「古都のネイマール」と呼ばれた、あの選手が、完全移籍でサンガに復帰します！
１月２２日、京都サンガＦＣの公式Ｘで投稿され、話題となった「１月２３日１８：００」。
サポーターの間で様々な憶測を呼びましたが、１月２３日午後６時に発表されたのは、新加入選手でした！
ドイツ１部リーグのＦＣアウクスブルクから元日本代表ＭＦ奥川雅也選手が、サンガに復帰（完全移籍加入）することが決まったのです。
奥川選手は、京都サンガアカデミー出身で、２０１５年、当時１８歳でトップチームに昇格しました。
この年、ケガで出遅れるものの、Ｊ２のリーグ戦５試合に出場し、１得点をあげるなど活躍しました。
しかしシーズン途中で、オーストリアの名門、ＦＣザルツブルクへの移籍を決意！
日本のラストゲームで、奥川選手は、こんな言葉を残しました。

【声】奥川雅也選手
「やはり自分の夢を追いかけたくて、少しでも早く海外に行きたいという意思が強かったので・・・大きくなって、またこのピッチに帰ってきたいと思うので、応援をお願いします！」

その後、奥川選手は海外で活躍し、２０２２年には日本代表にも招集されました。
１０年前の言葉通り、大きくなって帰ってきたのです！
１月２３日、沖縄でキャンプ中のチョウ監督に、奥川選手について聞いてみると、期待の高さが伺えました！

【声】京都サンガ　チョウ監督
「ボールを持った時のアイデアとかドリブルとかアシストパスは、非凡なものを持っていると、昔から思っていた。
ちょうど、去年、奥川雅也選手が帰国した時にサンガタウンで（移籍の話ではなく）少し話をした。
サンガの試合をよく見ていると話してくれた。
奥川選手なりに、サンガのサッカーを海外にいながらイメージしてくれていた。
古巣のチームだし、もちろんコンディションの問題などがありますが、非常にいいピースが、チームに入ってきてくれた。
サポーターにとっては、滋賀県出身だし、地元の選手がサンガを強くするために入って、うれしいニュースなのではないか」

ヨーロッパのトップレベルで活躍した奥川選手の加入は、監督だけでなく、サンガの選手にとっても大きな刺激になっています！

【声】京都サンガ　川崎颯太 選手
「京都サンガのユース時代、練習に奥川選手が来てくれて何回か会ったことがある。
ヨーロッパで何年もプレーして、本意か不本意かわからないが、日本に帰ってきてくれるのは、自分にとってうれしいです。
刺激になる選手なので、ピッチ外でもたくさん質問して、サッカー少年の様に聞きまくって、吸収したい」

背番号は１０年前と同じ２９番、今から奥川選手の活躍に期待が膨らみます！

【声】京都サンガ　奥川雅也 選手
「自分が１０年間、ヨーロッパでプレーして成長した姿を見せられるのが楽しみです。
中学校から紫のユニフォームを着ているのですが、やはり好きな色ですし、カッコいいなあと、毎年、サンガの試合をヨーロッパで見ながら思っていた。
サンガに入った頃の様に、ひたむきにサッカーを一生懸命、頑張る姿をもう一度思い出して、自分も楽しみながら、みなさんを楽しませられるような、プレーをしていきたい。
一緒に今シーズン頑張りましょう！」