北陸新幹線延伸の「小浜・京都ルート」計画の白紙撤回を求めて、京都仏教会が署名活動をはじめました。19日午前11時、京都市左京区の銀閣寺の本堂脇には、2つの署名箱が置かれ、銀閣寺の佐分宗順住職や宝鏡寺の田中恵厚門跡らが立ち合う中、署名活動が行われました。銀閣寺を訪れ、署名に応じた人たちは「京都が京都でなくなる。北陸新幹線延伸計画の見直しを」と書かれた用紙に署名していました。北陸新幹線の延伸計画をめぐっては、京都仏教会が地下水などへの影響を問題視し、「千年の愚行」として去年12月に計画の見直しを求め、京都府などへ申し入れを行っています。署名の箱は、半年間をめどに置かれ、オンラインを含めて50万筆の署名を集めたいとしています。京都仏教会では、今後清水寺や東寺、金閣寺などでも署名活動を行うことにしていて、京都府神社庁などにも協力を呼びかけていくということです。