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発掘調査の様々な出土品から、時代ごとの人の営みを連想させる企画展が宇治市歴史資料館でおこなわれています。宇治の地ではおよそ2万年前の旧石器時代までに人の営みが始まり、狩猟、稲作、権力者の統治などその形態を変えながら歴史を紡ぎ、出土品からは2万年に及ぶ宇治の歴史を連想させます。宇治橋東側に造られた古墳時代中期の二子山古墳は、埋葬された権力者の隣に甲冑が副葬品として添えられていたほか刀剣、銅鏡、まが玉などがともに埋葬され、強力な軍事力を備えた人物がこの地を統治していたと考えられます。宇治市歴史資料館では、小学6年生になると歴史の授業が始まりますが、教科書だけでなく、出土品を実際に見て歴史を身近なものに感じてほしいと話しています。この企画展は、4月20日まで開かれています。入場無料です。