埼玉県で行われた全国高校選抜ラグビー大会決勝戦、初優勝を狙う京都成章高校が、神奈川県の桐蔭学園高校と対戦しました。
８大会ぶりに決勝進出を果たした青と黄色の京都成章の前に立ちはだかるのは、１月の全国大会・花園で２連覇を果たした神奈川県の紺のジャージの桐蔭学園です。
開始早々、京都成章は敵陣２２メートルライン付近のラインアウトからのチャンスを得ますが、自らのミスで得点につなげることはできません。
京都成章にとって、桐蔭学園は過去７回、全国大会で敗れている因縁の相手、巧みなキックパスでトライを目指すも相手の堅いディフェンスに阻まれます。
両者ノートライで迎えた前半終了間際、桐蔭学園の強力フォワードが、京都成章ディフェンスを押し切りトライ。
京都成章は１０点ビハインドで前半を終えます。
初優勝に向け、何とか得点したい京都成章ですが、ここぞという場面でミスが出てしまい、トライラインを割ることができません。
対する桐蔭学園は、京都成章ディフェンスの一瞬の隙をつき、追加点をあげます。
点差が開いても諦めない京都成章フィフティーン、全員で襲いかかるピラニアタックルで決死のディフェンスを見せます。
しかし、全国王者・桐蔭学園のフォワード、バックスが一体となったアタックを封じることができず敗れ、悲願の初優勝とはなりませんでした。

【声】京都成章高校　土肥祐斗 ゲームキャプテン
「非常に悔しいです。悔しいです。
自分たちがやろうと言っていたことを、最後の最後までやりきる力をつけないと、冬や秋の京都の決勝では勝てないと思うので、そこを徹底的に磨き上げて勝てるようにしたい」