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大分県特産のカボスをえさに加えて育てた養殖のブリ「かぼすブリ」を使った料理教室が京都市内で開かれました。かぼすブリは、大分県で生産されるカボスの皮をえさに混ぜて育てた養殖のブリで、味よし、香りよし、見た目よしの三拍子そろったブランド魚として知られています。京都市下京区の「京の食文化ミュージアム・あじわい館」で開かれた料理教室は市場に流通するブランド食材を広く知ってもらおうと企画されたもので、市民ら32人が参加しました。大分県から訪れた生産者らが、「ブリのえさにカボスを混ぜることで切り身にした際の変色を抑えられる」などと説明し、3枚おろしを実演しました。このあと参加者は、醤油や酒でつくったタレに漬け込んだブリの刺身をごはんの上に乗せた大分の郷土料理「あつめし」の調理実習を行いました。そして完成した「あつめし」を試食し、丁寧にさばいた「かぼすブリ」をおいしそうに味わっていました。参加者は「自宅でも作ってみたい」、「めちゃくちゃおいしいです。家族に食べさせたい」などと話していました。