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スペイン・バルセロナの世界遺産「サグラダ・ファミリア教会」に10年間設置された石こう像「歌う天使たち」9体が京都市立芸術大学に贈られ、19日に披露されました。
石こう像の製作者は、京都市立芸術大学の卒業生で、サグラダ・ファミリアの主任彫刻家をつとめる外尾悦郎さんです。外尾さんは、母校が京都駅東エリアに移転したのを機に「石こう像を母校に贈りたい」と打診、大学側が受け入れることになりました。大学は、設置費用をまかなうために去年10月からクラウドファンディングや寄付金を募り、およそ3200万円が集まったということです。設置工事が終わり、19日に大学関係者らが集まって披露式が行われました。9体の石こう像は、イエスの誕生を喜ぶ天使たちのほほえみやしぐさを巧みな造形で表現しています。
【声】京都市立芸術大学 赤松玉女 学長
「スペインで生まれた作品ですけど、それを造った人が京都市立芸大の先輩で、その縁がつながっていく、広がっていくというシンボルになってほしいと思っています」
石こう像は、キャンパス内にある笠原記念アンサンブルホールの外壁に常設されており、市民も鑑賞することができます。