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江戸時代、武家社会に愛された絵画の魅力に触れる新春展示が八幡市で始まりました。八幡市立松花堂美術館の新春展示は、日本を代表する水墨画家・雪舟や、江戸時代の日本の王道である狩野派に影響された雲谷派に焦点を当てた展示となっています。雲谷派は、山口・長州藩 毛利家のお抱え絵師として繊細で洗練された武家好みの数々の作品を世に出しました。また、唐子図屏風では、水墨画の緻密な筆遣いに加え、楽しそうに会話する人物が生き生きと描かれ、雲谷派の懐の大きさも見せています。一方、雲谷派に大きな影響を与えた狩野派の作品も展示されていて、松花堂美術館は京都でなかなか鑑賞できない雲谷派の筆遣いを堪能してほしいと話しています。この新春展は2月16日まで開催されています。