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京都市上京区にある重要文化財の京都府庁旧本館で、恒例の観桜祭が開かれ、多くの人が桜と名建築の競演を楽しみました。1904年=明治37年に建てられた京都府庁旧本館には、6種類7本の桜が植えられていて、毎年春には中庭を美しく彩ります。円山公園のしだれ桜の孫にあたる祇園しだれ桜はほぼ満開、幕末の京都守護職にちなんだ容保桜は7分咲きといったところで、訪れた人たちは淡く彩られた景色をゆっくりと眺めたり、カメラに収めたりして楽しんでいました。また、旧本館前では採れたて野菜や工芸品などのマルシェがにぎわいを見せたほか、旧府議会議場では弦楽四重奏のコンサートも催され、来場者は名建築に響く美しい音色に耳を傾けていました。観桜祭は4月6日までで、週末を中心にさまざまな催しが予定されています。