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京都三大奇祭のひとつで疫病退散を願う「やすらい祭」が、13日、京都市北区の今宮神社で行われました。やすらい祭は、平安時代後期、洛中に流行した疫病を歌や踊りで霊を鎮めて退散し、無病息災を祈願したのが始まりで毎年4月の第2日曜日に行われています。13日は雨の影響で祭礼の行列は中止となりましたが、午後2時から神事が営まれた後、拝殿で「やすらい踊り」の奉納が行われました。「やすらい花や」と囃子が歌い、笛や鉦、太鼓の音が響く中、赤や黒の長い毛を付けた鬼たちは、拝殿を回ったり、跳ねたりして疫病の退散を祈ります。雨が降り、少し肌寒い中、参拝者らは無病息災への祈りを胸に舞いを見つめていました。