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京都市東山区の三十三間堂で、晴れ着姿の20歳の若者が弓の腕前を競う新春の恒例行事「通し矢」が行われています。三十三間堂の大的全国大会は、江戸時代に武士たちが弓の腕前を競った「通し矢」が始まりとされていて、今回で75回目です。12日は色鮮やかな晴れ着に袴姿のはたちの若者1,635人が参加し境内は緊張感と華やかさに包まれました。参加者は、手がかじかむ寒さの中、60メートル先に置かれた直径1m先の的に狙いを定めて次々と矢を放ちました。参加した20歳は「三十三間堂で弓を引くのはとても華やかで、夢のある場所なのでとても光栄に思う。これから将来を切り拓いていくぞという気持ちで弓を引いた」と清々しい表情で語りました。