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関西学生リーグ2部の同志社大学ワイルドローバーが、1部昇格をかけ臨んだ入れ替え戦で、大阪大学に勝利しました。
試合前、背番号15・QBのキャプテンの佐々木が、苦楽をともにしてきた橋詰ヘッドコーチと笑顔で談笑していました。
ようやくたどり着いた、昇格戦!
2022年、9月、部員4人が不祥事で逮捕され、チームは無期限活動停止となり、関西学生リーグ1部から2部へ降格しました。
一時、部の存続すら危ぶまれていましたが、去年、同志社は2部からの再出発を果たしました。
当時の佐々木は、胸のうちを明かしていました。
【声】同志社大学 QB 15 佐々木康成選手(当時3年)
「このチームでアメフトをしたくないとか、それこそ橋詰ヘッドコーチにも、やらない方がいいのではないかと話をしたこともあったが、あの事件が起きた時、他の4年生が、全員が逃げずに、この事件に対して最後まで残ってくれて、涙を流しながら、みんなの活躍を期待していると言ってくれて、僕たちはやはり前を向き続けないといけないと思い・・・」
佐々木の思いとは裏腹に、去年、同志社は2部で3位となり昇格とはなりませんでした。
今年こそは・・・試合序盤、フィールドゴールで3点を先制した同志社は、キャプテンでQB佐々木がタッチダウンを奪い、試合の主導権を握ります!
この日は、華やかな攻撃の選手だけでなく守りに徹する選手も魅せました。
4年、ディフェンシブバック、福本がインターセプト!
魂のこもったプレーでチームを鼓舞します。
このプレーで得た直後の攻撃から、最後は2年のランニングバック小林がタッチダウン!
攻守に連携の取れた同志社が、大阪大学を圧倒します。
後半に入っても、4年、ランニングバックの久場の2つのタッチダウンなどでリードを広げ、関西学生リーグ2部、1位の同志社が1部昇格を果たしました。
【声】同志社大学 QB 15 佐々木康成 主将(4年・追手門学院高校出身)
「苦しいシーズンというか、勝ってもうれしくないシーズンをずっと続けてきて、これまでやってきたことも、最後の最後に報われた。
しんどい時こそ、自分たちを信じて仲間を信じてプレーすることを証明できたので、僕にとってのチームはかけがえのない財産です」
橋詰ヘッドコーチにキャプテンへの思いを聞くと・・・
【声】同志社大学 橋詰ヘッドコーチ
「一緒にやってきたのは間違いないですが、どちらかと言うとぶつかることも多かったので、うるさいオヤジとやっと、離れられるのではないですか(笑)」
佐々木キャプテンにとって橋詰ヘッドコーチとは?
【声】同志社大学 QB 15 佐々木康成 主将(4年・追手門学院高校出身)
「橋詰ヘッドコーチのおかげでここまで来られた。
僕という人間を作ってくれて、本当に恩人です(涙)」
【声】同志社大学 佐々木主将の挨拶
「このチームは、間違いなく2部にいるチームじゃないです!
これまでたくさんのことを、乗り越えて、ここまで来ました。
来年、本当に日本一を取りにいきます!これからもご声援よろしくおねがいします。
1年間、ご声援ありがとうございました」