「冬の彦根の楽しみ方」
彦根にあったもうひとつのお城、佐和山城。
JR彦根から米原に向かう時、右手の山肌に佐和山城跡と書いた看板が見えてきます。
山頂にある5層の天守には石田三成が居城しており、
関ケ原の合戦後に廃城となり彦根城に移転します。
現在、標高232mの山頂には三角点と石碑が設置されているだけで、
ハイキングコースとなっており、
山頂からは彦根市内はもとより、琵琶湖や比良山系が一望できます。
このハイキング道の入り口が、龍潭寺というお寺の境内の中にあるんです。
このお寺は臨済宗妙心寺派で彦根藩・井伊家の菩提寺。見どころがいっぱいなんです。
① 方丈にある襖絵・・・
森川許六(きょりく)の作品は狩野派の流れをくみ
山水・人物・花鳥・動物など56作品に及んでいます。
② ふだらく庭園・・・
一面の白砂に大小48の石を配した枯山水の庭。
冬の凛とした空気の中で じっと眺めていると心が落ち着き癒されます。
③ 禅宗の始祖といわれる達磨大師にちなんで、大小3000個の達磨さんが祀られており、
ここで今年の開運を祈願しましょう。
④ 鶴亀蓬莱庭園。こちらは佐和山の峰を背景に池を配し、滝をつくった池泉回遊式。
彦根駅から徒歩20分。拝観料400円は値打ちありです。
そして元気があれば 232mの山頂までのミニ登山も楽しんでください。
おみやげは 彦根城のたもとにある創業200年越えの老舗和菓子店「いと重」。
井伊家が藩主だった当時から商品を献上していたお店。
有名なのは白あんを求肥で包んだ「埋もれ木」というお菓子なんですが、
この番組の「うまいもん」では かつて「金亀(きんかめ)・日本酒ケーキ」を紹介しました。
そして いまは和菓子屋がつくる洋菓子が注目。
特に和のレアチーズケーキは、大粒の大納言小豆がたっぷりでおすすめです。