岡隆甫家元は「伝統の世界は革新の連続と言われる。これからも様々なところに挑戦をして新しいいけばなの形を探っていきたい。次の代をしっかりと育てていくそんな流派でありたい」と将来を見据えました。作品展は、2つの会場で午後4時まで行われています。