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陶器とガラスを組み合わせた独創的な作品を集めた展覧会が、京都市東山区の美術館「ZENBI鍵善良房」で始まりました。展覧会では、陶器とガラスを組み合わせた作品を手がける現代陶芸家・田嶋悦子さんの作品が展示されています。田嶋さんは、主に植物をモチーフとした作品を制作していて、会場には、活動を始めた1980年代から現在までの作品がおよそ40点並んでいます。なかでもこちらの作品は、和菓子店「鍵善良房」の干菓子をイメージした作品で、今回の展覧会のために制作されました。特に陶器の作品は、鍵善良房が昭和の時期に使っていた菓子の型を使用して製作していて、小ぶりなサクラやキクの花がかわいらしく並んでいます。このほか、花をダイナミックに表現した作品も展示されていて、その大きさや黄色い見た目からは力強さが感じられます。展覧会は7月27日まで開かれています。