ニュース
解剖学者で東京大学名誉教授の養老孟司さんと、マンガ家のちばてつやさんによる対談が京都市中京区で行われました。この対談は養老さんが名誉館長を務める京都国際マンガミュージアムが来年、開館20周年を迎えることを記念して開かれたものです。養老さんとちばさんは1歳違いで親交も深く、まずお互いの関係性に触れた後、話題は、マンガや日本の未来へと移りました。ちばさんは世界情勢を渦に例えて、「日本は渦の非常に際どいところにいる。大きな戦争に巻き込まれないように頑張ってほしい」と語り、養老さんは「地球が動く時期に入っている。南海トラフ地震が起こった場合、日本は果たしてもつのだろうか」と危機感を示しました。2人から送られる現代社会へのメッセージに参加者は熱心に耳を傾けていました。
