1月31日 ラジオカーリポート
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今日は、京都市北区で"椿寺"という愛称で親しまれている
浄土宗『地蔵院』からラジオカーリポートをお届け!地蔵院は、
神亀3年(726年)に聖武天皇の勅願を受けた行基が摂津(現在の大阪)に建立した寺院がはじまり。
天正17年(1589年)に豊臣秀吉によって現在地へ移されました。境内には与謝蕪村の師である俳人 早野巴人(はやのはじん)や、
忠臣蔵で有名な赤穂浪士を支援した商人 天野屋利兵衛(あまのやりへえ)の墓地があります。2021年に実施された「京都検定」2級では、
京都の通称寺に関する問題が出題されていて、"椿寺"についても出題されていました。椿寺の由来は、本堂前にある椿は色とりどりの花びらがはらはらと散ることから、
"五色八重散椿"と呼ばれ、豊臣秀吉が献木したと伝えられています。
現在の木は樹齢約120年の二世。
見頃は3月末から4月始めごろで、桜とともに楽しめます。
『地蔵院』の"椿寺"ように愛称や通称で親しまれている寺院が京都には多くあります。
その寺院が集まってできた「通称寺の会」というものがあり、『地蔵院』は事務局を担当!「通称寺の会」は、
昭和59年(1984年)通称で呼び親しまれた京のお寺が宗派を超えて集まり誕生しました。通称寺のいわれ、ゆかり、庶民信仰、歴史、伝統、伝説等を通じて
京都市民および京都を訪れる人とユニークな心のふれ合いや安らぎに努め、
寺を心の泉としての社会教化と京都文化の振興を図ることが目的。
発行している『通称寺巡拝の栞』に、各寺院独自のシールを集める巡拝できるそうです。「通称寺の会」事務局にもなっている『地蔵院』のお問い合わせ先は、
電話 075-461-1263地蔵院では、もうすぐ椿が見ごろ!
ぜひ、風情を感じに訪れてみては?