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京都市上京区の宝鏡寺では、優雅なひな人形が展示され、境内は奥ゆかしい雰囲気に包まれています。皇室とゆかりが深く、「人形の寺」とも呼ばれる宝鏡寺。通常は非公開ですが、毎年、春と秋に人形展を開いていて、この時期は、「桃の節句」にあわせて寺に伝わる様々なひな人形を展示しています。展示された人形の中には、江戸時代に当時の天皇から贈られたとされていて、男びな女びなとも、若い男女が身に着ける装束から若い夫婦とわかります。顔も写実的で、特に、女性のひな人形は、お歯黒をすることで当時の公家の姿を細部まで表現しています。訪れた人たちは、雅な宮廷文化を感じながら気品あるひな人形に見入っていました。人形展は4月3日まで開かれています。