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佐賀県で開催されている国民スポーツ大会のフェンシングの話題です。
3人1組の団体戦で行われたフェンシングは、京都府代表として出場した選手らが、フルーレで躍動しました!
乙訓高校フェンシング部の3人で結成された少年女子の京都チーム。
共に切磋琢磨してきたチームワークを発揮し、3大会ぶりの決勝進出です。
対戦相手となったのは、3連覇を目指す東京チームで、去年、準決勝で敗れた相手でもあり、優勝とリベンジをかけた一戦となりました。
試合時間は3分間、5ポイントを先取した方が勝者となります。
1人目は、今大会 京都チーム最年少の1年、今村文音選手です。
序盤、2対4と追い詰められましたが、ひるまず攻め続け4対4と追いつきます。
しかし、少し大きく入ってしまったという最後の攻撃を突き返され、1試合目を落としてしまいます。
あとがなくなった京都チーム。
2試合目は3年連続の出場となる2年の清水菜乃選手に託されます。
伸びのある突きで4対2とリードしますが、最後の1本に苦戦し追いつかれます。
それでも焦らず5ポイント目を先取し、勝敗の行方は最終戦、3年の竹山夏芽選手にゆだねられます。
互いにポイントを積み重ねる接戦となりますが、チームメイトの声掛けに冷静になれたという竹山がチャンスを見極め 5ポイント先取。
京都チーム3大会ぶりの優勝をつかみ取りました。
【声】少年女子代表 清水菜乃選手(乙訓高校2年)
「前の大会では思うように自分の得意なところを出せずに、苦しんだ部分もあったりしたんですけど、今回は先輩と後輩と力を合わせて出場できたので、それが結果に繋がったのかなと思います」
【声】少年女子代表 竹山夏芽選手(乙訓高校3年)
「(国体・国スポへの出場が)3年連続で、6位、3位ときたんで、1位を絶対獲りたくて、少年女子として最後だったので、最後優勝することができて良かったです」
そして今大会、観客・選手から多くの注目を集めていたのが、パリ五輪、フルーレ団体で金メダルを獲得した飯村一輝選手。
その飯村をエースとする京都成年男子チームは、2年連続同じメンバーでの出場し、去年入賞を逃したフルーレで3位と飛躍しました。
【声】成年男子 田中風舞 監督兼選手( NTT西日本 / 同志社大学卒業)
「同じチームで2年間やってきて その中で団結力もありましたし、試合以外での時間の過ごし方等も含めて、お互いを信頼できる様になったのは成長かと思います。
そこから今回 また同じメンバーだったので、ゼロから始める気持ちで臨んだ大会で3位という結果は素直に嬉しいです」
このほか、少年男子・成年女子のフルーレでも3位の成績を残した京都チームは、2大会ぶりの男女総合優勝に輝きました。
【声】成年男子代表 飯村一輝選手 (慶応義塾大学3年/龍谷大平安高校出身)
「京都ってすごい雰囲気いいチームで、男女すごく仲が良いんですよね。
その仲の良さをフェンシングに置き換えて楽しくすることができれば、ほんとに無敵のチームになるんじゃないかと思っているので、フェンシングを楽しみつつ仲良く京都らしくやっていければと思ってます」